余命

このところずっと不調で、

息を吸うのが厳しくなって来た。

先月、ついに酸素を吸うこととなり、

今は、慣れない10ｍほどの酸素のチューブの扱いに

四苦八苦している。

家から出るには、

引っ張って歩く酸素ボンベにチューブを付け替えねばならず

庭に出るのも面倒で、益々引きこもり状態に。

酸素を吸う力が日々弱まっているので、

後どれくらい身体がもつか、怪しくなって来た。

町内で60代で突然死した方がいて驚いたが、

家族にとって、どちらが仕合せなのか・・・？

自分の部屋を綺麗にしてから死にたいと思っているのに

成すことは山ほどあり、何から手を付けて良いやら？

睡魔に追われて、何にも手を付けられないで

時は過ぎて行く。

八十八夜

日本でお茶の収穫量が

一番多い県は静岡県、二番目は鹿児島県。

鹿児島県は気温が高いので、

もう二番茶の収穫が始まったとか。

この辺りでは、静岡県産のお茶が一番出回っていて、

鹿児島産にお目に掛かった事が無い。

お茶の産地は、全国あちこちにあるが、

人から戴いたり、自分でお取り寄せしないと手に入らない。

ウチでは、殆どが戴き物で間に合っている。

ただ、お抹茶だけは自分でお茶屋さんに買いに行っている。

そう言えば、ここ何年もお茶を立てて飲んでいなかった。

お茶の需要ってどれくらいだろう？

地域差もあるだろうな・・・。

ペットボトルが全盛期？の今、

若い人は、あまり飲む習慣がなさそうだ。

今日は八十八夜。

仲間

先月、趣味の仲間が昇天した。

愛好会発足してから30年余りの間に何人を見送っただろう。

Iさん、Sさん、Yさん、Eさん、そしてWさん

70代で亡くなった方が多い。

Wさんは、すい臓がんだった。

検診を受けたところ、癌だということが判明。

転移もしていて手術は不可のため、

2週間おきに抗がん剤で通院治療を開始することに。

8月に入って直ぐのことで、その事を私に知らせてくれた。

愛好会の仲間には知らせないで欲しいと、口止めされた。

10月に、趣味で使っていた道具を私に使って欲しいから

取りに来てとの連絡があった。

彼はヘビースモーカーだったので、道具は綺麗に

掃除しておいたからと、臭いを取ってくれていた。

病身で大変だったろうに・・・心遣いが有り難かった。

彼の予想として、余命は長くて1年半と見立てていた。

春になったらTさんやHさんとお花見をしましょうと

私は励まして来たのだが、癌の宣告を受けてから

7か月あまりで召されてしまった。

ちょっと早過ぎません？

30年程前、愛好会のHPを立ち上げるため、

Wさんは当時はメンバーではなかったが、

Sさんに誘われて、3人で毎週のように集まって

編集会議をしたものだ。

当時のアルバムには、若かった我々の笑顔があった。

今となっては懐かしい想い出。

71歳で急逝したWさん

どうぞ安らかにおやすみください・・・

能登

新年早々

能登半島地震や羽田空港での飛行機衝突事故など、

心が痛むことが続き、「おめでとうございます」と

言えなくなってしまった。

13年前の東日本大震災の体経者として、

被災地の方の辛さが少しだけ分かる。

福島の放射能汚染のことは、当事者にしか理解できないように

どんなことも当事者にしか分からない部分は多いと思う。

未だに、あの時・・・と、不満や口惜しさがこみ上げて来る。

だから今、能登半島では行政がきちんと対応して欲しいと切に願う。

能登半島には、昔々、学生時代にゼミ旅行で行ったことがある。

珠洲の旅館に泊り、輪島の朝市にも行った。

綺麗だった日本海・・・

まさかこんな甚大な被害に遭うとは・・・。

TVのニュースを観ていると苦しくなる。

一刻も早く能登の人々に穏やかな日々が訪れるのを望む。

コキア

このところ朝晩はお寒いが、

晴天の日のお昼間は、庭に出ても心地良い。

最近、気になっているのが、コキア。

ご近所さんの庭や塀の外にコキアが色付いている。

どう見ても植えた感じがしなくて、

種でも飛んで来て根を下したのだろう。

少し離れたところの駐車場には

整列したコキアが並んでいるので尋ねたら、

持ち主が植えたそうだ。

こんもりして黄緑色から赤い色に変化するのが

面白い。

今のところ、我が家の庭には飛んで来そうもない。（笑）

コキアを見ると、秋だな～と感じる。