雨の外宮正殿
外宮は豊受大御神を祭る
天照大神の食事の世話をする役目をおっている。
一説には
豊受の神は神功皇后またの名を卑弥呼の宗女【トヨ】ではないかといわれる。
天照大御神が一体では寂しかろうということで、
豊受の大御神を呼び寄せて、外宮に祭ったのが始まりという。
下は天照大御神を祭る内宮正殿
おもしろい話を衛士から訊いた。
【歴代の天皇は昔は伊勢神宮を参拝しなかった、というが本当ですか?】
【そうです。江戸時代までは参拝しなかったんです。
明治天皇が参られるようになってから、
天皇は天皇になった儀式を終えた年に参られるようになりました。】
【何故?明治天皇は参拝を始めたんですか?】
【わかりませんね、その辺のところは。】
そうなのだ、天皇は神そのものだったから、参る必要もなかったのだ。
でも、疑問が生じる。
「現人神」だったはずの時代の明治天皇にしても昭和天皇にしても
天皇家の始祖神を参拝してきたではないか。
この疑問は今後調べてみたいと好奇心が湧いている。
2023年は遷宮の年だ。
改めて、天皇の歴史というか邪馬台国・神武東征や平城京1300年など
さまざまな本を読んでみている。
学校で教えられた大和朝廷や桓武天皇までの混沌とした日本の歴史は
ことごとく瓦解している。
五十鈴川だけが生き証人か。
風雪に耐えて、時が過ぎゆく。