「ホールド・オン」 ウィルソン・フィリップス 1990年

ご存知、ブライアン・ウィルソンの娘たち（カーニー＆ウェンディ）と、ママス&パパスのフィリップス夫妻の娘・チャイナが結成したコーラス・トリオ。彼女たちのデビューシングルであるこの曲が、いきなり大ヒット。1990年のビルボード年間チャートでもNo.1と、大成功を収めた。

①HOLD ON
(C. Phillips/G. Ballard, additional lylics-C. Wilson)
爽やか系ウェスト・コースト・サウンドの完成形と言えそうな、彼女たちの代表曲。傑出したリード・ヴォーカリストが不在だからこそ、の民主的コーラスワークが素晴らしい。親の七光りだけではここまでヒットはしないだろうってくらい、ラジオでも街でもガンガンかかってたなあ。FMエアプレイを存分に意識したミキシングもお見事。

②OVER AND OVER
(Wilson Phillips/G. Ballard)
①に比べるとだいぶ完成度は劣る。

定価930円、中古で100円。
結構みんな美形に撮れてるポートレイト。2004年の再結成時のアルバムジャケットは、もっと美人になってびっくり！（相当修正が必要だったと思うが…）

私と同い年で、当時からちょっと太めだったカーニー・ウィルソンは、ピークでなんと約300 lbs. (=136 kg) あったらしい。いくらブライアンがブクブクだったといってもそこまでの体重はなかっただろう。カーニーは1999年に胃バイパス手術を受け、体重を半分に落とし、お約束どおり（？）PLAYBOY誌に登場した。…やっぱ狂ってるな、アメリカっちゅう国は。