失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「つつみ込むように…」MISIA 1998年

2019-02-21 | 


もう2月も後半なのに今頃何言ってんのって話だが。

恒例企画、昨年末の第87回NHK紅白歌合戦ふりかえりで復帰する。

昨年はTwitterに力を注ぎすぎた。
#8cmCD30周年 は結構盛り上がった(自分的に)。
#1988年の8cmCD もたくさん紹介したな…

で紅白。後半テンションがぐいぐい上がっていく傑作回だったんじゃないか。

総合司会:内村光良 桑子真帆
紅組司会:広瀬すず
白組司会:櫻井翔

8cmCD27枚は(かぶりはあるにしても)当ブログ紅白企画では最多。

オープニングは平成紅白メガミックス
「おどるポンポコリン」B.B.クイーンズ
「どんなときも。」槇原敬之
「紅」X
「BOY MEETS GIRL」trf
「ラブリー」小沢健二
「そばかす」JUDY AND MARY
「LOVEマシーン」モーニング娘。(非短冊8cm)
「きよしのズンドコ節」氷川きよし

と8曲の 8cmヒットが数秒ずつ登場。


トップこそ若い衆に人気の三代目だったけど、2番手で8cmネタ登場!

「夜桜お七」坂本冬美

続いて郷ひろみ「GOLDFINGER '99」も8cmモノ。ジャケ違い2種+非売品2枚組の3枚。移動しつつ人々と絡みながら歌い踊る郷。PVではよく見るパターンだけど生で、紅白でキメたのはさすが!

企画コーナーで「WAになっておどろう」
ジャニーズ若手と48/46シリーズ選抜メンバー他が歌った。
オリジナル「ILE AIYE〜WAになって踊ろう〜」AGHARTA とV6によるカヴァーを並べて。
あれ?V6は出なかったんだね。

カオス大賞は天童よしみ。というか武田真治。筋肉体操+SAXって…

前半のハイライト、おげんさんコーナー。
過去2回のおげんさんバンドのベースはハマくん(+細野晴臣)だったので伊賀航の学生服姿に全国の伊賀ファンが萌えた。冬にわかれて『なんにもいらない』は名盤!

中盤、島津亜矢が「時代」を歌い上げる。
中島みゆきのオリジナルとセルフカヴァー、薬師丸ひろ子によるカヴァーの3枚を並べた。
島津亜矢は3年連続カヴァー曲での出演。

北島三郎の分かり易すぎる復帰劇に「サブちゃんもいろいろ大変ねぇ…」とおばちゃん心をくすぐられつつ紅白は終盤へ。

松田聖子「SEIKO DREAM MEDLEY 2018」
「風立ちぬ」「ハートのイアリング」「天国のキッス」「渚のバルコニー」のメドレー。選曲だけ見れば最高なのだが…誰もが指摘するとおり、そんなにキーを下げないと歌えないなら新曲でいいよ。タメすぎ歌唱が治ったのはよかったけれど。

「獣ゆく細道」椎名林檎と宮本浩次
今回のベストパフォーマンス。椎名さん次は誰と組むか。今回の出演者から選ぶとすればISSAかなぁ…
意外性はないけど宇多田ヒカルはあるかも?(カーペンターズカヴァー、宇多田作「二時間だけのバカンス」に続き椎名作品で)

そしてユーミン。別スタジオで「ひこうき雲」を歌い終えて画面から消えるユーミン。舞台袖が映って「あれ、放送事故?」と思わせてNHKホールに颯爽と現れるユーミン!そりゃaikoも号泣するわ。ほぼティン・パン・アレーをバックに「やさしさに包まれたなら」。歌唱はいつもにも増して…だったけど、存在感のみで押し切ったのはさすがと言うべきか。

「アイデア」星野源
ダメドラマの中で、原田知世の鉄矢モノマネとこの主題歌が救いだった。我ながらよく最後まで見続けたと思う。そよ風の扇風機…
ここでも伊賀航ばかり追いかけてしまう現象が。

そしてMISIAはメドレー2曲目にデビューシングルを歌った。



① つつみ込むように… (ORIGINAL MIX)
作詞・作曲:島野聡、編曲:松井寛
ピーンと張り詰めた高音「これは何の音?」と思ったらMISIAの声なのだ。まぁ今はもうみんな知ってるけどこのイントロのインパクトはでかいな。このタイプの歌唱力は今ひとつ趣味ではないが誠実さが伝わる歌いっぷり。1998年は1月(8cmは2月)にこの曲でMISIAがデビュー。同年12月に宇多田ヒカルが「Automatic」でデビューしたジャパニーズR&Bの当たり年。

② Never gonna cry! (ORIGINAL MIX)
作詞:村上義之 & Tai、作曲:松井寛、編曲:松井寛・鷺巣詩郎
こちらはサルソウル感あふれる英語曲。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で54円。
写真右のように「MSA」の部分が上に開く仕掛け。このサインは誰なんだろ?「KING OF DIGGIN'」と言えばMURO?

今年の石川さゆりは布袋寅泰とともに「天城越え」

オーラスはサザン。バンド紹介VTRで「いとしのエリー」「チャコの海岸物語」「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」「TSUNAMI」。
実際に歌ったのは「希望の轍」「勝手にシンドバッド」。「勝手にシンドバッド」でのユーミン、サブちゃんを巻き込んでのお祭り騒ぎは紅白史上に残る名場面であるとともに、自分(50代)が懐メロ世代であることを強烈に意識させられた時間だった。

という無駄に長い記事で復活!
ぼちぼち更新していく見込み。


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2 コメント

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Unknown (いのいの)
2019-02-23 00:22:44
毎年楽しみにしております。
昨年の紅白は流石に面白かったですね。
ユーミンもサザンも平成でなく昭和…云々言われてましたけど、
SMAPも安室奈美恵もいないからまぁ、ああなりますよね。

サインは12インチのリミックスに参加しているMUROでしょうね。
なんで未収録の8cmにサインなのかは謎ですが…
しかも売っている、という(笑)
返信する
Unknown (nakamura8cm)
2019-03-05 10:23:46
なるほどMUROはリミックスしてたんですねー
情報ありがとうございます!
丁寧にサインしたのにハードオフに流れ着いてしまう運命…
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