703 ~NAOMI’s Room~

2013 福井 2泊3日 一人旅

あっという間に2013年です。


1月12日(土)~1月14日(祝・月)
福井 2泊3日の旅。


はじめての冬の旅。

いつものことながら、ふいに思いたって実行した一人旅。
でも今年は年明けから、「旅をたくさんする」を
目標の一つに挙げていたので、はやくも一つ目標を行動に移せた。

今回はなんとなく「福井」をチョイス。


ーーー


1日目。
AM 8:30 新大阪→PM 0:30 福井


私のおきまりの交通手段、高速バス。
大阪・福井の往復で6,300円て、かなりお得!!!

新大阪の阪急バスの停留所の場所が変わっていて、
かなり焦ったけど、なんとか間に合った。


福井に着くと、積雪にひとまず驚く。さむーーー!!!!

そして駅前視察。

駅ビルの雰囲気や、お土産屋さん、
観光案内所や越前鉄道の場所をチェックした後、永平寺へ向かうバスへ。

特急 永平寺ライナー 京福バス
福井→永平寺門前(約30分)



曹洞宗大本山【永平寺】

雪の永平寺は静謐で美しい。








寺院内は、お坊様を除いて、撮影は自由。

まるで迷路のような回廊を、参拝の順路に沿って歩く。

廊下や階段は、「雲水」と呼ばれる若い修行僧が、
毎日雑巾がけを行っているらしくとてもピカピカ。



2階に上がってすぐにある大広間「傘松閣」には、
有名な絵天井が!!230枚もの花鳥彩色画が描かれていて圧巻!




やはり木造建築が一番美しいな。











入り口で、女の子二人に写真をお願いされたので、
私も撮ってもらった。(写真割愛)


土産店の一角には、炭火であぶられた「ご利益だんご」300円が。



もちろん食べましたとも。
びっくりするほどやわらかくて、味噌ダレが香ばしい!
寒い中、あったかくて美味しかった!


小路には、こんなかわいいお地蔵様も♡




バスを待つ間、あまりに寒くて、
ケーキ屋のコーヒーをテイクアウトしてベンチで飲んだ。

もう本当に寒い。大阪とは全然違うわ。



福井に帰ると、まだ夕方なのに薄暗かった。
ホテルは駅から少し離れていたので、早い目にチェックインすることに。

メジャーなビジネスホテルだけど、さすが福井。
かなり安いお値段で泊まれ、おまけに宿泊者は天然温泉も無料。


お部屋(かなり散らかってますが)



一旦ホテルを出て、散策がてら、晩ご飯のお店を探しに。

土曜日だというのに、まあ人がいないこと。
お店も少ないし、一体 福井の人はどこで買い物をし、
どこで飲み会をしているの?と不思議になるほど。


1時間近く歩き回った後、
ようやく「mukuge(ムクゲ)」という小さな韓国料理屋さんを発見。


(写真WEBより転用)

カウンターのみのこじんまりしたお店で、
綺麗なお姉さんが一人で店を回している。

ビールと冷奴と韓国チゲを頼んだ!
体があたたまってかなりおいしかった(写真忘れた)


そしておつまみを買ってホテルへ。

天然温泉を満喫したあと、ビールを飲んでいると
めずらしく12時にはもう眠くなったので、おやすみなさい。



ーーー



2日目。
ホテル→養浩館庭園→あらわ湯のまち


今回の旅も、もちろん庭園見学あり。
福井駅から徒歩15分の場所に突然ある小さな庭園。

【養浩館庭園】



旧福井藩主松平家の別邸だった小さな回遊式林泉庭園だけど、
アメリカの庭園情報雑誌では、
安定人気の足立美術館、桂離宮、
そして私の大好きな栗林公園に次ぐ4位の人気らしい。
(去年は栗林公園を抜いて3位だったらしい!!!スゴイ!)




確かに、庭園も書院造の建築も、他の庭園に比べてこじんまり。
その「品」が、海外の方には「日本の美意識 わびさび」を感じされるのかな。





昔は教師だったという語り手のおっちゃんスタッフ
(なぜか縁側に座ってひなたぼっこしてる)と、
2時間ほどずーっとしゃべりながら、
歴史や建築技法などを延々と教えてもらった。


「ねーちゃん、よく知ってるな!話してて楽しいわ」と言ってもらう。
旅先の出会いはこういう会話から生まれる。文化好き女子で良かった。


私も、とても好きなタイプの庭園だった。
足立美術館の「額縁庭園」のような手法も取り入れられていて、
室内からは、まるで「遊覧船」に乗っているような感覚を味わえる。



光の反射による水面の揺らめきが庇にそのまま映る様子も船っぽいし、
窓の枠の段差も、船から川を見下ろす際の肘置きの役割らしい。




建築と泉の距離は、かなり近い。
これは湿気の問題で本来なら建築界ではタブーとされている。
でも、心から落ち着ける独特の趣を出す為に、敢えてこうしたらしい。



「どれ、おっちゃんは、昔カメラも、やっとったんや。貸してみ」と
撮ってくれた一枚。(笑)





その後、駅前の海鮮丼屋でごはんを食べ、

(色が怖く映った。。)




越前鉄道で【あわら湯のまち】へ。
越前鉄道は切符売り場がなく、一枚一枚駅員さんが手売り。

越前鉄道
福井→あわら湯のまち(約40分)


福井の唯一の温泉街【あわら温泉】

(町に似合わない、なぜか挑戦的なポスター)


温泉街らしく、人情味あふれる人々が魅力。
この日は、旅史上はじめての「素泊まり民宿」を利用。



「龍泉」さんは、おかみさんが親子二人でやっておられる
4部屋だけの小さな民宿だけど、
口コミ通り本当に素晴らしい民宿だった。


トイレは共同だけど、とても清潔で気持ちよく使えたし、
館内にお風呂はないけど、近くのあわら温泉「セントピアあわら」の
チケットを無料でプレゼントしてくれた。


それにおかみさんが本当に親切で素敵な方。
着いてすぐ「いらっしゃいませ~!!」と中から走って来られて、
今日は空いているから、と無料で広い部屋に移してもらった。



畳は落ち着くな~~~~!!めちゃくちゃ寛げる。(また散らかってる)


さらに部屋では、周辺のMAPやおすすめのごはん屋さんを親切に教えてくださり、
その後も絶妙な距離感で接してくださり、とても居心地よかった。


あわら町散歩。




晩ご飯は、楽しみにしていた【湯けむり横丁】へ。





7店舗ほどの小さい店が軒を連ねていて、
カウンターだけの狭い店内では、お店の人もお客さんもみんな友達。


私は予定通り、70歳のおばちゃん(めっちゃおもろい)がやってる「おでん屋 明(はる)」と
中国のお母さん(毒舌キャラ)が本場の味を提供してくれる「楊々 餃子屋」へ。


おでん屋では、家族で来ていた4名と地元トークで盛り上がり、
餃子屋では、40代の女性3名と意気投合して大爆笑。
一杯おごってもらい、そのうちの一人は来週大阪で仕事らしいので、再会する約束も。



本当に楽しい夜だった。




その後は、閉店際にダッシュでセントピアあわらへ飛び込み、
サウナも露天風呂も堪能して宿へ。


(写真は「あわら市行政情報」より転用)

おふとんもふっかふかで最高だった。



ーーー


3日目。
あわら湯のまち→三国→福井→新大阪


朝からあいにくの雨。おかみさんに見送っていただき、AM10時、龍泉を出発。
部屋にはいつも通り置き手紙を残して来た。




越前鉄道
あわら湯のまち→三国(約10分)



朝食兼昼食は、「三国湊座」でご当地グルメ「三国バーガー」!




国産の「らっきょう」が入っているのが特徴で、
福井県産のビーフと国産豚肉で作られたパテに
ほど良くパンチが効いてめちゃくちゃおいしかった!!!




三国散歩。






【旧森田銀行本店】

レトロな外観がツボ!



内装も細部までとても美しい。










海辺も歩いたけど、雨と寒さで町歩きは限界。
昔ながらのストーブが設置された小さな駅で電車を待ち、福井へ戻る。


越前鉄道
三国→福井(約50分)



福井市街は、もうだいぶ慣れていたので、さくさく歩けた。
東京や大阪ではこうはいかない。

【福井郷土歴史博物館】



福井の歴史が学べる博物館。
お客さんは、おじいちゃんおばあちゃんばかりだったけど、
私的にはとてもおもしろかった。


その後、駅前であたたか~いコーヒを飲み、
お土産を見たりしながら、17:30のバスを待つ。

さよなら福井!また会う日まで!ありがとう!
PM 5:30 福井→PM 9:00 新大阪





ーーーーーー
【旅後記】

なんとなくで決めた「福井」。
だけど来てみたらやっぱり新しい発見がある。
人はあたたかい。楽しい。嬉しい。

日本は本当に楽しい。
海外も行ってはみたいけど、私はまだまだ日本を旅したい。
日本に生まれた以上、日本のことをもっと知りたい。

その地の文化、歴史、社会、人。
私はもっと知るべきことがたくさんある。

旅は人を育て、感性を刺激する。



旅の一言。
「いつも思う。心から行ってよかった。」

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コメント一覧

703
ちゃいの心をジャック☆
コメありがとー\(^o^)/
あわらのポスターすごいやろ!w
電車降りてすぐ視界にとびこんでくるのが
このセンセーショナルwなポスター(笑)
町とのギャップで逆に印象的(^^)

これからもまた旅したら書くから
仮想トリップしてね(*^^*)


ちゃい
あわらにきたぞ温泉ジャック…
まってました!福井日記。
情緒と人情たっぷりで素敵なとこね。
おっちゃんカメラもいいかんじやん!
文化女子。絵になってる!!
ただひとつ気になるのが、あわらのポスター。
すごいなーこれ。80年代のコピー年鑑ノリだよね笑。担当者ぶっとんでるなぁーいい意味で。

703の旅日記は
なんだか自分までそこに行ったような
きもちになれるね。だいすき
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