勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

「ホラーマニアVS5人のシリアルキラー」「金の国 水の国」「モンスターズ~地球外生命体~」

2024-02-20 05:10:24 | 映画
ここのところ、アマゾンプライムで3本立て続けに映画を観たので紹介しておこう。

(1)「ホラーマニアVS5人のシリアルキラー」
酔っぱらって眠り込んだ挙句、連続殺人鬼たちの会合に迷い込んでしまった男を巡る騒動を描いた、カナダ発のホラーコメディ。

タイトルとあらすじを見ちゃった時点で、面白そうに感じてしまった。これは作戦勝ちである。

主人公のジョエルは、ホラー好きな一般人なので、彼だけではあっという間に殺されてしまう。
実は5人のシリアルキラーの中に1人、シリアルキラーに強い殺意を抱いている、シリアルキラー・キラーがいて、
この人物がジョエルを守りながら、シリアルキラーを倒しまくる、というのがこの映画の本筋だ。

倒される側のシリアルキラーの皆さんは、こんな面々である。
 ・コミュニケーション能力の高く、獲物を騙しながら殺しちゃうやつ。こいつが一番危ない。
 ・ピエロに扮するのが大好きな公認会計士。薬を使って相手を動けなくしてから殺しちゃうやつ。
 ・筋骨隆々な正統派殺人鬼。パワープレイが大好き。
 ・人肉大好きな和風料理人。会合では人肉食がいかに素晴らしい趣向であるかを滔々と語る。
いかにも強そうだが、ジョエルの守り手が彼らを上回る強さなので、
ホラーというか必殺仕事人的な映画に仕上がっている。

警官やらシリアルキラーやら、人がやたらと死ぬが、
殺人の描写が結構アッサリしているので、それほどグロさを感じずに観られるもいい。

(2)「金の国 水の国」
岩本ナオ原作の漫画を映画化した作品。

とある国の第93王女であるサーラと、隣国の失業中建築士のナランバヤルの2人が、
両国を繋ぐための取り決めの中でたまたま出会い、
最終的には国交の回復を実現させていく・・・という話である。

原作はきっと素晴らしい内容なんだろう、というのが色々と垣間見える作品なのだが、
映画の方は後半とにかくどんどん話が進んでしまうので、
観ている俺様が置いて行かれてしまった。
もっと尺が長く、じっくりと描いてくれたら良い映画になったんだろうなぁ、もったいない。

サーラ役の浜辺美波の声がいい。この人の声は好きだなぁ。

(3)「モンスターズ~地球外生命体~」
全く期待せずに観たら、意外に面白かったという作品。
2010年のイギリス映画である。

とにかくタイトルがあまりにアレで、観る前からなんとなく映画の内容を想像してしまうのだが、
実際の内容がいいかんじに裏切ってくれるもので、観た後になんともいえないいい気分にさせてくれた。

ある日、宇宙からメキシコへ、地球外生命体が落下し、あっという間に増殖してしまう。
蛸のような姿の地球外生命体は、成長すると100mサイズにもなり、
軍隊が攻撃すると暴れまわって、それはもう大変なのである。
メキシコ国内のあちこちに危険エリアが設けられる中、
カメラマンのコールダーは、富豪の娘サムを連れて、安全地帯であるアメリカへ脱出を試みる。

よくある、武装した登場人物たちがモンスターと激闘を繰り広げながら血路を切り拓いたり、
逆に全く武装していない人々が、いつ襲われるかという恐怖と戦いながら脱出を試みたりといった映画と異なり、
この映画では2人の脱出行が実に淡々と描かれる。
地球外生命体がはびこるメキシコだが、どこもかしこもモンスターだらけというわけではなく、
危険地帯から少し外れるとそこには日常があって、屋台で飲み食いしながら酔っぱらっちゃったりするシーンも多く、
どちらかというとモンスターとの遭遇は、脱出行の1つの要素に過ぎない。
終盤、陸路で国境へ近づく中で、運悪くモンスターと鉢合わせしてしまい、
護衛の皆さんが全滅しちゃうのだけれども、ここが唯一修羅場らしい修羅場だ。

地球外生命体と軍隊とのこれまでの戦いで廃墟になった建物群にも独特の美しさがあり、
観終わって、また最初から観なおしたいと思わせてくれる、
そんなロードムービーだった。



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