勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

『グランツーリスモ』(2023年公開作品)

2024-04-04 05:24:21 | 映画
アマゾンプライムに、昨年公開されていた映画『グランツーリスモ』が配信されていた。

公開時に観たい観たいと思いながら結局休暇が取れず、観ることができなかった作品だ。

映画の主人公、ヤン・マーデンボローは、5歳の時に見たレーシングカーとのカッコよさに、
将来はカーレーサーになりたいという夢を持ちながら、現実にはそんな機会にも巡り合えず、
プレイステーションのレース・シミュレーター『グランツーリスモ』に熱中する日々を送っているイギリス人の青年だ。
父親は元サッカー選手、弟もサッカーが大好きな一家の中で、PSに没頭するヤンは浮いた存在であり、
父親はなんとかヤンに「まっとうな人生を」と望み、苦言を繰り返している。

そんなヤンにある日、日産のマーケティング担当をしているダニー・ムーアから、『グランツーリスモ』を通じて招待状が届く。
ソニーと日産が主催する、現実のレーシングドライバー養成プログラム『GTアカデミー』に参加しないかという内容だった。
世界中から『グランツーリスモ』のトッププレイヤーが集まるアカデミーで、ヤンは見事最終選考を勝ち残り、
憧れだったカーレーサーとして、国際レースに出場することになる。
最初はなかなか芳しい成績を挙げられなかったヤンだが、元レーサーのジャック・ソルターの指導の下、徐々に頭角を現す。
プロレーサーたちが凌ぎを削る現実のカーレースの世界で、ヤンは夢を叶えることが出来るのか・・・・というのが映画の粗筋だ。

このヤン・マーデンボローは実在の人物で、実際に2011年に『GTアカデミー』に参加し、
2013年のル・マン24時間レースで3位に入賞する等、現在もプロレーサーとして活動を続けている。
彼の身に起こった出来事は、まさに人生を丸ごとひっくり返すような出来事で、
何度も登場するレースシーンの映像の素晴らしさを含め、
これは劇場で観ておきたかったなぁ、と改めて思わされた作品だった。

俺様自身は、あまりこの『グランツーリスモ』というシミュレーターをプレイしたことがない。
同じことを何度も繰り返すゲームが苦手なせいだが、
ヤンは映画の中で、「ル・マンのコースは何千回も走った」とジャックに告げている。
ソニーと日産は現在もこの『GTアカデミー』を継続しているらしく、
現在発売されている『グランツーリスモ7』は、世界中のプレーヤーに、
現実のカーレーサーになるための機会を与え続けている。
なんとも夢のある話だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『リトル・ランボーズ』(200... | トップ | 特別展「古代メキシコ ―マヤ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事