晩秋の奈良路(その2薬師寺)

2007年11月24日 | ★ 【 旅ゆけば~ 】 

薬師寺で不思議なのは「法相宗」ということだ。あまり馴染みのない宗派だ。

「紀元七世紀の初め、玄奘三蔵が印度で17年の間仏教教義の修得に勤められました。その間特に唯識教義の研鑚に勤められました。しかし帰朝後は翻訳に全勢力をそそがれ、教義の発揮は門下第一の逸足といわれた慈恩大師[じおんだいし]に託されました。大師は師より伝授の法統を巧みに整理し法相宗を開創されました。」と、公式サイトでは説明されている。

仏像の名前もインド語をカタカナ表記しているので、何のことやらわからない。そういう名前だってことだと受け止めざるを得ない。

だから、法相宗の始祖が玄奘三蔵なので、玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿が公開されている。平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成された大唐西域壁画は驚嘆するし、迫力に圧倒される。
見学者の女性が連れの女性に「バーミヤンって、雲南省の方でしょう?」って聞いて「そうかしらねえ」」っていうから、もう黙って入られないと思い、「違いますよ、アフガニスタンやチベット高原、天山北路・南路って知ってるでしょう?あっちのほうですよ」とでしゃばちゃいました。「あら、そっちのほうですか」って笑顔で受けてくれたのでよかったですけどね。

http://www.nara-yakushiji.com/guide/hosso.html

薬師寺の公式サイトです。興味ある方はどうぞ。
(続く)



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