おもしろい話（5）

　　　　　< 砂のあるおやつ >　　　　　


　　　　　むかし、田舎の子供のおやつは三日に一度は蒸したさつまいもでした。
　　　　　あるとき、、おかあさんが終い忘れたのでしょう。
　　　　　キザラ砂糖が食卓の上にでていました。

　　　　　それを子供がちょっと食べてみると、さつまいもよりずっとおいしかった
　　　　　ので、
　　　　　夢中になって食べていました。

　　　　　そこへおじいさんが野良仕事から帰ってきて、
　　　　　「小僧さん、おじいさんにも砂糖をおくれんかな」といいました。
　　　　　すると、子どもは
　　　　　「砂があるから、じいちゃんには食べられないよ」といいました。

　　　　　－たしかに砂があります－

　本日も訪問していただき、ありがとうございました。