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憲法を活かし、自然エネルギーで核原発廃止

2013-06-23 17:22:26 | 日記
朝日新聞記者、ジャーナリスト、伊藤千尋さんの講演   (於)越谷中央公民館
「ダマサレナイ私になる」を聞く  「越谷9条の会」   ’13.6.22 (土)
伊藤さんの張りのある元気なわかりやすい話しぶりに圧倒された。演説台の前にマイクを持って立ち身振り手振りを入れて1時間半を全く飽きさせないのだ。これは数10年に渡る特派員記者生活での具体的な取材による豊富な内容に裏打ちされたものだからだ。
(講演要旨)スペインのカナリヤ諸島の小さな島、シルデに日本国憲法9条の記念碑がある。これはそこの市長さんが都市計画でできた空き地に平和のシンボルとして「日本9条」をと思い立ち「第9の歓喜の歌」での幕開けとのこと。
日本ではこの記念碑が6か所ある。沖縄に2個そして広島長崎と。
憲法は政府が率先して国民のために守らねばならない基本のものだ。今政府がそれを一部の人のために勝手に変えようとしている。
軍隊、基地のない国として率先している国が増えつつある。基地を返上したフイリッピン、軍隊を持たなことにしたコスタリカなどでその成果が表れている。
「隣の国が攻めてきたらどうするの?」とコスタリカの若者高校生に聞くと、彼らはキチンと答える。「私たちは周りの国に呼びかけて、紛争が起きたら武器を捨て、話し合いでと提案し実行してきた。この方法で更に推し進めてゆく。軍隊は金がかかる。この金を文化生活のために使う。そのことで雇用も生まれる。」と。
日本は尖閣諸島で中国と争いになっている。確かに中国政府と一部の中国国民は「エスカレート」している。でも、ちょっと冷静に周りの国とのことも見てみると、中国は日本だけと領海問題になっているのでないのだ。ソ連とも問題になっていたが話し合いで解決した。
そして中国の国民のレベルでみると、中国の地震災害での日本救援隊の行動は、戦争時のそれと反対に好感を持たれた。日本人は救援で被災での死者の扱いでは、必ず手袋をはずして合唱瞑目して丁寧に死者を扱ったことが心を通わせたのだ。だから双方でこの島に近づかない様にして、武器を持たずに、話し合いを持つことだ。石原さんとかを近づけないように、中国も過激派を排除して落としどころを検討するのだ。
原発は危険であり未開発のもので、核兵器の元にもなる。ドイツはいち早くこのことに気づいて、物理学者であるメルケルは各原発廃止を決めた。そして風車と地熱と太陽光での発電に切り替えた。このことでまた雇用をも生み出した。
日本は原発しないと電気が足りないといっているがそんなことは全くない。今動いているのは2基だけだ。
日本ほど資源に恵まれている国はない。石油はないかもしれんが、海に囲まれ水が豊富、外国では水の価格がなんとも高い。富士山の麓の自衛隊の演習場に地熱を開発して、銭湯を作ればいいのだ。現にヨーロッパでは実現している。ひまわりでの油、天ぷら油で自動車も動く。 学校での、水俣市の「汚い街」の言葉が母の耳に入り、奮起した親たちの活動が今、エメラルドグリーンの海に変えた。(ゴミの分別12種類)




以下、レジュメ

憲法を生かして、原発も基地もない世界が実現できるのだ。

1. 世界から原発が消えている
・福島の子供は今           
・自然エネルギーに転換したドイツ  憲法で原発を禁止したオーストリア
  ・日本も地熱発電で原発20基分の電力

2. 世界から基地も消えている
・原発茂吉もなくしたフィリッピンのピープルパワー
・憲法で米軍基地を追い出した南米エクアドル
・世界にはばたく平和の折鶴

 3.活憲法の時代―憲法の活用
   ・コスタリカ ―憲法活用平和立国
   兵士の数だけ教師を作る
   小学生も違憲訴訟 サッカーでのボールひろいで川に落ちたのは?
   男女平等法律で実現
   尖閣諸島も対話で解決
   ペアテ・シロタサンと憲法の女性の権利

4. 日本も変わっている
・10年で自然エネルギーの町を実現した高知県梼原町 
無い物ねだりでなく、ある物利用の発想へ(売電2千万円、省エネ補助20万
・最低の郊外都市から最高の環境都市へー熊本水俣市
・首相官邸前の金曜デモ  変わる若者たち
5. 社会を変えるには
1人に女性が米国を変えた -バーバラ・リー議員
 9.11テロ での大統領権限強化に初めは1人での反対が、「憲法は
国民が作るもので国民のために使う」の原則主張が勝。

  *伊藤千尋さんへの講演依頼、本の注文は「君の星は輝いている会」
  Tel 03-5802-3121 fax 03-5802-3124 kiminohosi@cine-front.co.jp




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