数え日や句会に八度慣れぬまま

数え日や句会に八度慣れぬまま

　　五月から指折り数えると8回の句会に参加してきました。
　　ひとつ気になるいやなこと。字が下手なのが苦になります。
　　短冊に書く自分の字、清記用紙に書かねばならぬ自分の字。
　　先日バスで一緒になった近所の書道塾の先生に軽く相談したら、
　　「なぞり書き練習帳」というものを勧められました。
　　「大人が学ぶ小学校の漢字」という練習帳を1500円もしましたが買いました。
　　2週間ほど経過しましたが、まだ一文字もなぞっていないのです。嗚呼・・・。
　　

三連休これで終えたき煤払

　　天皇誕生日に連なる3連休がありましたね。
　　かみさんも休みに入ったので頑張って大掃除しました。
　　29日からの年末にはもういいよね・・・という句です。


年詰まる送別の宴賑やかに

　　押し迫った27日、課長はじめ二人の送別会兼忘年会やりました。
　　ここぞという時に張り切るＨ君の演出もあって盛り上がりを見せました。　　

年忘酔つて手前で降りにけり

　　やや飲みすぎました。
　　電車の中で居眠りをしていて飛び降りたら降りる駅のひとつ前でした。嗚呼・・・。

二次会に出ることなかれ年忘

　　原因は二次会のカラオケまでうかうかと行ってしまったこと。
　　元気のいい課長のパフォーマンスをぞんぶんに鑑賞しましたが、
　　自分の出番はなく、というより、ひたすら固辞をして、
　　なんか不完全燃焼で電車に乗り・・・。嗚呼。


古鞄手放せぬまま年の暮

　　使い勝手が良いので長年愛用している古鞄。
　　航空会社のギブアウエイで実はひょんなことで、三つ持っていました。
　　一つは使いつぶし、一つは人にやり、最後のひとつを大事に使っています。
　　黒だから汚れは目立たないものの、よく見るとだいぶ草臥れてきました。
　　

仕事納終えて安らぐ赤い顔

地下街に唱歌流れて年の暮

地下街は仕事納の人の波

　　送別会のあくる日が仕事納めでした。
　　自分は前日しこたまだったので納会はスキップし、
　　1人地下街をぶらついて、
　　世間の皆様の表情などをのんびり観察してから帰りました。

　　ちなみに、俳句では送り仮名を省いて「年忘」「仕事納」と書くようです。


一夜明けさて年用意気合入れ

　　気合いを入れてまずは年賀状を書かなくては！というところです。
　　ちょっと意味合いが違っているようですが。

インクカートリッジのかほどにするや小晦日（こつごもり・難読！）

　　近所の量販店へ行ってワンセット買いましたが、あんまりに高くてうんざりします。
　　陰謀もここまで来ると何をかいわんやです。
　　純正を使わないと酷い目にあうぞという脅迫文までついとるし。嗚呼。

年内に賀状書き終へほつとせり

穏やかに暮れて明けゆく去年今年

　　年賀状は何とか30日夜に投函。
　　例年のことですが、元旦に届くはずもなく、いいところせいぜい3日ですね。
　　でも区切りはついて新年を迎えられました。

　　どちら様も旧年中はつたないブログをお読みいただき有難うございました。
　　本年も宜しくお願い申し上げます。