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3,11東北大震災1周年、マスコミを思う

2012-03-12 16:59:29 | 日記
東北大震災1周年前後のマスコミ
1,NHKでも3,11の1週間前くらいから「特番」とのお知らせテロップが頻繁に流れた。そのこともあり「原発マネー」調査報告が心に残った。原発設置当時、今から30~40年前当時、町村は過疎化対策に必要悪(?)との感じも持ちながらも導入に踏み切った。そのときの交付金は正に天からの恵みだったとのこと。
そして「箱物施設」がなんと、今では収支赤字の迷惑施設、金食い施設になっているのだ。又当時の反対者を抑えるために陰に陽に金が町の実力者や研究財団に注がれたとのこと。こうして原発安全神話が形成されて俗に言う「原発利益共同体」の形成だ。そして今、地震事故を受けて1年が経った。
事故の処理は依然進まず不安定な状態で、なんと最終処理までにはこれから40年の歳月を要するとのこと。そして今、正に処理のそのときに、その町村は自らの町や村の存続に命がけ命運を掛けて「原発産廃瓦礫処分置き場」を誘致に已む無きに至り、その財源に頼ることの決定にいたったとの村がある。
これこそ国の政策の無策といわずして何をいわんかだ。マスコミの中での右往左往せざるを得ない庶民を良いことに先の見通しも怪しげな言説を発し、一部の小賢しい人達が、ここぞといわんばかりに我田引水を謀る図がまざまざと浮かぶのだ。
 そんな中でのNHKラジオでの、「’09の中越地震のボランテェヤで新潟の十日町の池上に行った女学生さん(坂下あかねさん)がそこで農業をすることに意を決したとのこと。」又、「東北大震災で陸前高田に行った学生さん、三井俊介さんもその地で起業をするとのこと。」などのインタビューは未来のシンボルとして心に残る。この方向にこそ日本の道を見出したい。(世界へ、技術の開発などをないがしろにすることではない。現実と真実を表現した川柳があった。「 就職難一次産業が待っている」)
2,強かな遠謀
 11日の朝日TV の「トモダチ作戦」は、ほのぼのとした人間のつながりを起こさせてくれた内容になっている。海兵隊の女性パイロットがなんとも魅力的だ。―――何の疑問も持たなければのことだが?
これは米軍、海兵隊の隊員カメラマン記者が撮った映像をもとに構成されているものだ。
何で軍艦の海兵、陸戦部隊でなければならんのか?災害救援隊は組織されてないのか?あの軍隊の象徴の迷彩服が必要なのか?確かにその軍艦には大砲やミサイル、そしてヘリコプターには機関砲は着けてないのかもしれないが?あの大仰な軍隊組織はどう見ても救援目的に対しては見合わないと思えるが?TV仕立ての救援作戦を見ていると、米軍は弱者正義の味方で軍隊の信頼感抜群だ。これは自然に自衛隊、軍隊容認の方向への導きになること受けあいだ。
 この番組とは違うが、作家の辺見庸さんが「赤旗」でこのことを指摘していた。
 そういえば1週間前かどこかの新聞だかの世論調査で憲法9条、軍隊容認に関しての世論調査で80~90%だとの報告を載せていたと記憶している。
3,報道機関
 そして福島原発の問題で、各地で反原発集会があった。赤旗の報道では全国で90万人以上が反原発の意思表示をしたが一般マスコミ報道はゼロに近いのだ。経済的、夏場のこと、世界の燃料時事情からすると原発は必要で、技術的確保は慎重になされるので心配無用、問題は住民意識だとの内容で、原発再開後押しの図になっている。又これとリンクする形で橋下大阪市長の「強力手腕」がもてはやされている。政治の進展には「力」だといわんばかりに、今までの懸案事項には選挙で勝てば良いのだとの手法で国民に迫ってきている。
 このことに関連して、14年続いた愛川欣也氏の「討論番組」が終了したが、橋本手法の基本権封じ、自由束縛には断固反対の表明は心強い。氏はインターネット放送で内容を続けてゆくとのこと。(先のトモダチ作戦の番組も朝日系とのことが気になる?)
4,基本のこと 
 私の生誕地は新潟だ。農業、雪国の代表県だ。昔は冬場は出稼ぎだった。新規産業も起きたが、大方はやはり外国へ行ってしまった。本当に生活が難しい状況にある。これは東北大震災を受けて、今は建設関連の臨時労働はあるが先々を見通した労働経済が成り立たない人たちと全く共通の状況ともみられるのである。
震災を機に「絆」「ボランテェヤ」が注目だが、この考えは今に始まったことではない。最近こそプライバシーなどが強調されたりしてその裏にまわった感があるが、結、援助、共同、団結などは忘れならないもので、自己責任、自助努力、能力、無理強いの合理化などと対置しているものである。歴史に学ぶべきものを再認識して未来に結び進めよう。
最後に、注目の社会保障一体改革と消費税について、身を削って、平等な負担というが、眉唾の内容としかみられない。
社会的負担は応能主義を基本とすること、そして乏しきは憂えず等しからざるを憂えるものだ。努力成果に対しての平等論が根強いが、生存基本権確保を根底にが原則だ。(国会状況の一コマを川柳で、の紹介「棒読みもできずにコーヒータイム取り」

マスコミの報道はどうなっているのか?

2012-03-02 14:02:52 | 日記
Y紙、相も変わらず「要約」程度の記事を「詳報」と
国会では集中審議が行われた。各党それぞれ、工夫をこらしての質問が繰り広げられたが、内容的にはいまいちの感がある。何となれば民主党提案の「一体改革」の内容にそうもので基本的違いのない、意見の応酬に見えた。方やいかに審議に引き込むか、そして違いをアピールして逃げ切るかに汲々の感じでした。しかしやはり「日本共産党」は違いました。基本的違いを明確にして論理にかなった質問をしていたのが光ります。「小選挙区制」での国民意見の反映が逆転すること、財源問題ではダム、道路、鉄道と止めるとのことを結局復活している。消費税では経済的弱者に負担が大きいこと、社会保障が削られることなど、とても「一体改革」などでなく「一体改悪」としかとれないとの追求でした。しかしこれらの報道はされていませんでした。
垂れ流しのマスコミをいかに選ぶかの時代になったと痛感。改めて「赤旗」の「マスコミ」としての位置がクローズアップされている。