なごやか けったましーん  blog

ながやかPORSCHE 964 の日々状況を綴ってまいりましたが・・。since2008.04.01

北アルプスど真ん中 3泊4日テント泊 60kmの旅 3日目4日目

2019年08月17日 15時02分13秒 | ハイキング・登山

連日好天が続きます。

日焼け止めを塗り忘れた 肘から上10cmが日焼けで痛いです。

ザックを背負うときに擦れてしまい

ザックを下ろしたりするのが嫌になります。

3日目と4日目の行程。

3日目

双六小屋キャンプ場からまずは南岳小屋キャンプ場まで。

本来の計画は 

4日目に

南岳から大キレットを通り 北穂高まで行く予定でしたが

南岳側から北穂高岳方面 やせた尾根を通り 絶壁を登った左のピークが北穂です。右は涸沢岳、奥穂高岳)

テント泊装備を担いできて 足に疲れがたまり

普通のところでもつまずいたりするようになっていたので

滑落の危険もあり今回は断念しました。


 

午前3時半起床して出発準備をします。

朝露でべとべとになったテントは重くて収納しにくいです。

出発後 テント場を見下ろします。お盆休みど真ん中なので広いテント場もいっぱいです。

樅沢岳手前で日の出を迎えてしまいました。

樅沢岳頂上付近に槍ヶ岳方面展望の良い場所があるので 寄ってみます。

秋ごろには槍ヶ岳付近からご来光が拝める眺めのいい場所でしょうね。

樅沢岳を過ぎると 西鎌尾根を槍ヶ岳に向けて歩きます。

裏銀座ルートの後半部分に当たります。

一昨年表銀座ルートを歩いた時よりも後半部分で槍ヶ岳が正面に見えて楽しい尾根歩きになりました。

振り返ると1日目に登ってきた 笠ヶ岳方面 小池新道と鏡平小屋の赤い屋根が見られます。

 

穂高の山並みの奥には 焼岳 乗鞍岳 

焼岳なんて上高地から見るとすごく大きいんですが

ずいぶん奥地にいるなぁと感じます。

 

槍ヶ岳もすぐそば。千丈乗越までやってきました。

振り返ると 昨日歩いた 双六岳 三俣蓮華岳 鷲羽岳の山並み その奥に黒部五郎岳 水晶岳 遠く薬師岳が望めます。

もうすぐつかなぁ。と思いきやここからまだ少し登ります。

槍ヶ岳山荘に着くと思ったより人が少なく(それでもまぁまぁいますが)

槍ヶ岳頂上へ向かうのにも 多少の渋滞で済みそうなので

穂先を目指します。

登っている途中梯子やなにかで渋滞するので景色でも。

槍ヶ岳山荘の向こうに笠ヶ岳。

頂上から穂高の山々を撮る

山荘から槍ヶ岳頂上往復は 渋滞や頂上での撮影時間も含めて 今回は1時間ちょっと

割と早く降りてこられました。

山荘でお昼ごはん おでんです。

休憩した後は

大喰岳-中岳-南岳と歩いて 南岳小屋のテント場に向かいます。

大喰岳から槍ヶ岳を望みます。

大喰岳から南岳 奥に穂高連峰。

中岳辺りから ちょうどお昼過ぎ暗いから穂高方面雲が湧き出しました。

中岳から大喰岳の奥に槍ヶ岳 を振り返ります。

中岳から南岳へ向かう途中

こんな梯子があったり

後から画像を見るとたいしたことないルートなのですが

疲れが溜まった体と足には踏み外しそうで怖いところがあったり ↓

振り返るとたいしたことなく見えます。↓

なんだかんだと南岳到着。

南岳小屋 と テント場まではあと少し。

テント場に着くころにはガスが出て 雨交じりになってきたので

急いでテントを張って 休憩とビール。

そして夕食。

ガスがかかった大キレットと北穂高岳 神々しいです。

技術のある人以外を拒む雰囲気ぷんぷんです。

夕食はインスタントラーメン 残りのスープにカニ雑炊の元を入れていただきます。

ここら辺りでバーナーのガスが弱くなり

ほぼほぼ燃料切れとなりました。

本来の計画は翌朝大キレットを攻略して北穂高岳でもう1泊の予定でしたが

バーナーも人間も燃料切れで キレットは滑落の危険性が高いので

翌日4日目に下山することにしました。

翌朝 ご来光を拝んで

遠くは富士山も見られます。北アルプスのどこからでも見られると

思うとでっかいですね。

常念岳の左からお日様が昇ります。

常念の頂上向こうは浅間山かな?

朝の大キレットと北穂高岳

一晩寝たら若干疲れも取れて 行けそうな気がしてきましたが

怖気ずいて やっぱり下山することに。

南岳から下る南岳新道というルートを通りますが

これが またまた 手ごわい登山道で

1000mを一気に下るので 傾斜が急なんです。

少し下ったところ。下から見ると傾斜はきつくないように見えますね。

途中救急箱があり 画像はありませんが 左右がけの尾根の上に 幅30センチほどの木道が 20mくらいかな?

渡ったり。ちょっとバランス崩したらおっこちるぅ~。です。

もうここからは疲れて画像がありません。

3時間以上かけて

傾斜がきつくなくなる 槍平小屋まで来ても

まだまだ林道が延々と続きへとへとです。

そこから新穂高の登山口までさらに3時間半かかります。

槍平小屋から3時間弱あるいて 穂高小屋で

かき氷と 冷やしトマトをいただき あと 小一時間。

休憩入れて テント場を出て8時間強

新穂高ロープウェー乗り場まで戻ってきました。

本来ならここからさらに30分以上。泥でぐちゃぐちゃの登山道を登り

車のある鍋平駐車場に向かうのですが

ザックをロープウェー乗り場において ロープウェーで鍋平駅まで登り

少し下って 車に戻り 置き去りにしたザックを引き上げに行きます。

この時点でやっとほっとできます。

帰りは昨年も寄った

登山者にやさしい ひがくの湯によって

温泉で4日間の汗を落とし 贅沢なちょっと遅い昼ご飯をいただきました。

ジョッキに入っていますがノンアルコールビールです。

贅沢して登山者定食 3000円 いただきました。

こうして無事下山。

お盆でいつもの渋滞+事故

東海北陸道を南下 結局名神高速にも渋滞で入れず

そこから一旦高速を降り 再び名神一宮ICから自宅へ戻りました。

 

疲れましたが4日間とも良い天気で

リフレッシュできた山旅でした。

 

おしまい。