ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【8/21~8/23】

2020年08月23日 11時20分29秒 | マリーンズ2020
≪2020/8/21≫

【若松勉 芯打ち登場】
ロッテ・安田のパワーは大きな魅力!ヤクルト・村上のよきライバルに


 ロッテ・安田のパワーは大きな魅力。長距離打者だと思う。七回は右腕・松本の初球を狙い澄ましたかのように振り切って、同点ソロ。思い切りのよさも感じた。

 先発の左腕・笠谷にはタイミングが合わず、2打席連続で空振り三振だった。同学年のヤクルト・村上もそうだったが、左投手には慣れるしかない。多く打席に立って、このコースにきたら逆方向へ打つと体で覚えていくものだ。延長十回は、左の嘉弥真の外角球を左前に流し打って、サヨナラ勝ちにつなげた。慣れてくれば同じコースが振り切れるようになるし、長打も出てくる。

 大阪・履正社高時代は体が細い印象だったが、3年目を迎えて大きくなった。特に下半身がしっかりしたことで、力が上半身に伝わっている。これだけの選手を、投手の右左だけでベンチに置くのはもったいない。

 井口監督は入団から2年間、使いたいのを我慢して、よく2軍で鍛えさせたと思う。今は首位争いをする中、相当の覚悟を持って4番で起用しているはずだ。打てない時期がきても、使い続けてほしい。リーグこそ違うが、村上にとってもいいライバルが出てきて、刺激になるだろう。 (本紙専属評論家)

(サンスポ)

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≪2020/8/23≫

“絶賛売り出し中”ロッテ・和田康士朗のライバルはJリーガー 中学時代のクラスメイトとの切磋琢磨

 マリーンズに絶賛売り出し中の選手がいる。和田康士朗外野手。今シーズン前に育成から支配下登録されると俊足を武器に走りに走ってアピールをしている。高校1年まで陸上部で走り幅跳びの選手をしていたという異色の経歴も相まって大きな注目を集めている。そんな若者が刺激を受けるライバルはこれまた別の世界にいる。JリーグでMFを務める松本泰志選手だ。


中学時代に切磋琢磨した仲

「中学1年の時のクラスメート。気が合って、その時から今までずっと付き合いがあります。彼が1年先にプロに入って翌年に自分が育成でロッテに入りました」と和田。

 友はサンフレッチェ広島に在籍していたが8月20日にアビスパ福岡に期限付き移籍が決まった。中学時代のクラスメートで気が合った。当時、体育では短距離は和田。長距離が松本。周囲からそう言われ、運動神経を競い合い、意識をし、切磋琢磨した仲だ。結局、短距離で負けることはなかったが、長距離で勝つ事も出来なかった。当時から松本が部活動ではなく、クラブチームでサッカーをしていることは知っていたが、その本当の実力は知らない。サッカーをしても遊ばれるかのようで、本領を発揮してくれることはなかったからだ。高校は別々の学校に進学。親友は1年生の時からサッカーの全国大会に出場するなど活躍。自身は一度、野球を辞め、陸上部で走り幅跳びの選手としての日々を送っていた。6メートル45。それが和田の当時の幅跳びとしての記録だった。

 和田は高校1年の三学期に再び野球への情熱が芽生え陸上部に退部届を出すと、地元のクラブチーム入りし、野球を再開する。その後、高校を卒業のタイミングで前年にクラブチームの先輩が独立リーグのチームにテストで合格をして入団をしていたことから「自分も腕試しに」とトライアウトを受験。するとドラフト1位という破格の扱いで入団が決まった。大きな自信を掴んだ。そして今度は次なる欲が湧いてきた。NPBでのプロ入り。今まで思い描いていなかった夢を現実の目標に捉えるようになっていた。

 時を同じくして中学校の時に運動神経を競い合っていた親友もJリーガーになっていた。17年にサンフレッチェ広島に入団。すぐにJリーグデビューを果たすとU-23で日本代表デビューと飛躍をした。それらの情報が耳に入るたびに刺激を受け、次なる夢への原動力にした。そしてついにガムシャラな姿と俊足がマリーンズスカウト陣の眼に留まる。「将来性を感じる面白い人材」と17年10月に行われたドラフト会議の育成1位で指名された。指名を受けた時、一番最初に浮かんだのは中学1年生の時から運動神経を競い合った友の顔だった。


部屋に大事に置いている1枚のサイン色紙

「彼にはすぐに自分から報告をしました。『本当に? お互い頑張ろうな』と言ってくれた」と和田。入寮の時に山積みの荷物が運ばれ、一番最初に取り出したのが色紙だった。そこには松本のサインと共に「野球頑張れ!」というメッセージが書かれていた。嬉しそうに手にすると机の上の目立つところに置いた。年末に中学校時代の友達たちと集まった際に色紙とサインペンを持って行き「なにかエールを書いてくれ」とお願いをして書いてもらったものだ。大事な1枚となった。一軍で活躍する今も寮の自室の机の上に大事に置かれている。

 和田は8月16日のファイターズ戦(ZOZOマリンスタジアム)にて1番センターでプロ初スタメンに名を連ねると3安打3盗塁3得点の大活躍を見せ、ヒーローとなった。試合後に松本から連絡が入ったと後日、和田は嬉しそうに教えてくれた。

「試合を見てくれていたらしいです。野球の試合を最初から最後まで見たのは初めてと言っていました。広島にいてもカープの試合すら1試合丸ごとは見たことがなかったらしいです。『オマエ、凄いなあ』と言われて嬉しかったですね」

 松本とは和田はプロ入り後、会っていない。それでも電話やメールなどで細かくやり取りを続け近況を伝え合っている。新しい挑戦をする松本と現在、チャンスを掴もうと必死の和田。まだまだ若い2人。この先、若者たちにどのようなドラマが待っているのだろうか。違う世界で切磋琢磨し、さらなる高みを目指して欲しい。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

(文春オンライン)


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