ニュースの内容もさることながら、この時期のこのようなスクープが出る事にも驚きを禁じえません。
内容は、1978年に靖国神社に合祀されることになった「A級戦犯」について、昭和天皇が不快感を表し、以降靖国には参拝しなくなったというもの。
情報元は元宮内庁長官富田朝彦氏(故人)のメモで、日経新聞がスクープしました。小泉首相最後の公式参拝前で、「A級戦犯」として服役の過去がある岸元首相の孫、安部官房長官が時期総裁として有力視される中での、このタイミングでのスクープには何か意図的なものを感じざるを得ません。
かつて昭和天皇は戦争責任を一切合切引き受けるという意思表明を行なっていましたので、今回のコメントについてはちょっと違和感を覚えました。昭和天皇自身が闘病生活の中で語ったこととされているため、語られた状況や内容の真偽について冷静に今後の報道を見守ろうと思います。