三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

2008/4/8

2008-04-08 23:24:33 | Weblog
いずれの国であろうと、国際空港の職員たるもの、旅行客の安全と安心を第一に心得るべきではないのか。
困窮している旅行者がいれば、ヘルプするのが使命ではないのか。
それが、言葉もままならぬ外国人を陥れ、楽しんでいるかのごとき態度にこの国はいったいどうなっているのかと憤懣やるかたない思いであるが解決にはならない。

ゲート強行突破!!

私は外へと走りだしていた。
心は凍りついていた。
すると、首から身分証をさげてこちらに向かってくる女性職員がいた。
この女性ならば頼りになりそう。そこで、私が彼女に何を言ったか覚えていない。すると彼女は両手を広げて「Oh NO!」。
絶望感に襲われる。
もう駄目かもしれない。
一体どうすればいいのか。
こうなったら逮捕覚悟のゲートでの強行突破しかない。

 最初にゲートインした場所を捜した。
私は走った。走った。100m以上走ったであろうか。
先ほどゲートインした場所へとたどり着いた。
そっと中の様子をのぞく。
白い制服を着た職員が大勢いる。
一人ひとりパスポートをチェックしている。
これでは侵入できない。
突然背後から流暢な日本語。
振り向くと白い制服の航空職員。
強行突破のチャンスを窺っていたものだから「ドキリ!」 
「どうされたのですか?」

挙動不審の私を見て近づいてきたのだ。
ここでも彼に、どう説明したか定かでない。
でも流暢な日本語に安心した。
すると彼は、中の職員を手招きして呼んだ。
そして何か話している。
そして私は中の職員に引き渡された。
そこで再びボディチェックとセンサーを通された。
中には入れた。
ホッとした。

 そこは私たちがいたところである。
ふと妻はと捜すと30mほど離れた所に3人の姿が見えた。
「おおーい!SAYOKO」
「おおーい!SAYOKO」
「おおーい!SAYOKO」と大声で呼ぶが届かない。
彼は、「静かにしろ」と私の叫びを遮る。
「あそこにワイフがいる」と訴えるが聞いてくれない。
大きな柱の前で立ち止まり、今からここで君の写真を撮るという。
私は解放されたわけではなく、まだ彼の支配下にあったのである
(続く)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿