勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

誕生日おめでとう

2024-03-31 05:18:25 | Weblog
昨日は下の子の誕生日。
今回はヨメ様の提案で、ベネッセの「しまじろうケーキ」を注文してみた。
しまじろうのデッカイ顔が乗ったスポンジケーキに、
メッセージを書くためのクッキー&チョコペンがセットになっている。
フルーツが一切乗っていないので、
あとは自分でデコレーションしてね、というやつだ。

誕生日の前日に届けてもらったケーキを翌朝から解凍し、
夕方から飾りつけを開始。
とにかくシンプルすぎるほどシンプルなケーキなので、
あとは創意工夫を凝らして盛り付ける必要がある。
誕生日の迎えた子ども自身がデコレーションして、
我が家のケーキはこうなった。

うーん、太陽神
イチゴのあの赤色というのはすごいなぁ、とりあえず見た目をなんとかしてくれる。

出来上がったケーキは4等分していただいた。
しまじろうのスポンジケーキが意外に美味しく、
これはちょっと想定外だった。
マンゴームースで描いたしまじろうの顔に包丁を入れるのは、
ちょっと・・・結構抵抗があったけれども。





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絶品かっぱえびせん~浜御塩とわさび味~

2024-03-30 08:33:13 | 食べ物
流行りということでもないのだろうが、
わさび味のスナック菓子というは、準定番メニューだ。
『柿の種』や『じゃがりこ』、『チップスター』あたりにも、
近頃はわさび風味がラインナップされている。
以前には『プリッツ』にもわさび味があったが、あれは美味しかった。
また再販していただきたい。

それはそうとして、『絶品かっぱえびせん~浜御塩とわさび味~』である。

なかなかに期待させる名前だ。
ただでさえ『かっぱえびせん』であるのに、
これが『絶品』であり、かつ、『浜御塩』という、よく分からないが格調高い名前の塩が使われている。
ここにわさび味がブレンドされるのだ、美味しくないわけがない。
ちなみに、浜御塩というのは、長崎県対馬のオリジナルブランドで、
塩職人によるこだわりの海水平釜炊きの塩のことを指すらしい。

というわけで、買ってみた。
見た目は普通のかっぱえびせんの1.5倍程の幅があるが、
わさび味をイメージして緑色、というわけではなく、
ノーマルなかっぱえびせんの色合いである。
食べてみると、最初ピリッとわさびの味が広がり、
その後は速やかにかっぱえびせん本来の味へと集約されていった。
スナック菓子によっては、わさび風味が強すぎて、バクバク食べられないものもあるが、
『絶品かっぱえびせん~浜御塩とわさび味~』はエビの風味とうまく組み合わさっており、
あっという間に食べきってしまった。さすがに子どもは食べられそうにないが。

わさびと言えば、伊豆の天城峠周辺の『わさび丼』が有名だ。
わさびというのは、本当に新鮮なものは、あの鼻にくるツンと感が弱く、
ただただ美味しい話を聞いたことがある。
伊豆の『わさび丼』はご飯の上に大量の花ガツオが乗っており、
これにわさびを好きなだけすり下ろして食べる、というものであるが、
どれだけ食べても鼻にこない、という話を信じて、
昨年伊豆を訪れた際に、何も考えずに口に放り込んだ。

わさびがどうして鼻に来るのか。
わさびをすり下ろすと、わさびに含まれる『シニグリン』という物質が、
『アリルイソチオシアネート』という物質に変わるらしい。
この物質は香りや辛みの成分であり、
揮発性があるため、食べると気体が鼻に抜けて、ツーンと来る仕組みだ。

というわけで、新鮮だろうが何だろうが、
すりおろしたが最後、アリルイソチオシアネートの洗礼を浴びるのは避けられない。
俺様を含めて、同行者全員がのたうち回って水を求めた。

『絶品かっぱえびせん~浜御塩とわさび味~』ではそのようなことは起こらないので、
安心して食べていただきたい。
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『聖戦士ダンバイン~グラン・アタック~』(ボードゲーム)

2024-03-29 06:03:53 | ゲーム・日本橋
中学校時代に仲の良かった友達に茂川君というのがいて、
彼の家で何度も遊ばせてもらったボードゲームに、
『聖戦士ダンバイン~グラン・アタック~』というのがあった。

・・・『Attack』の綴りが間違ってる、、、まぁいいか。

1983年に放送されていたTVアニメ『聖戦士ダンバイン』を題材とした、ウォーゲームの1つである。
ゲームの内容については、詳しく書いていただいているBlogがあったので、そちらを見ていただくとして、

聖戦士ダンバイン/グランアタックのレビュー by Bluebear

異世界バイストン・ウェルに召喚され、人の持つオーラの力で稼働するオーラバトラーに乗り込み戦乱に...

ボドゲーマ

 


このゲームは、2つの陣営に分かれて戦いを繰り広げ、勝敗を決するのが目的だ。
当時の感覚としては非常に時間のかかるゲームで、
何度遊んでも最後は晩御飯の時間になってしまい、
結局決着がつくまで遊んだことがなかった。
当時は茂川君とハマりまくった挙句、
自分でも手作りで似たようなゲームを作った記憶がある

ゲーム中は、ステージ上に大量の『駒』が並んだ。
戦艦である『オーラシップ』の駒には、聖騎士たちが登場する『オーラバトラー』の駒が乗っかり、
オーラバトラーには、アニメに登場するキャラクターの駒が乗っかったりするので、
積みあがった駒を崩さないようにあっちこっち動かすのが大変だった。
キャラクターが登場したユニットは、能力値に補正がかかって互いに攻撃があたりにくく、
ただでさえ時間のかかるゲームがさらに長引く要因となっており、
今だったら遊ぶ前に確実に放り投げている。

そんなキャラクターの中に、『トカマク』という人物がいた。
実のところ、この『ダンバイン』という作品、
ゲームの持ち主である茂川君は、大変好きな作品だったが、
俺様は当時、部活もあってほとんど観る機会がなく、
ショウやマーベルのような主役級のキャラクターはともかく、
話の内容については正直よく分からないところがあった。
トカマク氏についても全く知らなかったが、ゲーム中の能力値が際立って低く、
「トカマクなら撃ち落せる」「とりあえずトカマクを倒そう」という流れになりがちだった。

当時は謎のトカマクだったが、
動画がネット配信される時代になり、ダンバインも気軽に見返せる時代になった。

左端の人物がトカマクである。
ショウ、トッドの重鎮とのそろい踏みだが、
初戦でマーベルに撃墜されてしまい、そのまま死亡という役どころだった。
『グラン・アタック』における能力値の低さが思い起こされ、今更ながらに涙を誘った。




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『テイキング・ライブス』(2004年公開作品)

2024-03-28 05:30:52 | 映画
近所の桜がやっと咲き始めたと思ったら、来週の最高気温は25度まで上がるらしい。
先週はまだまだ寒かったのに、最近は春が短いなぁ。

昨日、2004年公開の『テイキング・ライブス』を観た。
アンジョリーナ・ジョリー主演のスリラー映画だ。


1983年、マーティン・アッシャーという名前の青年が、家出の途中で車にはねられ、死亡する。
以後、1人暮らしの男性が失踪し、遺体が発見されるという事件が、数年おきに発生するようになる。
実は、このアッシャーと言う人物は、子どもの頃に自分よりも兄弟が可愛がられて育ったことから、
他人の人生で生きていきたいという願望を異常なほどに強く持っており、
単身で生活している男性を殺害しては、その人に成りすまして生活を送るという行為を繰り返していた。

アッシャーの行動原理を見破ったFBI捜査官イリアナ・スコットは、
犯行現場を目撃したという画家ジェームズ・コスタの協力を得て、
アッシャーを捉えようと計画を立てる。

粗筋としてはこんな映画である。
他人の性格や行動をコピーして、その人に完全に成り代わってしまう。
そんな人間が、ヤドカリが貝殻を交換するように次々と人を殺してゆき、
熟練のFBI捜査官が彼の犯行を止めようと必死の追跡を続ける・・・
筋書きとしては非常に面白そうであり、
実際のところとても面白い映画になる可能性はあったと思うんだけど、
残念ながら『テイキング・ライブス』はそうではなかった

とりあえず、犯行を目撃したと名乗り出るコスタが怪しさ満開だ。
イーサン・ホークの端正な顔立ちが、逆に「この人犯人ですよ!」と語ってしまっていて、
映画を観た観客の95%は、彼が登場してから5分以内に、真犯人が誰なのか予想できたことと思う。
いったん『コスタ犯人視点』になってしまうと、それから先のストーリーがただただ薄っぺらで、
彼の証言に振り回されて、いるはずのない犯人を追いかけるFBIが滑稽に見えてしまう。

結局コスタは、自分の正体に気が付いた母親を殺して、アッサリ逃走に成功し、
コスタとの子どもを身ごもったイリアナは、何をやっとんねんと怒られてFBIをクビになり、
引退後は、周囲から孤立した一軒家で暮らしていたイリアナをノコノコ訪問したコスタが、
最後はまんまとワナにハマって殺される、というヒネリのない終わり方で、
サスペンス・スリラーとしては、なかなか厳しいレベルの作品だった。

これだけあからさまにコスタが怪しい人物に見えてしまうのなら、
むしろコスタ以外の人物を真犯人にしてくれたら、「おおっ!?」となったかもしれない。
それか、何度も逃走を繰り返すコスタを、イリアナが何十年もかけて執念の追跡を続けて、
定年間際についに犯人確保、とか。
・・・いや、それだとアンジョリーナ・ジョリーがおばあちゃんになっちゃうので、絵的に駄目なのか。


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『麺処 愛媛ん軒』で愛媛クリアをいただく

2024-03-27 06:25:09 | 食べ物
出張の途中で昼ご飯を食べようかと、Google Mapを見ていたら、
京橋の駅近くに、『麺処 愛媛ん軒』というお店が。
最近できたラーメン屋なんだろうか、なんだか美味しそうである、愛媛推しのようだし。

ということで、電車乗り換えのついでに寄ってみた。


店内はどちらかと言うと狭目だ。カウンターばかり5,6席といったところか。
おばちゃんと、息子か旦那さんぽい人の2人でやっているようだ。
昼を少し回った時刻で、俺様が店に入るとお客さんは他に1人だけだった。

主なメニューは3つ、
白湯スープの『愛媛ホワイト』、塩ラーメン『愛媛クリア』、和スパイス混ぜそば『愛媛レインボー』
まさに愛媛づくしである、潔い。
これにサイドメニューとして、今治名物『焼き豚卵飯』をつけることができる。
鯛の風味がお店のウリのようで、それであればと『愛媛クリア』をオーダーした。

5,6分してカウンターに並んだ『愛媛クリア』+『焼き豚卵飯』はこんなかんじである。

ちなみに、焼き豚卵飯は今治市のB級グルメで、
スライスした焼き豚に半熟の目玉焼き、そして甘辛い醤油タレが特徴だ。
今治 焼豚玉子飯 世界普及委員会 公式サイト | 愛媛 今治 B級ご当地グルメ
最近は大阪でも時折見かけるようになってきたが、
見た目から想像できるそのままの味だ。
とりあえず美味しい。焼き豚卵飯だけで食べたくなるぐらいである。

主役の『愛媛クリア』は、あおさやワンタン、鯛等、
愛媛県産の素材を中心にした具が添えられていて、
食べていると鯛の風味が強く感じられる。
最近はスープを飲み干すことはあまりないのだけれど、
このラーメンは、やめておこうと思いながらついつい飲み切ってしまった。

店を出る時には、おばちゃんがわざわざ見送ってくれた。
次回は『愛媛ホワイト』をいただいてみたい。



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『少林サッカー』(2001年公開作品)

2024-03-26 06:57:17 | 映画
家にあった『少林サッカー』のDVDを久しぶりに観始めたら、
止まらなくなって、ついつい最後まで観てしまった。

もう20年以上も前の映画なんだなぁ、
映画ではカンフーの達人・シンとして大活躍したチャウシンチー監督も、もう60過ぎか。

映画が好きな人には、何度も何度も観返してしまう映画というものがあると思う。
俺様の場合、『少林サッカー』もそうだが、
『スターウォーズ』の1作目や『エイリアン2』『ロッキー』あたりがそんな映画だ。
共通するのは、苦難のあとに得られる爽快感、といったところだろうか。

公開当時、大ヒットした『少林サッカー』も、逆境を跳ね返して逆転に至るシーンが素晴らしい。
山場の1回目は前半、シンがやる気の無い兄弟子たちを引きずり込んで、初めての練習試合に臨む場面だ。
反則を繰り返す相手チームにボロボロにされるシンたちだが、
極限状態の中で、かつて少林寺で修業をした心を取り戻し、
達人技の連発で一気に圧勝する。

2回目は後半、プロチームとしてトーナメントに出場し、
決勝戦でライバルのデビルチームと戦う場面だ。
薬物で極限までパワーアップしたデビルチームの圧倒的なパワーの前に、
達人ぞろいの兄弟子たちが次々と倒されていく。
急遽、2人目のゴールキーパーになった『鎧の肌』も力尽き、
メンバー不足で敗退かと思われた時、
太極拳の達人であるムイが満を持して登場する。
彼女は、デビルチームの強烈なボールの勢いを相殺することで、ゴールを守り切り、
勝機をつかんだ少林チームは、ついにデビルチームの打倒に成功する。

この2つのシーンの、いわば弓を引き絞るだけ引き絞って、
一矢を放つ爽快感が『少林サッカー』の醍醐味であって、
俺様としては、忘れた頃についつい観返したくなってしまう。
チャウシンチー作品は、2004年の『カンフーハッスル』以来観る機会が無いが。
今も『西遊記』や『人魚姫』等、個性的な映画を作り上げているらしい。
また観てみるかなぁ。



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球児先生

2024-03-25 05:02:34 | 野球
昨日、子どもの学習机を探しに、梅田へ出かけていたのだけれど、
色々と見た帰りに、ヨドバシカメラが入っている建物からふと外を眺めると、
何か変な看板が、、、


国道176号線を挟んで向かいのビルの5階に、
『球児』『野球』『先生』と書かれたオレンジ色の看板が見える。
うーん、何なんだろう、アレは?
1階はコンビニ、2階と3階はトレカショップだ。これは見れば分かる。
でも、5階の謎のキーワードは分からない。
スポーツジムではなさそうだし、ビルの5階で野球教室というのも難しそうだ。
かといって、野球用品専門のスポーツショップなんてあるんだろうか。
家族4人で首を傾げてしまったが、『Google Map』でも情報が得られず、
「なんだろうねぇ?」と言いながら帰ってきた。

帰宅した後、やっぱり気になったので改めて調べてみた。
写真に写っていた2階のトレカショップ『竜のしっぽ』はすぐに見つかった。
大阪と姫路に店を構えており、大阪店が入っているビルは『メイプルビル芝田』というらしい。
ということは、このビルの5階の店舗情報があれば、、、、あった
店舗案内 中古野球用品販売店 球児先生 大阪/梅田

中古野球用品販売店『球児先生』である。
HPにはグローブやバットがズラリと並ぶ、店内の写真が掲載されていて、
確かに野球用品ばかりを取り扱っている様子だ。
店長の球児先生の写真もチラリと載っていた。
そうか~、そうきたか~。
看板に偽りなし、球児先生が経営する、野球用品の店だった。
この手の、ありそうで実際にはなかなか無い、ニッチなお店は気になるなぁ。
野球は見るのは好きだが、やるのは苦手なので、
実際に訪れることはなさそうだけれども。



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『戸村飯店青春100連発』(瀬尾まいこ著 理論社 2008年初版)

2024-03-24 06:20:40 | 小説
最近読み終わった本のことを書こう。

小説『戸村飯店青春100連発』は、映画化もされた2019年の本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』を書いた、
大阪出身の小説家・瀬尾まいこ氏が、2008年に世に送り出した、二人の兄弟を主人公とした小説だ。


大阪は住之江にある、昔ながらの中華料理店『戸村飯店』、
ここには長男ヘイスケ、次男コウスケの2人の兄弟がいる。
ヘイスケは昔から要領がいい子どもと言われ、頭の回転も速いイケメンだが、
実は大阪の下町の空気が苦手で父親とはソリが合わず、高校を卒業したら家から出ていきたいと思っている。

一方で1歳下のコウスケは勉強は苦手だが、真っすぐな性格で、店の手伝いも積極的にこなし、常連さんのウケもいい。
阪神タイガースの大ファンで、高校では自分自身も弱小野球部で活躍している。
コウスケからすると、店を継ごういう素振りも見せず、とっとと東京へ出て行ってしまおうとしている兄ヘイスケが理解できず、
『戸村飯店』は高校を卒業したら自分が継いでいくしかないか、
それにしてもヘイスケはなんて身勝手な奴だ、と常々苦々しく思っている、
どちらかというと仲の悪い兄弟関係だ。

高校を卒業したヘイスケは、かねてからの計画通り東京で独り暮らしを始めるが、
将来は小説で身を立てようか、と思い入学した専門学校はひと月で辞めてしまい、近所のカフェ『RAKU』でのアルバイトで生計を立てていく。
実のところ、コウスケからはヘラヘラした奴と思われていたヘイスケは、彼は彼なりに屈折した人生を送っていた。
陽気で誰とでも打ち解けられる弟コウスケと比べ、
理解力の速さから周りを達観的に観てしまうヘイスケは、
自分の思いをなかなか周囲に伝えられないまま、大阪での日々を過ごしてきた。
本当は父親の中華料理店にも興味があったし、阪神タイガースも好きだったヘイスケだったが、
周りから『あいつは店を継ぐ気がない』『あいつは野球に興味が無いからな』と思われてしまうと、
自分自身をそういった枠に嵌めてしまう人間だった。

『戸村飯店青春100連発』は、章ごとにヘイスケとコウスケの2人による1人称視点を切り替えながら話が進む。
2人が何を考えながら日々を送り、成長していくのか、
読み手は彼らの内心の吐露を読み取ることで、兄弟の内面を理解していくのである。
後半、高校卒業を迎え、卒業後は『戸村飯店』を継ぐ気でいたコウスケに一大転機が生まれる。
ここから、東京と大阪で離れて暮らしている兄弟の関係が大きく変わってくる。
果たしてヘイスケとコウスケは自分たちの生き方を見つけていけるのか、
著者・瀬尾まいこの、終始一貫して優しく、登場人物一人一人に寄り添った描写は、
内面の描写の多いこの小説も、一気にエンディングまで読み進ませてしまう。
『そして、バトンは渡された』は、暗くなりがちな設定を、幸福感一杯で終わらせてくれた傑作だが、
この『戸村飯店青春100連発』も、ハッピーエンドに向けて突っ走る素晴らしい作品だ。

子ども時代、兄弟姉妹との関係に何か複雑な気持ちを抱く人は多いと思う。
俺様自身は、読んでいるうちに兄ヘイスケに感情移入してしまったが、
弟コウスケに共感する読み手もきっと多いはずだ。
あの頃、窮屈な気持ちを抱えて日々を過ごしていた思い出のある人に、是非ともお勧めしたい。




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長期記憶と短期記憶

2024-03-23 05:38:21 | Weblog
人間の記憶は、保存される期間によって『短期記憶』と『長期記憶』に分けられるらしい。
『短期記憶』は、数分から数時間だけ保持される記憶であり、
『長期記憶』は長いと数十年にもわたって、脳内に情報として蓄積されるものだ。
ROMとRAMの違いみたいなもんだろうか。
どちらも個人にとっては大切なものだが、
『短期記憶』については、加齢によって能力が減退するそうで、
若いころならいくつもの『短期記憶』の引き出しがあるものが、
年齢を重ねるに従ってどんどん数が減っていくそうな。

仕事をする中では、どちらかというと『短期記憶』が必要な場合が多いような気がするのだけれど、
上のような脳機能の減退があるために、
3つ、4つとすることが溜まっていくと、最初の1つ目が頭から消えてしまったりするわけで、
これを防止するために見えるところにメモを貼ったりする等の防衛策が必要になってくる。

一方で『長期記憶』である。
『長期記憶』には、日常において全く何の役にも立たない情報が数多く蓄積されている。

俺様の場合、例えば、

この車が『デトマソパンテーラGT4スペシャル』であるということを記憶していたり、

この恐竜が『パラサウロロフス』という名前であることを記憶していたり、

ウルトラマンAと戦っているこの超獣が『カイテイガガン』という名前であることを記憶していたりするが、
これらの恐らく小学生時代に溜め込まれた記憶については、実際ところ本当に役立たずで、
日々の暮らしにおいて活用の機会は今のところないし、これからも無いと思われる。
せいぜいが同年代同士のバカ話の中で、話のネタに使う程度だ。

この手の、恐らくは一生役に立つことはないであろう、『役に立たない情報』は、
脳の中でも大脳皮質と呼ばれる場所に大量に蓄えられているそうだが、
年齢を重ねて『短期記憶』の能力が衰えてくると、
もうちょっとこう、脳のエリアを『短期記憶』に分けてもらえないかと思ってしまう。
昔のスーパーカーや超獣の記憶は、思い出すと楽しいものではあるし、
それはそれで、個人の人間性を形成する大切なものではあると思うんだけれども。

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映画『ミステリと言う勿れ』(2023年公開)

2024-03-22 05:35:08 | 映画
昨年公開された、『ミステリと言う勿れ』の劇場版が、アマゾンプライムで有料配信されていた。
公開時に家族で観たいな~と言っていたのが、結局そのまま流れてしまったのだが、
休日の暇つぶしに、「じゃ、みんなで観るか」となった。

『ミステリと言う勿れ』は、田村由美原作のコミックの実写版映画である。

2022年にテレビドラマとして放送されていたが、
元々の原作が持っていたストーリーの意外性と、菅田将暉らの好演が相まって、非常に面白かった。
主人公の久能整(くのう ととのう)は大学2年生、もじゃもじゃの天然パーマがトレードマークの不思議くんだ。
作品中では探偵役であり、「僕は常々思うんですが」が口癖で、
出来事を論理的にひも解いて、他の人が気が付かない事実関係を洗い出すことが出来る。

劇場版は原作の2巻から4巻にかけての、狩集家の事件を取り上げている。
広島で知り合いになった、狩集汐路という名前の少女、
彼女は名家である狩集家の後継者候補の1人であり、
当主が亡くなった狩集家では、4人の候補者のそれぞれに、敷地内の4つの蔵の手渡し、1つの謎を提示する。
謎を解いたものが次の狩集家の当主になれるルールで、
久能君も半ばなし崩しに、この謎ときに巻き込まれることになる。

話は4つの蔵を舞台にした謎解きかと思いきや、実はこれは導入に過ぎず、
狩集家で過去から続く殺人と、名家の陰惨なルーツを解き明かす本筋にへと続き、
最初は大したことのない事件と思われていたのが実は・・・という
長尺の映画向けのシナリオである。
TVドラマも面白かったが、映画の方も重苦しくなりがちな名家もののストーリーが、
コミカルなシーンを挟みながらテンポよく描かれており、
もうすぐ小学校にあがる次女も含めて、家族で楽しく観させていただいた。

ヨメ様は、 ドラマ『いちばんすきな花』で松下洸平が演じていた春木椿が好きなのだが、
今回の松下洸平の演じる役どころはなかなかにアレなかんじのキャラなので、
色々と複雑な想いを抱えながら観ていたそうな。
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始めて『ポカリスエット』を飲んだ日

2024-03-21 04:49:33 | 食べ物
大塚製薬がスポーツ飲料『ポカリスエット』を発売したのは、1980年4月のことである。

発売からしばらくは、それまでの缶ドリンクとは異質の味覚に消費者がついていけず、
全く売れない期間が続いたらしい。
もちろん、我が家でも親が買ってくることは全くないので、家の中で見かけることもないし、
TVコマーシャルは流れていたが、これはこれで何をアピールしたいのかサッパリ分からないCMであり、

クラスの友達の中でも、一体アレは何なんだろうという状態がしばらく続いていた。

もちろん、大塚製薬側もこの新しいドリンクの売れ行きがダメダメである、ということは把握しており、
消費者をアルカリイオン飲料という商品に慣れさせるため、大規模なサンプリング作戦に取り組むことになった。
街中にポカリスエットを大量に持ち込み、道行く人たちにバラまきまくるのである。
当時愛媛の片田舎に住んでいた俺様の近所にすら、自転車に乗った拡販員がせっせとやって来た。
そして、当時小学4,5年生ぐらいだった俺様にも、この謎ドリンクを手渡してくれたのである。

この頃の我が家の定番ドリンクと言えば、「コカ・コーラ」「ファンタグレープ」「バヤリースオレンジ」の3種類だったが、
これらとて、いつも手に届く場所にあるわけではなく、誕生日やクリスマスに子どもにまわってくるのがせいぜいだった。
折角手に入れた缶ジュースである、親に渡すのは惜しい、下手をすると帰ってこないかもしれない、ここは速やかに試飲に及ぶべきである。
家に帰ると幸いなことに母親は買い物に出かけて留守であった。
俺様は間髪を入れずポカリスエットの缶を開けると、恐らくはぬるいままであったであろう中身を飲み込んだ。

・・・・・・・・・・まずい?

なんだか想像を絶する味である。うまいかまずいかと言われると、正直言ってまずい。
始めて飲んだポカリスエットは、〇〇の様な味と表現することができない味で、
小学生をただただ困惑させる飲み物だった。
もう少し小さい頃に飲んだ『ドクターペッパー』もかなり衝撃的な味だったが、
あれは『薬のような味』と表現できるため、理解可能な味覚だった。
それに比べると、このポカリスエットは何なんだろう、甘さは感じるが、だが決して美味しくはないのだ。
俺様としては飲むのをやめてしまいたかったが、一方で缶ジュースは当時の俺様にとって貴重である。
まずかろうがなんだろうが、飲むのをやめて捨ててしまうなんていう選択肢はありえないのである。
結局俺様は245ml缶を飲み切ったが、飲み干しても「美味しい、また飲みたい」という感想は持てなかった。
母親が帰ってきた後、コマーシャルで流れている、例のポカリスエットをもらって飲んだが、あれは非常にまずい飲み物である、という話をしたが、
親にとっても、特に飲みたいものというわけではなかったらしく、「ふ~ん」と流されてしまった。

あれから40年経った。「ポカリスエット」は今や、「アクエリアス」と並ぶアルカリイオン飲料の双璧である。
我が家でも、特に夏場は欠かせない飲み物であり、風邪をひいた時にも重宝する。
子どもたちにとっては生まれた時からある味覚であり、特に「まずい」という評価はいただいたことがない。
俺様も今となっては好きな味だ。むしろ「アクエリアス」派よりも「ポカリスエット」派といってもいいぐらいだ。
俺様にとって、あの味が一体いつから「美味しい」と感じられるようになったのかは分からないが、
小学生時代のあの日に、ただただ「まずい」と思った記憶は、たぶん一生残ることだろう。





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『ユニコーンオーバーロード』における職業(クラス)について

2024-03-20 08:31:35 | ゲーム・日本橋
何日か前に、PS5版『ユニコーンオーバーロード』の体験版をクリアした。

最近の体験版ゲームは、結構長時間遊ばせてくれるのがありがたいところで、
なんやかんやで10時間ほどもかかったような。

この戦略シミュレーションとジャンル付けられているゲーム、
とにかく様々なクラスのキャラクターが登場する。
ドラクエでいうところの「せんし」とか「まほうつかい」とかいったやつだが、
『ユニコーンオーバーロード』では実に60種類を超えるクラスが登場してくるため、
「えーと、、、こいつは何だっけ?」みたいな感じになってくる。
特に前衛系のクラスにあまり見慣れないクラスが多く、その辺を少し深堀りしてみた。
こうやって好き勝手書けるのがBlogのいいところだなぁ、、、

とりあえずザックリ謎なのは、こいつらである
「ハスカール」・・・歩兵で斧を持ってる。なんかバイキングっぽい。力自慢で陣地を壊すのが得意。
「ランツクネヒト」・・・体験版未登場の歩兵。盾と剣を持ってる。名前的にはドイツ由来か?
「ホプリタイ」・・・重武装で大きな盾と槍を構える。古代ギリシャかローマ帝国あたりの名前かな?
「カタフラクト」・・・名前だけ聞くと飛んでいきそう。あぁ、それはカタパルトか。ホプリタイの強化版みたいなやつ。

どうも、古代~中世当たりのヨーロッパから色々と引っ張ってきたようだ。順番に見ていこう。

(1)ハスカール
 ・暗黒時代~中世初期に北欧やイングランドなどにいた職業軍人、傭兵の一種
 ・封建制度が出来上がる前の時代に、王様や貴族に雇われて私兵として戦っていた兵士らしい
 ・雇われなので、金払いが悪いと雇用主も襲ってしまったり、自由な人だったらしい
 ・1066年にノルマン・フランス軍とイギリス軍との間で戦われた「ヘースティングスの戦い」で、イギリス王ハロルドとともに全滅したのが有名


(2)ランツクネヒト
 ・1486年に神聖ローマ帝国のローマ王マクシミリアン1世により、スイス傭兵を模範として編成されたヨーロッパ(主にドイツ)の傭兵
 ・とにかく服装が派手。左右で縞模様や色の違ったものズボンを履いたり、わざと縦に切れ目を入れて下地の色が見えるようした上着を着て戦った
 ・服装に厳格な時代で顰蹙をかったが、「いつ死ぬかもしれない彼らが、好きな格好をするぐらい多めに見てもいいではないか」との王様の発言で許可
 ・15~16世紀、特に30年戦争で大活躍した。そのせいで、当時のドイツは人的、経済的に大変な被害を被っている。


(3)ホプリタイ
 ・古代ギリシャ時代の重装歩兵ホプリテスのこと(ホプリタイは複数形)
 ・ホプロンと呼ばれる円形の盾でガードを固めながら密集体形を形成し、槍で戦った
 ・ちなみに古代時代の戦士なので、重装歩兵と言いながら、体を守るのは革製の鎧だった


(4)カタフラクト
 ・古代末期のローマ帝国または東ローマ軍の重騎兵。ギリシア語の「甲冑に囲まれた(もの)」に由来する
 ・当方の諸帝国との戦いの中で進化・発展し、東ローマ帝国のニケフォロス2世フォーカス(在位:963年 - 969年)の時代に完成
 ・馬に乗り、薄金鎧や鎖帷子を着て、弓・剣・長槍等で戦ったらしい。今回取り上げた中では一番強そう。


なるほど~、とりあえず納得した。


 
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マクドナルドの『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』

2024-03-19 06:15:30 | 食べ物
家の近所のツルニチニチソウの植え込みの花が、だんだんと増えてきた。

この紫色の花が目に付くようになると、そろそろ桜の季節だ。

さて、マクドナルドでは現在、
周期的にやってくる『てりたまバーガー』が限定メニューとなっている。
目を引く新商品は、『のり塩じゃがバターベーコンてりたま』であり、
名前だけではいったいどんな味なのか、なかなか想像がつきにくい一品だ。

俺様は定番メニューの『チーズてりたま』が好きで、
メニューに載ってくると、毎回ついつい注文してしまう。
しかしながら、『のり塩』も『じゃがバター』も好きであることから、
今回はこの新作メニューをオーダーしてみた。


結論から言うと、味の強さで
『のり塩』≫『じゃがバター』>『ベーコンてりたま』
といったかんじのバーガーだ。
のりの風味が強すぎて、てりたまの味がほとんど感じられないという、
なかなかに画期的かつ攻撃的な商品である。
じゃがバターもそれなりに自己主張してくるため、
食べていると、『のり塩』と『じゃがバター』と『それ以外の何か』が交互に味覚として伝わってくる。
正直なところ、別々のメニューにしてくれた方が良かったんじゃ…
もっと言うと『のり塩』はいらな…
まぁ、こういう意外性が許されるのが、限定メニューの面白さなんだろうけど。





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『ロスト・イン・ランダム』(2021年発売 XBOX GAME PASS アクション・アドベンチャー)

2024-03-18 06:43:55 | ゲーム・日本橋
今日は、XBOXのGAMEPASSから『ロスト・イン・ランダム』を。


『ロスト・インら・ランダム』は2021年にエレクトロニック・アーツがリリースした、アクション・アドベンチャーだ。
主人公のグースーが暮らすランダム王国は、『ワンクロフト』『ツータウン』『スリーダム』『フォーベルグ』『ファイブトロポリス』『シクストピア』の6つの町に分かれた国で、
国民は12歳になると、女王の持つ黒いダイスによりどこのエリアで暮らしていくのかを決められる。
ある日、グースーの姉のキース―が女王に連れていかれてしまい、グースーは姉を取り戻すたびに出ることを決意する。

ストーリーの出だしはこんな感じで、プレーヤーはグースーを操作しながら、
『ワンクロフト』を出発点に、それぞれの町を順番に辿っていくことになる。
町の名前から想像がつくかもしれないが、このゲームはダイス、つまりサイコロが重要な意味を持っていて、
途中から旅の同行者になる、サイコロの六面体に手足がついたような魔法生物『ダイシー』の、
サイコロの『目』を1面ずつ取り戻さないと、次の町へ進むことが出来なくなっていたり、
戦いの際にはダイシーを放り投げて、出たダイスの目だけ、魔法の様な効果が得られる『カード』を使うことが出来たりする。

グースーは基本的には普通の12歳の子どもなので、ダイシーがいないと大変だ。

そういえば、グースーとかキース―とか、変な名前だなぁと思っていたが、
これは字幕の付け方がちょっと強引なせいで、
英語の音声では『Even』『Odd』という名前で呼ばれており、
つまりは『偶数』と『奇数』なんである。
無理にグースーとかにせずに、イヴンとオッドとかでも良かったと思う。

登場するキャラクターは、グースーたちのように普通の人間もいれば、
魚っぽい人や、頭が逆さまについた人など、なかなかに…不気味だ。
この人は、目が3つついたシーモアというキャラクター。

ホントにこんな人ばっかりだが、この人はこの人で、
ダイシーに目を追加してくれるありがたい人で、
人は見かけによらないのである。

面白かったのは、話の端々でグースーの行動を開設してくれるナレーターの存在で、
終盤には女王の介入もあって、ストーリーの登場人物として引きずり込まれてしまう。
普通、ゲームのナレーターは、ゲームを俯瞰的に語る役割で、
こういう展開は意外性があって良かった。

ゲームバランとしては、どちらかというと癖が強く、とっつきにくさも色々と感じられる。
バトルシーンでは、カードを使って武器を生成したりトラップを仕掛けたりしてするんだけれども、
カードを使うためには、まず手持ちのパチンコを使って、敵の体からクリスタルを剥がさないといけない。
クリスタルを一定数集めると、カードを呼び出すためのダイスを振ることができるようになるんだけど、
敵から逃げ回りながらパチンコを当てるのはなかなか大変で、途中からイージーモードに切り替えてしまった。
日本語が字幕対応になっているのも地味にやっかいで、
ゲームの登場人物は見た目がアレな割に色々と喋り捲る上、
トークの内容に洒落が効いていたり、韻を踏んでいたりと
英語ならではのウィットに富んだ会話は、翻訳であればそのあたりのニュアンスが伝わるとおもんだけど、
字幕ではいまいち分かりにくいかんじで、
ヒアリングが得意だったらもっと楽しいんだろうなぁと感じた。

ともあれ、ストーリーは起伏に富んでいて、どんどん先に進みたくなる。
訪れる町はどこも個性的で、次は一体どんな町なんだろうと思わせるし、
最後に訪れる女王の居城シクストピアの姿には、
昔観た『銀河鉄道999』を思い出した。

バトルシーンのめんどくささが気にならない人なら、
話の結末を目指して頑張ってほしいところだ。




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ジャッキーも年を取ったなぁ。。。

2024-03-17 08:15:35 | 映画
往年の大スターであるジャッキー・チェンも御年70歳、
もうすぐ後期高齢者となる年頃である。
そんなジャッキーの近映がニュースに取り上げられて、
昔の彼のカンフー映画にハマった世代は、ちょっとしたショックを受けているらしい。

昨日、Webニュースに掲載されていたジャッキーの写真はこんなかんじだ。

う、うーん・・・そうか、そりゃそうだよなぁ、、、
人間は誰でも年を取る、ジャッキー・チェンも石坂浩二もそこは平等だ。
理屈は分かっちゃいるんだけど、俺様、というか70~80年代に彼のアクション映画が大好きだった世代からすると、

とは言わないにしても、

ぐらいでいてほしいという気持ちになるのである。

ジャッキー・チェンの出演映画については、
70年代の『蛇拳』や『酔拳』等、ヒョロいお兄ちゃんが老師範に鍛えられて超人的なカンフー・マスターに成長する一連のカンフー映画から、
80年代の『プロジェクトA』や『スパルタンX』、『サイクロンZ』等の、ストーリーを重視したアクション・コメディ映画へと進み、
90年代以降はアクションよりも話の内容に比重を傾けた作品を手掛けながら、
時折、「お、まだまだジャッキーは元気だな!」と思わせてくれる映画を発表しては、健在ぶりを示してくれる。

中国という国に対する彼の思想は、時折物議を醸しだすが、
だからと言って、子ども時代にTVの映画番組で繰り返し見たカンフー映画の中で、
彼から与えられた感動や夢が色あせるものではないし、
この先10年、20年と元気で頑張ってほしいと思うのである。

ちなみに、俺様の好きなジャッキー映画というと、
1位『酔拳』
2位『蛇拳』
3位『カンニングモンキー 天中拳』
となる。
なんか70年代の映画ばかりになってしまったが、
天中拳あたりは日本公開は80年代に入ってからで、
中学1年生の時に劇場へ見に行った覚えがある。

なお、この時代のジャッキーの映画にやたらと出まくっていた名脇役に、
この人↓がいる

ジャッキーではなく、やかんを持った人の方だが。
この人の飄々とした演技が好きで、登場すると無暗に喜んでいた。
石天(ディーン・セキ)さんという俳優さんだそうで、
現在は実業家としてご活躍中とのこと。
石天氏も元気で頑張っていただきたい。









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