椎名がずっと“シーナ”に聞こえたのはやっぱり・・・。
見てきました。「アヒルと鴨のコインロッカー」。
いやぁ、思ってた以上に原作に忠実で。
台詞のひとつひとつが、ああ、あったなぁ・・という感じで。
映画なのに映画っぽくない。
とある人たちの小さな物語を覗き込んだかのような。
でもやっぱり違いもあったよ。
映画ではそれぞれの死がひとつの出来事として描かれていたというか。
原作では“語られる”というくらいだったから。
そういったシーンがあるとは思ってなかった。
あとはアパート。
新築じゃん!(笑)
もっと古ぼけたアパートかと思ってたけど。
まぁ、わたしが勝手に思い込んでただけなんだけどさっ。
でも少なくとも数年は経ってるはずだよね。
そしてこの映画で、ずっと引っかかってた“隣の隣”の意味をようやく納得。
本の中ではえっ?ええっ??という感じだったけど、なるほど・・と。
そして最後の神さまを閉じ込める意味も。
これかなり重要な意味を持ってたんだね。
実はよくわかってなくって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そうだよね。やっぱり椎名もそうだよね。うんうん。
それから印象的だったのは、河崎(でいいのかな?)の笑顔。
コトを片付けて、向こうから駆けてくる椎名を車の中で待ってるときのあの笑顔。
終わったという安堵とも馬鹿馬鹿しいと自嘲するようにも見える。
複雑な思いのこもったあの笑い。
あのシーンは二回あるんだけど、一度目と二度目じゃ全然違った印象を残すんだよな。
言わずもがな、二度目は切ない。切なすぎる。
最後に言えることはただひとつ。
この映画を見終わった後、誰もが「風に吹かれて」を口ずさんでしまう・・だろう。