田圃の稲はあきたこまち
のどかな田園風景が広がる。
米どころ とはいえ、なかなか蒸し暑いが、日陰に入るとさわやかな風が汗ばんだ頬を撫でる。
道路脇にはダムから放水される水が音を立てて流れ、農業用水として生きている。
こんな処で生活している人々に悪人はいないだろう。と思えるほどのんびり感が伝わってくる。
都会のような騒音もなく、音といえば、風に揺らめく稲穂のささやきと川の流れ、そして、たまに行きかう車の走行音、秋田杉の揺らぎだけだ。
道路脇には岩の割れ目に桜の木が育っている。盛岡市内にある岩割桜が思い起こさせる。