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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

拾い読み★2010-318≪鴎目線@朝刊記事≫

2010年11月04日 05時37分11秒 | マリーンズ2007~10
 

ロッテ2度のサヨナラ機あと1歩
ロッテは2度のサヨナラ機にあと1本が出なかった。3回、西岡剛内野手(26)の左翼線二塁打と井口資仁内野手(35)で3点を先制したが、4回以降は無得点。9回1死二塁で、西岡は空振り三振。10回1死満塁では、福浦和也内野手(34)が三直の併殺に倒れた。8~10回は毎回得点圏に走者を進めるなど押し気味だったが、好機を生かせず、日本シリーズ制覇へ王手をかけられなかった。
紙一重の差だった。9回2死二塁の場面で左打席には西岡。中日浅尾の2球目の外角直球をとらえた。逆方向への力強い打球は、サヨナラ本塁打かと思われたが、わずかに左翼ポールの左側にそれファウル。一塁ベース手前でガッツポーズした西岡はがっくり。結局、空振り三振に倒れ、バットを地面に思い切りたたきつけて悔しがった。本塁打ならサヨナラで一気に王手だった。それでも試合後には「野球のルールなので、それが結果です」と潔かった。
10回には1死満塁から福浦の打球は三塁手の正面を突いて併殺となった。サヨナラのチャンスを2度逸し、流れを失った。看板の打線があと1歩のところで攻めきれなかったが、西村監督は「そういうこともありますよ。まだ2勝2敗のタイですから」と、穏やかな表情も見せた。ミスが続いたと指摘されると「誰がいけなかったとかそういうことを言うつもりは一切ありません」と語気を強めた。
西村監督は勝ちにこだわって早めに動いた。4回、先発の唐川が連打を浴びて1失点。ブランコの右飛で1死三塁となると、「久しぶりだったし、直球が高めに浮き始めていたので代えるしかなかった」と、唐川をスパッとあきらめ、左腕古谷にスイッチした。勝ち上がってきたCSから日本シリーズまで我慢強く「静」の姿勢を貫いていたが、この日は序盤で「動」に変わり、勝負をかけた。4回にも、無死一塁からDH今岡の代打で左の根元を起用。中盤にもかかわらず、代打に犠打を命じてチャンスメーク。「シーズンとは違うことをしないといけない時もある」と話したように、1点をもぎとる姿勢を前面に出し、勝ちにいった。
この負けで本拠地での胴上げはなくなった。それでも、今日、勝てば王手をかけられる。第6戦の先発には、ポストシーズン3連勝のエース成瀬が控え、有利な状況に立てる。西村監督は「とにかく明日切り替えてやるだけです」と、2度繰り返した。全員で前を向いて目の前の一戦を勝ちにいく。


ロッテ王手ならず…西村監督不運に泣く
最後のひと押しが足りなかった。1本出ればサヨナラ勝ちという場面を逃した直後に決勝点を許して2勝2敗。王手に失敗したロッテの西村監督は「そういう時もありますよ。負けてもまだタイでしょ」と自分に言い聞かせるように声を絞り出した。
2度のサヨナラ機。不運もあった。9回2死二塁、西岡の打球は、いつもと違う右翼から左翼へ吹く風に流されて数十センチ左に切れてファウルに。延長10回1死満塁では福浦がフルカウントまで粘った末に三直。三塁ベース付近への打球を捕球した堂上直はそのまま三塁ベースを踏んで併殺で終わった。決勝点を許したのはその直後の延長11回だった。
先発・唐川が本来の出来でないと判断して4回途中で見切った。古谷をワンポイントで投入し、小野にスイッチ。ミスが重なった5回に同点とされたが6、7回は踏ん張って流れを失わなかった。積極的な継投の中で誤算といえば、延長戦が12回までのシーズン中とは違う点か。今シリーズは第7戦まで延長15回まで戦う。8回から内、10回から伊藤を投入したが、2イニング目となった11回に伊藤がつかまった。「15回まであるので投手も野手も、起用法はシーズン中とは違うものが出てくる」と指揮官。延長戦で守護神・小林宏、薮田を起用しないまま敗れ、後味の悪さが残った。
指揮官は「あしたもここ(千葉マリン)で試合ができる。切り替えてやります」と言った。第5戦は今季最後の本拠地での戦い。大声援を味方に、今度こそ日本一に王手をかける。


ロッテ打め打め…サヨナラ好機2度も逃す
痛恨…、あと一本が出ず。ロッテは、日本シリーズ第4戦で延長十一回の末、3-4で中日に敗れた。延長十回一死満塁で、福浦和也内野手(34)の三直が併殺となり、絶好のサヨナラ機を逃した。これで対戦成績は2勝2敗の五分。4日こそ、本拠地・千葉マリンで日本一へ王手をかける。
最大のチャンスを逃した。延長十回一死満塁。マウンドには浅尾に代わって左腕・高橋。打席には今季左投手に打率・182と苦しんだ福浦がそのまま向かった。フルカウントからの8球目。141キロの直球を振り抜いたが、打球は無情にも三塁手・堂上直のグラブに収まった。三走・清田が帰塁できず、痛恨の無得点に終わった。
「結果的にああなったらしようがない。またあすやり返します」。天を仰いだ福浦は、第5戦での雪辱を誓った。
2勝1敗で迎えた第4戦。三回には井口の2ランなどで3点を先制したが、四回に2失点。五回にも失策がからみ1点を失い、同点に追いつかれた。九回二死二塁で西岡が三振に倒れるなど、再三のチャンスを生かせない嫌なムードの中、十一回に伊藤が大島に勝ち越しの中越え適時三塁打を浴びた。
「あそこ(十回一死満塁の場面)はもう福浦しかいなかった。実績も経験もある選手ですから。まあまだこれでタイですから。切り替えてあしたやりますよ」
西村監督はシリーズ史上、3番目に長い4時間41分の激闘を終え、目を充血させながらも第5戦を見据えた。4日、千葉マリンでの今季最後の試合で今度こそ、日本一に王手をかける。



 

井口4戦連続マルチ、4打席連続長打も…
ロッテ・井口が一発を含む3安打で4試合連続マルチ安打をマークした。初回に左翼線二塁打を放つと、3回2死二塁では右翼席にうまく運ぶ今シリーズ2号2ラン。前日の第3戦でも第3、4打席に二塁打を放っており、98年日本シリーズの佐伯(横浜)以来となる4打席連続長打もマークした。ただ勝利にはつながらず、「しようがないですね。負ければ1点差も2点差も一緒。あと1本出てたら勝てた試合だったが切り替えるしかない」と唇をかんだ。
同点の延長10回無死一塁では右前打で敵失も誘って二、三塁の好機をおぜん立てした。今シリーズ通算18打数10安打、打率・556。バットでチームを引っ張る35歳ベテランは「自分としてはいい感じでできている。あしたも続けていければいい」。地元胴上げはなくなったが、落ち込んでいる暇はない。


ロッテ・井口、日本S球団最多安打にあと2
井口が第3戦の2本の二塁打に続き、この日も一回に二塁打、三回に2ラン。シリーズタイ記録となる4打数連続長打をマークした。十回にも右前打し、今シリーズは通算18打数10安打(打率・556)。毎日時代の1950年に別当薫が記録した日本シリーズの球団最多安打記録(12)にあと2と迫った。しかし、勝利にはつながらず「投手も頑張っているし、気持ちを切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。



 

西岡サヨナラ好機で三振、バットたたき付け真っ二つ…ロッテ
ミスに不運も本拠V消えた うつむきながらベンチへと引き揚げた。最後の打者となった西岡は、硬い表情のまま「これで2勝2敗。あしたはホームなので、勝ち越して名古屋にいきたい」と必死に前を向いた。
シーズンでは206安打を放ち、打率3割4分6厘で首位打者に輝いたバットから、快音が止まった。3回に左翼線適時打を放つも、そのほかの打席は凡退。9回2死二塁では、2球目を左翼ポール際へはじき返し、サヨナラ弾と思ってガッツポーズを披露したが、まさかのファウル。結局、空振り三振に倒れた。「1本出たら勝てる場面だったので…」。地面にたたき付けたバットは、真っ二つに折れた。日本シリーズの打率は1割5分8厘と不振は深刻だ。
攻守に出たミスも痛かった。1点リードの5回の守備。無死一、二塁で今江が荒木の犠打を捕球するも一塁ががら空き。本来、一塁のカバーに回るはずの井口は西岡とともに二塁ベース付近でぼう然…。実はけん制のサインが出ていたが、小野が間違ってホームに投げたのが原因だった。「(直前の自分の)エラーを引きずっていて、サインミスしてしまった」。これがきっかけで同点とされ、西村監督も「ミスが出たら失点になる」と渋い表情だ。
延長10回。1死満塁のサヨナラ機で、福浦が三直併殺。これで流れは中日に。直後に伊藤が大島に決勝打を許した。延長15回を考え、守護神・小林宏や薮田を投入できず、指揮官も「15回あると、投手も野手も使い方が変わってくる」と采配の難しさを強調した。
本拠地での胴上げはなくなったが、もう1試合は慣れたグラウンドで戦うことができる。西村監督は「あした切り替えてやります」と言い切った。


西岡 惜しくもファウルでバット叩きつけた
ロッテ・西岡が3回に先制打を放ったが、その後は無安打でチームも黒星。「切り替えていきたい」と言うしかなかった。3―3の9回2死二塁では、1ボールからの2球目を左翼ポール際へ大飛球。一塁ベースを回ったところで派手なガッツポーズもみせたが惜しくもファウル。
結局空振り三振に倒れ、バットを地面に思い切り叩きつけて悔しがった主将は「あした(4日)もホームだし勝ち越して名古屋にいきたい」と力を込めた。

道具は大切にね(××)





唐川 平成生まれ初登板も試合つくれず
ロッテ先発の唐川は3回1/3を投げ、5安打2失点。平成生まれの投手では史上初めて日本シリーズのマウンドに上がった21歳右腕だったが、役目を果たせずに降板した。「大事な試合に投げさせてもらったのに、試合がつくれず、悔しいし、いろいろともったいなかった」。
右ひじの違和感により、1軍では8月26日の西武戦(千葉マリン)以来、69日ぶり。直前の宮崎合宿中には指のまめをつぶすアクシデントにも見舞われるなど、本来の状態には遠かった。
≪同一球団の投手が1試合に2度けん制≫
ロッテは3回唐川、6回小野がけん制で一塁走者を刺した。シリーズで同一球団の投手が1試合に2度けん制で刺すのは珍しく、54年第3戦で大島(中=2度)、01年第4戦で前田、ニューマン(ヤ)が記録したのに次いで3度目。
▼ロッテ・伊藤(延長11回に決勝点を許し)
2イニング目でも気持ちに変化はありませんでした。(10回の絶好機を逸した直後でも)マウンドに上がるイメージはできていました。
▼ロッテ・岡田(決勝三塁打が頭上を越え)
もう少しで捕れたけど、1点もやれない前進守備だからしようがない。定位置なら捕れていたと思うけど、仕方がないです。


唐川誤算4回持たず無念2失点降板…ロッテ
唐川はガックリと肩を落とした。プロ3年目の21歳右腕は、第4戦の先発を任されたが、3回1/3を5安打2失点で降板。平成生まれで初の日本シリーズ登板を飾れなかった。「(気持ちは)いつもと同じような感じだった。自分でも調子はいいとは思わなかった」とうなだれた。
ぶっつけ本番の大一番だった。9月上旬に右ひじを故障。復帰後の実戦登板は、10月27日の日本ハムとの練習試合(サンマリン)のみで、1軍登板は8月26日の西武戦(千葉)以来の約2か月ぶりだった。安定感を買って抜てきした西村監督は「久しぶりの登板ということもあって、球が高めに浮いていた」と残念がった。
実戦から遠ざかっていた“ハンデ”もあったが、「その影響があったとは思わない」と言い訳しなかった。夢の初舞台は、ほろ苦い思い出となった。






「僕のミスです」小野痛恨のサイン見落とし
どんなにベテランでも日本シリーズは冷静でいられない時もある。プロ17年目のロッテ・小野だ。1点リードの5回無死一、二塁。ロッテ内野陣はバントシフトを敷き、捕手の里崎は二塁けん制のサイン。ところが小野がサインを見落として本塁へ投球してしまった。
「こんな大事な試合で…。僕のミスです。反省してます」。二塁けん制は二塁の井口がベースに入る。一塁・金泰均と三塁・今江は打者に向かってチャージ。遊撃・西岡は三塁のカバーに入るため一塁はがら空きになる。小野の投球を荒木が三塁前にバント。処理をした今江は一塁に送球できずに無死満塁のピンチを招いた。その結果、続く井端を二ゴロ併殺に打ち取ったが、三塁走者に同点のホームを踏まれた。
伏線はあった。この回、小野は先頭・谷繁の投ゴロをお手玉。フィールディングに自信がある右腕の動揺は隠せず、続く大島には死球を与え、そしてサインの見落とし。「エラーを引きずってしまった。冷静になれなかった」と振り返った35歳。3回1/3のロングリリーフで失点はその1点だけ。だがその1点で同点とされたことが敗戦につながった。
▼ロッテ・井口(5回無死一、二塁のプレーについて)
けん制のサインが出ていた。(遊撃の)剛も三塁に向かって動いていたし。サインプレーがうまくいかないとああいうプレーになる。



清田 好機つぶして反省も次戦へ切り替え
ロッテ・清田が自身の走塁を悔やんだ。延長10回1死満塁、三塁走者で福浦の三直に対して帰塁することができず、併殺で好機を一瞬でつぶしてしまった。「ライナーバックでした。ちゃんと戻っていても際どかったですけど…」とがっくり。
それでも8回には先頭で左前打を放つなどバットでは好調をキープ。「バッティングの状態は凄くいいです」と次戦に備えていた。



第5戦濃厚なペン「低めに球を集める」
4日の第5戦(千葉マリン)の先発が濃厚なロッテ・ペンはマーフィーとのキャッチボールなどで調整。外野でフリー打撃の打球を受ける際は、球場に流れる音楽に合わせて踊るなどリラックスムードを漂わせた。シーズン途中の7月に入団したため中日とは初対決。「僕はパワーピッチャーだけど、注意深く低めに球を集めることが大事」と静かに闘志を燃やした。

ロッテ・ペン、低め投球でCSの雪辱だ
第5戦の先発が濃厚なロッテ・ペンは3日、キャッチボールやノックなどで調整した。ソフトバンクとのCSファイナルステージでは第2戦に先発し、3回3失点(自責1)で敗戦投手に。雪辱を期す右腕は「和田やブランコの前の荒木や井端を塁に出さないようにしたい。しっかりボールを低めに集めたい」と意気込んだ。


有藤氏が後輩にエール「日本一を勝ち取ってほしい」
元ロッテ監督の有藤通世氏(63=スポーツニッポン評論家)が日本シリーズ第4戦の始球式を務めた。現役時代の背番号8のユニホームで登場したミスター・ロッテは「やっぱり神聖なマウンドを汚したくないからね」と、マウンドの前方からノーバウンド投球。「これだけの大観衆の中で始球式をさせていただき、野球人みょうりに尽きる」。チームの5年ぶりの日本一へ「後輩たちが日本シリーズを戦っているのは本当にうれしい。みんなで力を合わせて日本一を勝ち取ってほしい」とエールを送っていた。
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