失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「SNOW AGAIN」 1997年 「電話/DRAGON」 1998年 森高千里

2006-10-28 | 森高コネクション
日本で一番有名な女性ドラマーかな、やはり。

当ブログ認定8cmクイーン、森高の33~35thシングルを並べてみた。全盛期を過ぎた地味目の盤ではあるが、カップリングが渋い3枚。

左、カタカナの「モリタカチサト」名義の33rd「ミラクルライト」。2曲とも演奏は森高と細野さんのふたりのみ。カップリング曲「ミラクルウーマン」は細野作曲のファンキーな小品で、細野さんのキーボードプレイが聴きどころ。歌はタイトルが繰り返されるだけ。でも「作詞:森高千里」とクレジットされているから正確にはインストではない?今回は裏ジャケを出してみた。

中、ほぼ1ヶ月後にリリースされた34th「SNOW AGAIN」

①SNOW AGAIN
作詞:森高千里、作曲:高橋諭一
上がわりと実験作だったので揺り戻しか、非常にオーソドックスなバラード。絶対何かのタイアップだったはず。ちょっと季節が早かった。

②PA-PA-PAYA
作曲:森高千里
カップリングはアルバム未収録曲。タイトルどおり「パッパッパヤ」を繰り返す森高のコーラス。こっちは作詞のクレジットがないのでインストか。キーボードソロ(高橋諭一)、ギターソロ(瀬戸由紀男)がジャジーでカッコいいっす。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で100円。
黒ずくめのペンギンのような衣装で雪の中に佇む森高。スキー場か。

右、翌年の35th「電話」。

①電話
作詞:森高千里、作曲:高橋諭一
編曲のクレジットがないが、斉藤英夫と並ぶ、森高ライターの高橋諭一がアレンジも担当しているものと思われる。60'sガールグループっぽいメロディ。森高はドラムのほか、アコーディオンも演奏している。

②DRAGON
作曲:森高千里
森高がドラム、ピアニカ&アコーディオン。瀬戸由紀男がギター&ベース、とふたりだけの演奏で成り立っているインスト曲。これがなかなかプログレテイストで興味深い。ドラムループと生ドラムを組み合わせたリズム、不穏な空気を演出する唐突なピアニカなど演奏家・森高の実験的な側面を押し出した作品。プログレっぽい、と感じるのはちょっとカンタベリー派を思わせるギターの音色に負うところが大きい。森高の声が一切入っていないところが本気を感じさせる。当然のようにアルバム未収録。

③①のカラオケ

定価1020円、レンタル落ち50円。
鍵穴から覗いて見た森高とプードル。そうか、緑のシールできたか。

ファンの間ではインスト三部作として知られる、「ミラクルウーマン」「PA-PA-PAYA」「DRAGON」。というのはウソだが、意外と面白いシングル・カップリング3曲。森高のミュージシャン志向を垣間見た。この頃は全部自分でドラム叩いてるんだね。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶり (CFB48)
2016-04-18 19:26:23
この所ウィキペディアの投稿に狂ってましたが今日の午後削除されました[笑]。
真ん中は所有してます。さて、この度の熊本地震は大変でした。私も連日の報道は心痛めました。あなたもそうでしょ?

コメントを投稿