失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「強烈ロマンス」 ミツキヨ 2002年

2009-05-15 | 
清志郎の代表的なふたりユニットを3つ。

左上、坂本龍一との「い・け・な・い ルージュマジック」(1982)7インチ。説明不要の大ヒットシングル。B面「明・る・い・よ」ともども作詞・作曲:忌野清志郎+坂本龍一。これは8cm化されてるけど持ってない。

パーティーをぬけだそう!」忌野清志郎と篠原涼子
EMIとSonyの競作盤。アナログジャケのように見えるが、8cm短冊2枚の裏ジャケを組み合わせると右上のようになる。内容はリンクを。

あれあれ、2回連続で非8cm作品だ。

下、「強烈ロマンス」 ミツキヨ 2002年
及川光博とのユニット「ミツキヨ」唯一のマキシシングル。

①強烈ロマンス
作詞:及川光博、作曲:及川光博&忌野清志郎、編曲:忌野清志郎・KANAME・及川光博・宮川剛
「サティスファクション」チックな、大物感あふれるギターリフが印象的なロックナンバー。線の細い及川ミッチーのあとに出てくると、キヨシローの声の圧倒的な存在感が際立つ。コーラス(クレジットは「cheerful voices」)で松崎ナオが参加。「ミッチー!」って叫んでる声かな。清志郎はハーモニカソロとギターも担当。

②花びらのように
作詞:及川光博、作曲:及川光博&忌野清志郎、編曲:忌野清志郎・KANAME・及川光博・宮川剛
お祭り騒ぎの①に対して、このカップリング曲はしっとり落ち着いた雰囲気で。この対比、よくあるパターンといえばそうだけど、「ルージュマジック」のB面を意識しているんじゃないかな。ミッチーの清志郎に対するリスペクトが前面に出た①より、内省的なこちらのほうが味わい深い。ミッチーの詞もいいし、隠れた名曲と言って差し支えない出来です。清志郎って、誰もが認める個性的なヴォーカリストなのに、コーラスで裏に回っても活きる声だよなあ。清志郎のフルートソロも聴ける。

③強烈ロマンス(This Year's Mix)
remixed by 柚木隆一郎(EL-MALO)

ジャケも「ルージュマジック」を意識してそう。なぜかふたりともリンゴに噛みついてる。




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