すごいよな
思ってもないことを人前で平然と言うって
ああ、あれか
そもそもテリトリーにすら入っていないってことか
考えるな、感じろ
と言われても、相手の敵意を感じてしまって
結局考えてしまう
あー、わたしのこと言ってんだろうな、と思うと
もうどんどん奥底に沈んでいって
もっと相手の気持ちを考えろよって
まだ言われてもないことまで想像して
やっぱりわたしは必要とされていないんだって
同じ行き先にたどり着く
そんなことを考えていたらお腹が痛くなって
今日はもう眠れそうにない
いや、違うんだ
最悪の事態を想像しておかないと
不意打ちで自分の欠点を指摘されたときに
衝撃と絶望で打ちのめされるから
だから予防線を張ってるんだ
だけど結局、その予防線でやられてる
何をやったって、どうせ怒られるし
何を言ったって、どうせ伝わらない
だから予防線を張ったところで意味はないし
ただ自分を苦しめているだけ
振り回されている自分が情けない
どんなにキツくても
心も体もボロボロでも
全部わたし自身のせい
わたしが全部悪い
だから何も言えない
口が裂けても言えない
朽ちるまで一生苦しむしかない
苦しみから逃れることもできない
辞める理由はいくつもあって
どれが一番無難か探している
どれを告げたところで、本当の理由じゃないってバレるけど
だけど、本音だけは絶対に言ってやらない
ってそう決めている