以下転載
・・・前略・・・TPP(自由貿易構想)により国家主権が空無化し、米や牛肉など主要5品目の無関税化により食糧自給権すら解体される事態にかかわらず、すなわち家畜として馴化される局面であるにもかかわらず、被抑圧民衆総体の関心はNHK連続ドラマの最終回だったりするのだから、我々が地球上でもっともバカな連中であることに異論はないだろう。
そもそもニホンの食糧自給率が40%以下であるのに対し、米国、カナダ、フランス、ドイツなど先進各国がそれぞれ100%を越える事情は、その本質が社会コストではなく有事における戦略物質という国防上の判断によるのである。まして尖閣や竹島など緊張が高まるこの時代において食糧の対外依存度をさらに引き上げるというのだから、自民党を主体とする推進勢力がどれほどの売国集団であるのかはもはや説明するまでもない。
結局のところ政治組織、官吏機構、報道機関がTPP(自由貿易構想)を礼賛する事情とは、「勝ち馬に乗る」という時代精神(ツァイトガイスト)によるのであり、売国がトレンドと化しCompradore Market(買弁市場)が過熱したことによるのである。
この体系は国土や同胞を売り渡すことに、何ら理性の痛痒を感じないほど人間精神が退廃しきっているのであり、それは国家的アノミー(価値観崩壊)なのであり、理解不能な錯乱とはこのような痴愚の無限連鎖によるのであり、「相手国精神の解体が最も有効なストラテジー」であるというA・ボーフルの戦略理論が激しく炸裂しているのだ。
転載以上
座して死を待つしかないのか、日本。残念ながらそうかもしれない。しかし死は新たな生の始まりでも有る。
聖書なんて私には全く興味も無いが、次の言葉はよく記憶によみがえる。
「一粒の麦若し死なずば、一粒にてあるらん。若し死なば多くの実を結ぶべし」
我が国は一度滅亡し再び復活するしかないのかも。(知れない)