『ハロルド・ハリバット』(2024年発売 XBOX GAME PASS アドベンチャー)

なんか独特なゲームだったなぁ、という感慨にふけった作品を１つ。

『Harold Halibut』（ハロルド・ハリバット）は、ドイツの独立系開発会社 Slow Bros が制作したアドベンチャーゲームだ。


このゲームの特徴は、まず何といっても「見た目」だ。
クレイアニメーションのような世界がゲームとして展開するのは、
見ていてとても不思議な気分になった。
ゲームの製作にあたり、クリエイターたちは実物のモデルを組み立てて、
実際にこれらを動かしながら、コマ送りの様にゲームの動画を撮影していったらしい。
完成までに１０年もかかったというのも納得である。


ゲーム全体に流れるゆるい雰囲気もいい。
主人公ハロルドが暮らしているのは、遥か未来に未知の惑星の海の底に不時着した宇宙船で、
ハロルドは真面目に惑星からの脱出を目指す科学者・マロ―博士の助手として、
博士を始めとした様々な人々のお手伝いをして回るのだけれども、
最終目的である惑星脱出がかすんで見えるぐらいに、この世界の人々の生活は緩い。
シュールレアリズムっていうのはこういう世界観のことを言うんだろうなぁという、不条理さも相まって、
他のゲームではなかなかお目にかかれないスローなストーリーを堪能させていただいた。

アドベンチャーゲームというのは、話のオチを見てしまうと、また遊ぼうという気にはなかなかなれないが、
このゲームについては、キャラクターたちのあの不思議なトークをまたいつか見てみたいと思う。

百英雄伝 Rising

あー、お腹減った・・・
夜中になるとお腹が減るよねぇ、、、我慢我慢

えーと、「百英雄伝Rising」である

今後発売予定の「百英雄伝」の前日譚とされているゲームだ。

プレーヤーキャラクターである、CJ、ガルー、イーシャを中心に、
田舎町であるニューネバーの町おこしのため、お使いクエストをこなしまくる。
クエストはかなりの数（１５０くらい？）あり、まぁホントによくあるお使いクエストなのだが、
割とサクサク解決できる上に、クエストクリアで町がガンガン発展していくのが楽しくて、プレイが止まらなくなってしまった。

メインストーリーもしっかりとしたものが用意されていて、
お宝探しを目的としていたCJたちが、最後には街の平和を守るヒーローになっていく。

CJたちの掛け合い漫才のような会話も魅力の１つだ。
特にCJとガルーの会話は、毎度毎度笑いを誘った。
本編でも彼らが活躍してくれるといいなぁ。

Edge of Eternity（エッジ・オブ・エタニティ）

いやっほーい！！これは無理だわ、この『Edge of Eternity』は、、、



タイトル絵に惹かれてプレイしてみたんだけど、
登場人物との会話の日本語訳がメチャクチャすぎて、
さっぱり頭に入ってこない・・・

序盤から、主人公の仲間３人が次々に絶命していく厳しい流れで、
これから先どうなっていくんだろう、と気になるところではあったんだけど、
最初の街の住民との会話で、なんかもうお腹いっぱいになってしまった。。。

翻訳は大事だなぁ

極限脱出ADV 善人シボウデス

例によってXBOXのゲームパスから。

今回は『極限脱出ADV 善人シボウデス』である。


元々は2012年にPS VITA用等で発売されたアドベンチャーゲームだったが、
前作である任天堂DS用タイトル『極限脱出 ９時間９人９の扉』とセットでリメイク。

以前から知ってはいたのだけれども、プレイする機会がなく、
発売から１０年を経た2023年にようやく目にすることができた。

ゲームは、謎の施設に閉じ込められた主人公「シグマ」が。
他の８人の登場人物と協力、対立しながら、
施設からの脱出を目指すもので、
シナリオの進み具合によって、様々な部屋を訪れ、仕掛けられた謎を解き明かすことになる。

最初のうちは、ごく普通の脱出ものとして話が進んでいくんだけど、
途中からどんどん超展開！え？これってそういう話やったん？？という気持ちでいっぱいになった挙句、
最後は放り出される感じでエンディングを迎えることになる。
というのも、このゲーム、ストーリーとしてはさらに続編があり、
２０１６年に発売された『ZERO ESCAPE 刻のジレンマ』へ続くそうである。
うーむ、そうだったのか・・・

部屋の謎解きは部屋ごとになかなか凝っていて、
首をかしげるような仕掛けも多いが、
イージーモードに切り替えることで、色々と助言をいただけるようになるので、
恐らく進めなくなることはないんだろう。
俺様はストーリー見たさにネットで解答をみてしまったが。。。