三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

銀杏万歳

2008-10-14 17:36:42 | Weblog
すっかり秋めいてまいりました。
読書の秋、食欲の秋、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
これから柿、栗、梨、葡萄など秋のくだものが、おいしくなってまいります。
我が家では、先日、庭のギンナン落としをしました。
毎年大量のギンナンが実ります。
竹ざおで落とし、宝満川まで運び、流れる水の中で、長靴で皮を落とします。
いやな腐敗臭もしません。
日当たりの良いと処に、ゴザいっぱいに広げて干します。
収穫したばかりのギンナンを、早速ビールのつまみに焼いて食べました。
皮を割るとサファイア色した宝石のようなきれいな実が現れます。
ほくほくして、とてもおいしいです。
ビールとギンナンで、初秋の夕べとしました。

銀杏の木は、1億5千年の太古の昔から生息しているとのこと。
昔から銀杏の実は、滋養、強壮の食べ物でしたが、気管支喘息、気管支炎の咳止めとしても有名です。
最近、それ以外にも、特に、高齢者に対して、多岐にわたり薬効がある事が知られるようになりました。
ギンナンを食べると、脳や、全身の血管を拡張させることから、動脈硬化を改善し、高血圧を正常化させる事が判明してきたそうです。
また、ギンナンの実には、たんぱく質がたくさん含まれていますので、前立腺肥大や冷え性の高齢者は、体が温まり、夜中の頻尿が抑えられるとのこと。
そのような人には夕食後、ギンナンを食べさせると良いそうです。
さらには、アルツハイマー型痴呆症の予防に有効である事が最近判明したとのこと。
銀杏の実が、このようにいろいろな老人病へ画期的な治療効果があることがわかり、10年ほど前、国家検定の上で、銀杏の薬効が認められたそうです。(この項=南日本新聞による)
また元気が出る成分があることから、昔から男性は、精力増進の食べ物として、重宝していたそうですが、子供に多く食べさせると、元気が出すぎて痙攣を起こしたりしますので注意が必要です。
昔の人は、年の数だけ食べるようにと言っていました。

このように考えてくると、
高齢大国日本にとっては、高齢者の健康の源として、全国各地に「銀杏植樹運動」を展開すべきです。
そして、高齢者には毎日、ギンナンを年の数だけ食べてもらうのです。
すると、介護施設では、恋の花が咲き乱れ、子供が生まれるかもしれません。
こうなったら、ギンナン万歳です。

また、高齢者医療費や介護保険費用節減の救世主となること必定。
日本政府にとっても、ギンナン万歳です。