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8.10首相官邸前行動参加

2012-08-11 20:59:43 | 日記
8.10(金)原発廃止、消費税増税反対官邸前行動参加

17時過ぎ勤務先を出て半蔵門堀沿いに国会に向かう。国立劇場、最高裁脇を通って民主党本部ビルに着く。
右翼の街宣車が、スピーカボリュームを一杯にしてわめき声で流してゆく。ここからは機動隊員の数がぐっと増える。日ごろの倍ぐらいは居るのかと思える。確かに仕事柄とはいえ長靴長袖で正装は暑いだろうと、お気の毒の感じ。国会図書館の脇を通って国会裏の脇に出る。メトロ永田町駅からもリュック姿の人たちが見える。
 交差点のあちこちに警察官が目に付く、横断歩道にはバリケードが置かれている。ちょっとまごついていたら早速、警察が「官邸集会参加ですか」と聞いてきた。そのままハイと言うのも気が引けるから、「真っ直ぐ向こうに行きたい」といったら、官邸の前にはこちらからは行けません。行くにはぐるっと憲政会館側を回ってください。このまま行っても規制指示されます。」との事だ。「何、そんなに遠回りするの?ただ通るだけなのに、ちょっとおかしいじゃないか」警察の言うとおりにするのもいやなので、裏側の日枝神社側から行くことにする。
 裏小路道はさすがに人は少ない、が要所の角にはバリケードを置いて警察が立っている。裏から官邸に行く道にも警察が交通規制に看板を立てて見張っている。ここもだめかと思ったが何人かの人が先に行くではないか、私も続こうと思って看板の脇を通ろうとしたらやはり警察が聞いてきた。「どちらへですか?官邸へは行かれません、右へ行くことになりますが?」。「何で行けないの?ここもだめなの」。などと話していたら脇を通る人から「行けるよ」と声がかかった。そして一言二言警察に何か言っていた。私はどうしょうか迷った。「いいや」と、もう少し遠回りすることにした。脇の人と一緒に歩いた。彼は「私は、毎回来ているのです。だから大体分かっているのですが、ああいう警察は黙っていたらダメなんで、抗議の意味で、文句いってやんないと、彼らは上から指示されていて、あれこれ言って、少しでも参加者を減らせれば良い、自由に歩かせないようになどとしていることだからな」などと解説してくれた。なるほどと、なんとなく納得した。
 大回りしたが官邸の通りに出た。しかしやはりここは更に厳しく規制されている。きちんとした要件のない人は通行禁止だ。更に脇道を行くことにした。そして官邸前行動の列に合同した。それは霞ヶ関駅からの列だ。
 向こうに議事堂が見える。道路の端は機動隊の護送車が隙間なく並んでいて、横断歩道のところだけが開いている。向こう側は通行禁止になっているのだろう、警察官だけが行き来している。ただ「ファミリーコーナー」の看板だけが見えた。
 老若男女、子供連れの大集団行列だ。夫々にプラカードやウチワ、幟旗などを持って、メガホンの人が発声する、それに合わせてシュプレヒコールだ。そしてウチワ太鼓やタンバリン、カスタネットが調子を合わせる。若い女性が腰のボンゴに合わせて足踏み、リズムを取って腰を振っているのが印象的だ。駅から来る途中で配っていた白い風船があちこちの頭の上でふわーふわーと風になびいている。
 官邸前、スピーチステージにはいつになったら着けるのか心配になってきた。列に入って早や1時間半になるが、茱実坂付近で200m位進行したかどうかだ。予定は18時から20時だが、全く見通しが立たない状態だ。
 私は少々予定もあるので、この辺でと決心した。調度、国会議事堂前駅だ。
 ここの、この人たちのエネルギーは正に真剣で、心の中からの意思表示だと実感するのみである。
マスコミでは、この種の記事に関してのものは少しは出るがほんとに注意してないと分からないくらいだ。
 今日は又、消費税増税の社会保障一体改革と言う、問題を含んだ法律がネジレ国会ではあるが、お互いけなしあいながらもこの時ばかりは手を繋ぐという滑稽を演じながらの賛成多数で決定した。これも選挙での民意の反映が正当でない中でのことのようで、つまり民意と議員のネジレ選挙制度問題が根底にある。
 今の、この官邸前行動のような集団を、衆愚の集団などと揶揄批判する人々も居ることも事実だが、こうして自らの生活体験や感受性を下に、目、耳、口の体感をフルに使って、自らで物事を判断することの大切さを改めて思うのです。
追記、調度翌日のTVでTBSの6時からの番組で、「官邸前行動」を取り上げていた。まさしく私がいた場所での映像なのでよく見たが、少ないチャンスの中、よく取り上げてくれたとの思いがした。更にマスコミの関心を願いたいものだが? やはりインターネット、ツイッターに思いを馳せよう。