私の中にある矛盾
ずっと身体中を彷徨ってる
一歩一歩踏み出して
よたよたと歩きながらも
気が狂ったように叫び出したい
階段を上りながら
突然一歩が出なくて
その場に立ち伏せる
気持ちとは全く正反対の
騒がしい爆音が鼓膜に響いて
何を考えているのかも見失う
ただ自然の音を聞いていられるほど
今は気持ちに余裕がない
誰かの言葉の内部など
今は共感するなんて不可能
ただこうやって無心でペンを走らせ
今日見て聞いて感じた矛盾を溶かす
気力のない消えそうな言葉が並んで
白紙を埋めていくことに安心する
声ももう出ない 出さない
温かさを忘れてしまった私の心に
聞いてもらえるだけの声はない
しっかりとノートを握って
シャーペンの先の繊細な針を眺めて
意味のない文字が現れるのを待つ
信じる事や
諦められない意志って何？
鋭い瞳を他人に向けることしかできない
優しさはどこにあったんだろう
私はもっと優しかったはず
少なくとも今よりやわらかな笑顔をもってた
一人一人の物音に怯えてる
誰もが消えれば安心して眠れるのに
夜の闇の中に自分の光を探したいよ
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