親燕低き天井すれすれに

2014年06月30日 | 俳句
6/23(月)
薄皮のやうやく取れしアガパンサス

薄皮をやうやく脱ぎし梅雨の花

  アガパンサスという名前は覚えにくくて、
  アマランサスになったり、アバカンサスになったりしますが、
  ネットで確かめたらアガパンサスが正解でした。
  どこかで一株もらった花が、なにも手入れをしないのに、
  十年以上にわたって毎年この時期に見事に開花します。
  
  アガパンサスは梅雨の雨が好きらしく、
  今年はあまり降らないせいか薄皮をかぶったまま
  じっと我慢しているようでしたが、薄皮が剥がれ初めて一週間、
  一昨日の雨でようやく一斉に花開き、うすい青色が庭を彩っています。


夕焼を見れば一句を作りたし


今日は晴れ明日はどうなる梅雨晴間


6/25(水)
鳥取のずしりと重き西瓜着く


鳥取の西瓜畑にごろんとす


切り分けてその後冷やす大西瓜


姉妹仲良くて西瓜を食みしこと



6/30(月)
夏燕こんなところに巣を作り


駅通路半ばあたりの燕の巣


親燕低き天井すれすれに


親燕南口より飛び来る


三つ四つ頭の丸き燕の子


まだ飛べぬ頭の丸き子燕や

  明日の朝、ケータイで証拠の写真をとってこよう♪
  ひょっとしたら中日新聞の春日井版ぐらいに出てるかもしれません。




水色の線香花火アガパンサス


空間を自在に使ふアガパンサス


いつもなら濡れそぼち咲くアガパンサス


アガパンサス光の中に広がりぬ

  アガパンサスの句がいっぱい出来ましたが、
  アガパンサスでは歳時記に載ってないんだな・・・。
  勝手に季語に昇格させました。しかもやむを得ず、字余り。

  ちなみに、こちらがアマランサスだそうです。



  アマランサスは南米原産のハゲイトウの仲間、ヒユ科、ヒユ属の一年草。
  ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」とありました。。



酒飲まず一人居酒屋梅雨の夕

  最後はちょっと寂しい句となりました・・・。

2 コメント

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いい色ですねアガパンサス (yykic)
2014-07-01 06:30:11
花の時期は庭が愉しいですね。
でも四季が薄れつつあることは寂しい気がします。

夏が来て燕よたかくたかく飛べ
夏雲に竜の鱗が綺羅と飛び
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巣立ちました♪ (gouza)
2014-07-01 20:32:29
今朝は人目を気にしながらでも巣の画像を取ろうと、
勇んで駅に着いたのですが、
ツバメの巣、丸い頭はどこへやら、何と空っぽ!でした!

祝福♪ですが、空っぽの巣はやっぱりさみしいものです。
床の糞だけが子燕のいた痕跡です。

~燕の巣今朝は蛻の殻となる~
 ※こんな字を書くんですね!(もぬけのから)

ところで、我がスワローズへのご声援ありがとうございます。
残念ながら今日も投壊!です・・・。
一回に7点、四回に5点と、ガツン、ガツン、グシャ!
竜殿、燕の分まで頑張って下され--------。
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