誰かを攻撃して楽しむ
人は誰しもそういう部分を持っている
だから自分が攻撃されないように、相手の攻撃性を摘む
気づかれないように
自分に従うように
正しいのはお前じゃない
お前は間違っている
そうやって少しずつ腐食させ
その違和感によって心が消えていく
目の前にあるのに見えないんだよ
その人はそう言っていた
夕暮れ時
まだ薄暗さに目が慣れていないように
目の前にあっても見落とす時がある
自分がされて嫌なことを
相手には今までずっと平気でしてきたくせに
自分はこんなに嫌な気持ちになるとか言ってくる
たった一回で
傷ついたとか言ってくる
こっちはまたか、で何度も何度も何度も何度も流してきた
もはや期待してない
そうゆうこと平気でできる人だって思ってきた
だからそれでいいんだと思ってたけど
だけど自分がされるのは嫌なんだね
なんかもう
黒く染まっていく
どんどんどんどん黒くなっていく
ほんとにもう関わりたくない
人を嫌な気持ちにさせる天才かよ
偉そうに着飾ってるだけで、なんの思いやりもない
人をコマとしか思ってない
自分の体調不良の時は気遣え
無理して頑張ってますよアピール
だから人が体調不良の時も無理しろ
しかもそれでも助けてるつもり
気遣いの言葉のひとつもない
は？
何様なの？
相手を写す鏡だとか言っておきながら
自分は平気で、話したくない、嫌いだ、とか言う
本当にどの口が言ってんだと思う
自分は気遣える人間だとか思ってるんだろうな
偉そうに好き勝手振る舞って
相手の気持ちを汲み取ろうともしない
独裁者以外の何者でもない
どんだけ崇め奉ればいいんだよ
そういうことしてくれる人だけ集めて一生埋もれてろ
ほんとにそういう所嫌い
こちらには求めてくるくせに
自分は平気でそういうことしてくる
わざとやっているのもすごく嫌い
前からずっとそう
わかっているくせに知らんぷり
もう本当に嫌だ
いつも自分都合
いつも自分が正しい
いつも自分に従え
できていないお前が悪い
ついてこれないお前が悪い
何もかもお前が悪い
ずっと首輪で繋がれているみたい
もう本当に無理
できるだけ関わりたくない
何を言われるのか怖い
褒められても嬉しいと思えない
ものすごく相談しづらい
確かに人間が苦手で
話すことは好きじゃない
けど、全員というわけではない
多いから少ないかでいうと多い
だけど、全員というわけではない
そういうことだったんだ
急に話せなくなる時がある
他の人だと話せるのに
その人だけは話せない
頭が真っ黒になって
真っ白じゃなく真っ黒になる
どれだけ準備しても
水に墨汁を落としたかのように言葉が消えていく
信用してないからだった
信用できなくなったから
信用してた時は、何を言われても受け入れることができた
確かにその通りだったから
だけど今は
同じことを言われたとしても入ってこない
言葉も態度も感情も
信じられない
何か特別なことがあったわけじゃない
ただずっと放ったらかしで
限界が来て助けを求めても
定型文みたいな返答だけで
ああ、この人は本当に関心がないんだな
近くのものしか見えてないんだな
助けると言うのも口だけだったんだなって
信じられなくなることが
こんなにも辛いなんて知らなかった
信じられない自分が嫌だし
信じられないのは自分のせい
だけど
何もかもがそこにつながる
ちょっとずつ溜まっていった小さな小さな良かったことが
ほんの些細なことで、シュンと消える音がした
相手は全くそんな気がない言動でも
一瞬で消えてなくなる
そしてその後はどんどん沈んでいく
プラスになるのはあんなに時間がかかるのに
マイナスになるのは一瞬
自分の中で何かが消えた
いよいよクビか
まぁ実際には辞める方向に持っていかれるんだろうけど
今までもそうやってみんな辞めていった
気づけばわたしが一番長くいたけど
結局自分から言い出せなかったな
覚悟を決めたら誰かが辞め
言い出そうとしたら誰かが消え
この数年、すべてが目に見えて崩れた
離職率約50%
あれだけ数字にこだわる人たちが
誰もそれには触れない
本当に気づいていないのか
気づいているけど気づかないふりをしているのか
頑張れば何とかなると思っているのか
枠の中にいると見えない部分もある
外の人は明らかにおかしいって笑っても
それが普通になっていた
わたしがダメだから
わたしが間違ってるから
ずっとそう思ってた
いや、違うか
どこかで危険信号が灯っても見えないふりしてたから壊れて腐った
どこで間違えたのかな
ま、とりあえず行ってきます
結局
何をやるかではなく誰がやるか
同じことをしても評価は違う
信頼やステレオタイプや好き嫌い
それを覆すのは難しい
何を言っても
何をしても
毎回否定されて終わり
その繰り返し
もう価値が上がることはない
終わらせる勇気もない
