
共演とユニットはどう違うか、とか細かいことは気にしない。忌野清志郎オフィシャル「地味変」の「UNIT」というページには、RCサクセションやレザー・シャープスのようなまともなバンドに混じって、ライブ一回きりのユニットや家族ユニット、果ては「忌野が頭の中だけで考えたバンド」など、50あまりのユニット名が列挙されている。
1973年といえば、RCの暗黒期。そんな中、日本初のミリオンセラーアルバムとなった井上陽水『氷の世界』に、陽水と清志郎の共作曲2曲が収録された。その大ヒットアルバムの先行シングルを、1989年に8cm化。
①心もよう
作詞・作曲:井上陽水、編曲:星勝
陽水が女性の視点で歌う、遠距離恋愛の困難を描いた作品。70年代フォーク/ニューミュージックのウエットな面が、今聴くとかなり鬱陶しく感じるのは仕方ないか。後年の陽水に見られる軽妙さがまったくないのが辛い。でも、このシングルは大ヒット。
②帰れない二人
作詞・作曲:井上陽水・忌野清志郎、編曲:星勝
『氷の世界』の3曲目。曲はA・Bが清志郎っぽくて、サビは陽水作かなあ、とか思うが、そんなことはどうでもよくなる名曲。ロマンチックなのにどこか乾いた感触は、陽水の持ち味とは違う。レコーディングには清志郎はタッチしていないようだが、YouTubeあたりでふたりのデュエットがいくつか聴ける。
ちなみに①②ともリズムセクションは細野晴臣&林立夫 from TIN PAN ALLEY。「帰れない二人」のギターは高中正義。
定価937円、中古で200円。
この頃はまだトレードマークのサングラスをしていなかった。
そういえば「忌野清志郎 with 井上陽水」名義で2005年にシングル「愛を謳おう」をリリースしているのに、上記オフィシャルの「UNIT」にはなぜか含まれてなかった。
右のアルバムは矢野顕子『はじめてのやのあきこ』(2006)
槇原敬之、小田和正、YUKIなど、豪華ゲストを迎えて過去の曲を再演したアルバム。陽水と歌った「架空の星座」の次に収められているのが清志郎とのデュエット「ひとつだけ」。アッコちゃんのピアノと、キヨシローのハーモニカのみのシンプルな演奏で。5月になって清志郎の声をずーっと聴いているが、じつはいちばんグッときた。アッコちゃんが「あなたの心の 白い扉 ひらく鍵」と歌っていたところを、清志郎は「君の心の 黒い扉~」と歌う。
この矢野顕子の名曲を、清志郎は結構前から歌っていた。1985年最初の「坂本龍一のサウンド・ストリート」で清志郎のソロによる「ひとつだけ」のライブ音源が流された。音質は相当悪くて、途中で教授のボソボソ声も入るという悪条件にもかかわらず、超傑作カヴァーで、録音したテープは宝物になった。もちろん今でも持っているし、先週も聴いて感動していた。おっ!このレア音源をYouTubeにアップしてる人がいるっ!よかったら、聴いてみて。「ひとつだけ」
ちなみに2002年に「イマワノ・アキコ」ってユニットがあったらしい。
1973年といえば、RCの暗黒期。そんな中、日本初のミリオンセラーアルバムとなった井上陽水『氷の世界』に、陽水と清志郎の共作曲2曲が収録された。その大ヒットアルバムの先行シングルを、1989年に8cm化。
①心もよう
作詞・作曲:井上陽水、編曲:星勝
陽水が女性の視点で歌う、遠距離恋愛の困難を描いた作品。70年代フォーク/ニューミュージックのウエットな面が、今聴くとかなり鬱陶しく感じるのは仕方ないか。後年の陽水に見られる軽妙さがまったくないのが辛い。でも、このシングルは大ヒット。
②帰れない二人
作詞・作曲:井上陽水・忌野清志郎、編曲:星勝
『氷の世界』の3曲目。曲はA・Bが清志郎っぽくて、サビは陽水作かなあ、とか思うが、そんなことはどうでもよくなる名曲。ロマンチックなのにどこか乾いた感触は、陽水の持ち味とは違う。レコーディングには清志郎はタッチしていないようだが、YouTubeあたりでふたりのデュエットがいくつか聴ける。
ちなみに①②ともリズムセクションは細野晴臣&林立夫 from TIN PAN ALLEY。「帰れない二人」のギターは高中正義。
定価937円、中古で200円。
この頃はまだトレードマークのサングラスをしていなかった。
そういえば「忌野清志郎 with 井上陽水」名義で2005年にシングル「愛を謳おう」をリリースしているのに、上記オフィシャルの「UNIT」にはなぜか含まれてなかった。
右のアルバムは矢野顕子『はじめてのやのあきこ』(2006)
槇原敬之、小田和正、YUKIなど、豪華ゲストを迎えて過去の曲を再演したアルバム。陽水と歌った「架空の星座」の次に収められているのが清志郎とのデュエット「ひとつだけ」。アッコちゃんのピアノと、キヨシローのハーモニカのみのシンプルな演奏で。5月になって清志郎の声をずーっと聴いているが、じつはいちばんグッときた。アッコちゃんが「あなたの心の 白い扉 ひらく鍵」と歌っていたところを、清志郎は「君の心の 黒い扉~」と歌う。
この矢野顕子の名曲を、清志郎は結構前から歌っていた。1985年最初の「坂本龍一のサウンド・ストリート」で清志郎のソロによる「ひとつだけ」のライブ音源が流された。音質は相当悪くて、途中で教授のボソボソ声も入るという悪条件にもかかわらず、超傑作カヴァーで、録音したテープは宝物になった。もちろん今でも持っているし、先週も聴いて感動していた。おっ!このレア音源をYouTubeにアップしてる人がいるっ!よかったら、聴いてみて。「ひとつだけ」
ちなみに2002年に「イマワノ・アキコ」ってユニットがあったらしい。
音源では「スローバラード」が一番好きかな。先日のNHKの特番連発も見ましたが、やっぱ一番心に残ったな。
5/3の野音のイベントでは細野センセの音頭でアンコールに「幸せハッピー」を出演者全員と観客で合唱しましたが、良い野辺送りになったかも。
あと、mikeさんも男性アーティスト見ていたんだ(笑)
私はRCは末期に一回だけ見ました。『MARVY』のツアーで、素晴らしいステージでした。その後、ソロで何回か。
「幸せハッピー」の詞はスゴイと思います。あれだけシンプルな歌詞を書ける人はなかなかいない。
牧瀬理穂が歌っているなら聴きたかったですが吹き替えか~残念!