あうりのPSO日記

ファンタシースターオンラインシリーズ。昨今PSO2が主体の中、リアルな事も含めてPSO人生を語る日記です。

ファンタシースターオンライン2

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3月31日

2016-03-31 10:52:30 | Rord of LONDON
帰り、成田→東京間の 成田エキスプレスの時間変更の為に、

家を出るのは、10時と決めていたのだが、


なんだかんだで、もたもたと10時20ぐらいになってしまった。


今、現在 新幹線に乗るべく、地元の駅で、

スマホでレヴューを書いている。


順次、配信の予定Death!!



ツイッター…やってないんでな(笑)


まぁ、暇な時間があるかぎりだが。






みどりの窓口で、無事変更出来たので、


新幹線 のホームへ向かう為、階段を登りだした。



一度、登り切ったと思った所が、実は途中らしく、



さらに、今の二倍ぐらい登らねばならく、



エレベーターに乗らなかった事を後悔している。



…ふぅふぅ…はぁ…な、なんてダルいんだ階段。


俺も 歳を取ったものだ。


このくらいで、グチを言ってはいかんな。


先が思いやられるぜ、まったく。



ホームに着くや、腹が減ったが、ここは我慢して、


コーヒーを、ぐびぐびと一気に飲み干した。


うまいっ! もぅ一杯ぃ!!




2本目は、飲まねぇけどなw


何時ものダイドーコーヒーだったが、やけにうまかったぜ。


そうこうしてる間に新幹線がやって来た。




〉ピー、ガガガ…。こちら、スネーク。無事、進入に成功したようだ。


11時57分






午後14時33分の成田エキスプレスに乗り込む為に、


再度、進入を試みた俺は、


軽々と、それをやってのけた。





ふっ、列車の進入など、訳ないぜ!



何しろ、俺には秘密兵器が有るからな😜





キップって代物だ。

これは、凄いぞ。



止おせんぼしている、

銀色の箱に、同じくらいの穴が開いていてだな、


そこに入れると、あら、不思議。


ピッと、開いちゃうんだな。


そんな訳で、


俺は今、列車の中でくつろいで居る。


何故だか、外人が多いな…

目的地が空港なら、当たり前…だぁ…な…



15時07分終了。




さて、




成田エキスプレスを降りて、予約していたカプセルホテルだが、


思いのほか、簡単にたどり着く事が出来た。




正直、気持ち悪い(笑)





こんな簡単に、物事が進展するものなのか?






ホームに降りたら、柱の宣伝用モニターにいきなり出てたので、

道なりに行くと、エレベーターの正面にも看板が。






エレベーターを上がり、振り向くと、そこにあった。



取り敢えず、チェックインを済ませて、


タバコが吸いたい…



さすがに、そう簡単には、喫煙所は……有ったよホテルの下に(笑)




遠くて分かりずらいだろうが、目の前の柱の間に、


銀色の灰皿らしきものが見えるはず。





ふふふふふ、しばし至福の時間を過ごしていたが、



ロックの神とキツネの神は、


やはり俺には厳しいらしい。



この後、大変な過ちが、二つある事にきがつくのだが、


だうにも時間がないので、後での報告になるかも知れない。

Rord of LONDON Ⅶ-HEVEN-

2016-03-28 21:27:18 | Rord of LONDON
心臓に手を当てると、


エコーの音が聞こえて来る。。。


人が人で有る奇跡を考えた事が有るかい?


人生を生きている間、どのくらいの人と出会えるか考えた事が有るかい?



そう、1億人が暮らす、この日本ででさえ、


出会える人は、ほんの一握り。。。


出会った人が、奇跡と呼べる事に、気が付いた事があるかい?







        しかし、







出会った人 物 すべての事柄が、正しい道のりを示すとも限らない。



だが、何が有ろうとも、自分自身を見失わない為に、



日々、些細で有れ 努力をしなければならない。



さすれば、出会った物の、幾つかは答えを示してくれるだろう。。。









俺にとって、



今回LONDONへ行く事が、天国なのか地獄なのかは分からない。



ゆっくり上がって来た階段の先にあるのは、



自信にとっての、Heven Heim  心地良い天国となるのか,



偽りの Hell Door 地獄への門に過ぎないのか。









それとも、ただの気の迷いなのか?








オリンピックイヤーなどに 良く見かける、



若かりし頃の慟哭を感じて、町でジョギングするような、一時の感情なのか?


そして、忙しい日々に追われ、また日常に戻って行く。





もしかしたら、今回の俺もそうなのかもしれないと、











思ったり、思わなかったり。。。




















今月、3月の中ば頃に、






ある、荷物が届いた。







レターパックなのだが、なんか柔らかい?







最近、Tシャツ等は通販した記憶は無いのだが、





何故か、この時 宛名も見ずに開けてまった。。。







中には、BABYMETALのLONDON SSE ARINA WEMBLEY公演の記念Tシャツが入っていた!!









  (雑な画像だな^^;







高々と、ゲッティングっ!!!




その時には、きっと私の頭上には、


虹色のレアドロップアイコンが 派手に出ていたに違いない。







いや、これは、ツアーに行く人全員に貰えるんだけどねw




だが、先に送られてくるとは思っていなかったので、




これは、否応無にテンションが上がるってもんだ。






それと、3姫のLONDON公演のポスターを縮小した記念パス。(右下


紐にはBABYMETALのロゴがあしらってある。


Tシャツも、これと同じ絵柄でした。





さらに、これも記念になりそうな、公演のポスターを縮小したような、



ツアーのしおりが、2冊。封入されていた。



1冊は、ツアーへの自分用と、


1冊は、残していく家族用である。



これで、俺が何時死んでも問題ないぜ!! ←イヤイヤ、死出の旅じゃないっての


だが、ここ最近のEUへの、テロ事件が頻発しているので不安はある。



会社の仲間も、同じように思ってはいるが、口には出さないでいる。







俺は、昔っから、最悪の事態を常に想定して、動くようにしている。


まぁ、いろいろ有ったんでな。




ネガティブに取られようだが、



最悪と残酷を想定していないと、いざ そう成った時に心身共に身動き出来ないだろ?






だからと言って、想定して動けるものでもないがな。。。





何事も無ければ、それで良し。


運が良かったと思える。











さて、


A4の用紙に、俺の名前と、搭乗便の番号が書かれているので、



もちろん、確認の為にしおりの中にを見ると、










ツアー用の飛行機が 10機も書かれているwww









ぇ~、ぉぃ、こんなに行くのか?w








当初、100名の予定だったのだが、追加になったとは知っていた。





もちろん、俺も申請するのが遅かったので、追加組みの一人なのだが。





しかし、1便全員がBABYMETALのツアー客では無いにしろ、





一体、何人ツアーで行くのだろうか?





自分のエントリー番号を踏まえて、




大凡、300人かな?


多ければ500人ぐらいは行きそうだな。







恐るべし、3女神のパワー BABYMETALよ!!








 
自分が乗り込む搭乗機は 成田からの出発となっていた。



フランスは、シャルル・ドゴール空港経由とのこと。。。




直行便ではないのが辛いとこだが、致し方なしDeath!!




多くのメイトがBABYMETALには付いている。


3女神の異国でのチャレンジに、どれほどの勇気と希望になる事か。






中には、


恐らくは不運にも今期の公演を断念せざるをえなかった



X JAPANのファンでもあるメタラーのエントリーも有ったと思われる。





本来ならば、3女神より早めの3月に同じWENBLEY公演が有ったはずなのだが。



続けて、日本人アーティストの初の公演だっただけに、惜しまれる事態Death!!



X JAPANのギタリストの一人、パタが、体調を崩した為に来年の3月に延期になったのですが、



早い回復を祈ります。



風貌といい、プレイ姿勢といい、俺も大好きなんでな。











話は戻るが、




上司の粋な計らいで、前日の3月31日の有給を習得出来た訳だが、




それを利用して、その日に地元を出発して、成田周辺のホテルに泊まる事にしたのさ。



友人曰く、東京はかなり頻繁に電車が止まって、



思いがけず時間が遅れる事があるので、出来れば前日に近くに居た方が良いと。。。





ここは一つ、彼の忠告に従う事にしたよ。







だが、

ネットで探すと、いろいろ在りすぎて、よう分からんw





値段は案外高い。





どれも、大概は一泊8000円前後。



いろいろオプションが有りすぎる。。。ここへ来て贅沢は言わない。



ただ、泊れれば良いのだ。




と、そんな時に、空港内のホテルに目が止まった!



そこはカプセルホテルなのだが、一泊4900円。


速攻、そこを予約したのは言うまでも無い。






こんな風にホテルとか予約した事がないんでな、



何かこう、手続きしだいでは、もっと安く良い場所があったかもしれないが、



いちいち選択してる余裕も時間も無いしな。



もたもたしてたら、何処も取れずに 結局高い部屋しか残って無いってのが


俺の思考回路に見えた。






とまぁ、前日、早めに来て、集合場所なんかもチェック出来るし、



何処でも、迷子になりがちな俺には、好条件である。







。。。たぶん。






だが、最大の敵は睡魔!で、ある。








そして、空港までの移動は、新幹線に決めた!


東京=成田は、成田エキスプレスで!



まぁ、何が良いのか 調べる余裕が心になかったので、



妥当と言えば、妥当な交通手段かもDeath!!




北陸新幹線に乗るのも初めてではある。



特に、拘ってはいないのだが、何となく俺の感と、流れがそうしろと言ったのさ。






パスポート、ヨシ!


ホテル、ヨシ!


新幹線、ヨシ!


後は、着ていくものとかの準備。。。だ。。。な?





あれだ、クツが今一だな、長年愛用のブーツがあるのだが、



歳には勝てないので、疲れないクツは選んでおくべきだろう。



だが、かっこ悪いのはお断りだ!




ヘヴィで、ハードな俺様に似合った物でないとな。。。←何がw






何だか、残すは4日ほどしかないのだが、


まだまだ、バタバタしそうな予感はするw









4月1日  FOX DAY






4月2日  LONDON SSE ARINA WEMBLEY公演 






BABYMETALよ、





この2日間に 俺たちに夢を見させてくれる事を、
 





感謝する。






集い 合流するメイト達よ、






この、神の日が無事に行われる事を祈ろう。









See,You!!






Rord of LONDON Ⅵ

2016-03-27 12:46:31 | Rord of LONDON
2月17日(水)午前9時半



俺は、先日の夜に凍える思いをして習得してきた、



戸籍抄本と 青白い顔をしたパスポート用の写真を持って 旅券センターへとやってきた。




だが、ここでは思いのほかスムーズに事が運んだのだ。













普通、当たり前wwwなのだが(笑










パスポートの出来上がりは、来週の22日(月)との事だが、



この日の営業は16時半なので、当然 取りに行く事は出来ないので、



23日(火)の夕方以降に取りに行くと告げ、旅券センターを後にした。







そして、そのままの足で 近くの郵便局へ行って、



記入した書類を封筒に入れて、窓口で郵便を頼んだのさ。






その時に、麗しい受付嬢に






俺は こう言った、



「明日18日(木)には届きますよね?」






局員「えぇ、大丈夫ですよ、雪の影響さえなければネ(ニッコリ」







一瞬 俺の顔が凍ばったのは、言うもまでもないだろう。









麗しいはずの受付嬢が見る見る、暗黒の魔女のそれに見えて来た。。。










。。。本当に大丈夫なんだろうか?





たしかに、ここ数日 局所的に20cmぐらいの積雪があるくらいなので、




場所によっちゃ、もっと積もってる居る処が有るかもしれない。







郵便局を出た空の色は、どんよりと曇っていた。。。











ロックの神よ、










キツネの神よ、











これ以上、俺を試すのはヤメテくれwww









その後、会社へ戻り、何事も無く経過した後、






次の日、






心配性な俺は、19日の午後、



会社でこっそりと JTBへ連絡をして書類が到着したかの確認をした。









すると、到着してたらしい。。。 あ~、良かった有った。







努力はするものである。










そして、滞りなく23日の夜に、念願のパスポートをゲット!したのである。




こんな風に書くと、えらく長かったな。。。




普通、ここまで道のりが遠いものだろうか?





まるで、自分の人生の道のりのようだった。


たかが、パスポートの習得なのにw







ところで、


最近のパスポートは、ページの真ん中にICチップが埋まっているのである。



機械にその部分を照らすと、あっという間に情報が出て来るっていう訳。



便利なようだが、危険だな。。。



もっとも、手書きだろうと、他人の手に渡れば悪用されるのは同じだが。



昔の古いパスポート(すでにパンチ打ちされた物)と比較してみると、




大きさも、厚みも対して変わらないが、



新規の方は、真ん中がプラスチックなので、若干硬さは感じる。



少しぐらいの濡れは大丈夫らしいが、





ケツのポケット等に入れていると、破損する可能性が大きいそうな。



そりゃ、そうだわな。


だが、パスポートは気軽にジーンズなどのポケットに入れて措くものではなかろう。。。



それと、電気ががまずいらしい。



静電気まではどうか分からんが、確かにチップが入っている以上、


感電等はまずいだろうな。




特に高周波が出ている場所等は、要注意だ!!



果たして、パスポートを持ったまま、そのような場所へ行く事があるかどうかだが。。。










さて、





これで、一安心したものの、まだまだ幾つものハードルは有る。




取り敢えずは



パスポートのコピーを、JTBにFAXせねば成らない。









その後、地元からどうやって東京まで行くのか決めねば成らないし、




4月1日の朝までに、羽田なのか、成田なのかへ、




到着しておかねばならない。






そう、この時点ではまだ、何処からのルートで行くのか




JTBの方でも まだ決まっていなかったのだ。








あとは、もう少し時間が必要だった。






















およそ、サプライズなどとは無縁な俺だが、






2月が終わりを告げようとしているころ、









それは、やってきた。。。









会社の上司が、






俺の為に、もう1日有給を用意してくれたのだ!?







「あのさ、あうりさんさ、万全を期すために前日に休み取った方が良いよ。」

 


「せっかく苦労して休み取ったのに、乗り遅れて、




 楽しみにしていたロンドン公演へ行けなくなって、




 魂の抜けた、あうりさんは見たくないよw」







と。。。








彼に抱き着いて、でぇーぷちす(Deep Kiss)をかましたい処だったが、




恩を仇で返す?事なので、必死に堪えたさ。。。(断っておくが モホーではないぞ








俺は、なんて果報者なんだ、←普通は逆だが






良い上司を持ったものだ。。。







今回の渡英は、彼の力なくしてあり得ないだろう。







感謝の極みを述べる。















ありがとう、Dieちゃん!!





恐らく、彼の奥さんの助言も有ったのかもしれない。。。


お二人には、常に感謝の気持ちを持っているよ。


また、それが俺のお守りである。



詳細は言わないが、俺と彼の間柄であることなので、


その他の方には不明であろうが、個人的見解ですまない。











こうして、思いのほか後半は順調に事は運んできたのだが、











油断は禁物だ。











人生は、何があるか分からない。











このような時ほど、パンツの紐は締めなおさねばならない。(まぁ、ゴムだけどな







Rord of LONDON Ⅶ。。。Heven へ、つづく。。。





See,You!!

Rord of LONDON Ⅴ

2016-03-23 21:53:30 | Rord of LONDON
車のドアを開け、外へ出ると 



冷たい雨が降っていた。。。









夕方から降り出した雨は、




みぞれ交じりで やがて雪になろうとしていた。



両手でお椀を作り、そのまま口元に持っていき、



ふ~と、息を掛けると、


白い息吹が まるで魂が持つごとくエレメンタルと化し、空へ昇って行く。。。







冷たい指で ネッグウォーマーを口元まで手繰り寄せ、



俺は、おもむろに小型の白いオートマチックフォトマシーンへと入って行った。。。






そこは、駅前の雑居ビルの入り口にある。


行き交う人に見られるので、入るのに若干躊躇はしたが、


そんな、些細な事にたじろいて居る場合でもない。



この寒空だと言うのに入り口は、貧弱なカーテンしか無い。



予想通り、中は暖房が効いている訳でも無ければ、大凡暖かさを感じる雰囲気も無い。






さて、どうするか。。。





冷たいイスの様な、プラスチックの板の上に座っている訳だが、


狭いその空間で、俺は無理やりジャンパーを脱ごうとしたら、






「ビリッ」っと、袖の付け根辺りが音をたてやがった。。。






こんな事で、大事な会社のジャンパーを無駄にする訳にもいかないので、


さらに、身を縮めてゆっくりとジャンパーを脱ごうとたら、







「ギクッ」







こ、今度は、腰辺りに電気が走ったのだ!!!?






なんだ!?



漏電か!?と思ったが、その刹那。







腰がっ。。。激痛が後からやってきた。。。











。。。しばらく俺は、その寒くて狭い空間で、


左手を前に伸ばして、もう片方の手を腰にやり、反省のポーズ取り続けた。。。












どれだけの時間が経ったのだろうか。。。




いったい どれだけ反省してりゃいいのか。。。



しかも、何に対して!?




歯を食いしばり、俺はやっとのことでジャンパーを脱ぎ捨てた。






そして、今度はネッグウォーマーを、


華麗に首から引きはがすはずが、天井に手の甲をぶつけ、


なおも、無理にはがそうとしたもので、



そのままネッグウォーマーで、ネッキングツリー。。。








「ぐきっ」








く、首が。。。ぁぁ。。。








。。。






。。。キツネの神よ、


先に言ってくれよな><



「首の準備は出来ているか?」と。。。



不意なんでな、出来ている 訳がなかろう><











どうにかこうにか、自信の体制が整ったので、






目の前の画面を見る。。。












どうした? 何も始まらないぞ!?










。。。ああ、そうか。 お金かw






小銭と思ったが、生憎小銭が少なかったので、


財布から千円札を取り出し、



曲がった首のまま、札のシワを伸ばしつつ、挿入口に入れた。。。






入れたはずだが、何故か ニュルゥ~と出て来やがった。





仕方なしに、取ろうとした その刹那!!





突然の風が。。。カーテンを押しやり、一瞬 目を奪われる!





はっ、と、気が付いた時には、千円札が無い!?










うぉ、っど、どこだ!?




 
慌て うろたえる俺






足元にも、ジャンパーの側にも無い!?




 

まて、まてまて、落ち着け。







だが、落ち着いていられる訳など無く、





「はっ!」と、思い 







慌ててカーテンを開くと、









          外に落ちていた!









すでに、半分ぐらい雨に濡れていたが、







おもむろに拾い。。。







。。。拾い上げようといたのだが、








何故か視線を感じた俺は、その体制のまま








ゆっくりと、前を見た。















どっかの、おっさんが、こっちを見ている。



ビルから出て来た、別のおっさんも、こっちを見ている。



双子らしき女学生も、こっちを見ている。



さらに、黒ネコまで、こっちを見ていやがる。

















いいか! これは 俺の千円札だ!! 分かったな!?











言葉にせずとも、目力で俺は訴えたのだ。





みぞれ交じりの冷たい雨が降り注ぐその光景は、



まるでDioの、ザ・ワールドで、時間が切り取られたようだった。。。
















そして、時間が戻り、






俺は、フンっ、と、鼻を鳴らし、濡れた千円札をズボンで拭い、



今や、ただの通り過がりの さっきの者達からきびすを返して


また あの白いマシーンの中へと入っていった。







出来上がった写真には、到底満足など出来なかったが、


撮り直しは1回のみ!




なので、仕方なしに2回目の画像で、手を打ったのだ。






2月16日 火曜日の夜


そう、俺は、無人の証明写真機でパスポートの顔写真を撮っていたのだ。







写真を撮り終えた俺は、



戸籍抄本を取りに、雑居ビルの中へと入っていった。。。






さっきの証明写真機と違って、



ビル中は暖かい。





若干、腰が痛いが、  我慢は出来る心地良い痛みだ(笑



別に今日、この時間に無理して取りに来なくとも、


明日、半日休暇貰ったので、それでも良かったのだが、


どうせ、普通に済む訳が無いので、出来るときに出来ることをやって置く事にしたのさ。



今は、何事も万全を規しておきたい。








戸籍抄本とパスポート用の写真の準備が出来たので、








雑居ビルを出た時に、






来た時と同じように、両手でお椀を作り、息を吹きかけた。






白い息吹が また 魂が持つごとくエレメンタルと化し、空へ昇って行く。。。











レヴューは、北陸の片田舎から、都会へと移る。。。









。。。あれは俺が、まだ若かりし頃の話だ、




姉が東京の駒澤大学の近くにアパートで住んでいたので、


宿泊の心配無く、


西新宿までレコードを買いに行った事がある。






たしか、12月半ば頃だったが、








この日と同じように、みぞれ交じりの雨が降っていた。








二日に渡って、レコードの買い物に行ったものだ。


なにしろ、あの頃の西新宿には、輸入、中古レコード屋が30軒ぐらい有ったのだ。


俺が知っているだけでそのくらいだから、もっと有ったんだろうな。




情報源は「ロッキング・オン」と言う音楽雑誌だった。


巻末の方に、いろんなレコード屋の広告が出ていて、それで、調べていたのさ。


今時って、あまりその比いの広告って見ないなぁ。。。不景気なのか。


いや、デジタル時代なので、CDやレコード自体の物が売れなくたのだろうか?




俺は、大凡物欲の強い人間なので、



好きなアーティストや、気に入ったCDやレコードは手元に置いときたいたちなのだ。




その頃はPRINCEを、神と思えるぐらい崇拝していたので、


OUTTEKEのレコードやLiveなど、今や絶滅した?海賊版など買ってたものだ。





正規の12インチレコードなど、2~3曲しか入ってないのに1枚、8~12万ぐらいしてたw





勿論、他のアーティストより群を抜いていた為、


レジ上に値段付いてズラリと飾ってあったのを覚えている。



その店はイギリスに本拠地がある「Vniyl Record」ビニールレコードの日本店が西新宿にあった。


今、西新宿に有る「VINYL」がそうなのかは、俺は知らないが、


少なくとも、ビルの中には無かったと思う。




しかしなんで、そんなに高かったのかって言うと、人気もあったが、バブル中ぐらいだったからかも。



いくらなんでも、欲しかったが とても手が出なかったのは悔しい思い出だ。






レコードってのは、1枚2枚は、そう重たくは無いが、



20枚も買い込むと、そりゃ重たくなるもんだ。


ジャケットを痛めたくないので、大事にしながら運んでいたものだ。。。都会の中を。。。






帰りの飛行機に乗り遅れて




なんで、飛行機に乗り遅れたのかって話は、長くなるので はしょるけどw


まぁ、大事な中身は本当はソレなのだがwww




見てるの退屈だろ?


書くのもだるい。。。



気が向いたら、後で挿入するかもしれないが、



万全を規す理由は分かるだろう?






話は東京に戻るが、






昼間は晴れていたのに、



夕方からは寒くなり、雨が降り出した。



都会とは言え、12月中頃だと みぞれが交じって急激に寒くなったのを覚えている。





姉は、その夜は出かける事を知っていたので、




俺は、冷たい雨が降る中、傘も差さず







その重たいレコードを抱えて、東京の街中をさ迷っていた。







携帯電話など無い その時代、当然ネットカフェも無い訳よ。






東京は、俺には冷たかった。心身共にな。。。









雑居ビルを出た時に、まだミゾレの交じった雨に濡れながら、


俺は、その時の東京での冷たい思い出を、今の自分に重ね、



多少、無理をしても出来うる準備は、出来る時にやっておこうと、




生命を帯びた白いエレメンタルが昇って行く 空を見上げ



ビルの谷間から滑空してくる、雨に打たれながら そう誓ったのさ。。。








Rord of LONDON Ⅵ へ、つづく。





See,You!!























Rord of LONDON Ⅳ

2016-03-20 00:50:20 | Rord of LONDON
ある、一人の少年が、悩んでいた。



何に対して悩んでいたのか?



それは、その時に生きている、全ての時にである。

今でも、どこかの少年少女がそうであるのと同じだ。




友情の確執。





そもそも、その頃の友情とは どんな物であるのかとか、


理屈などどうでも良く、ただ、友達でいたのだろう。






友人との確執。




簡単に言うと、無視したり、イジメたったり、偽りの仲間意識だったり。。。


長い人生を歩いていると、そんなものは、ただの生きる過程でしかないのだが、


その時の、その瞬間と言うのは、長くて厳しい。




この事、そういう事案は、大人は忘れてしまっている。

そして、子供が悩んでいるサインが見えにくくなっている。

今の時代、情報が早く習得出来るのは考え物だな。。。




我慢する、忍耐と言うものが何なのか? 知らないんでないのか?



そう、思える事件が多い。。。なんで、簡単に人を殺せるんだ?







今、思えば、


俺の悩んでいた時 その事の何処かに、殺意と言うものは潜んでいた。



だが、それをやっちゃいけないと言う、自尊心も必ずあったのだ。



それは、たぶん、自分が弱いという事を、意識で知っていたのと、


他の誰かが、悲しむと言う気持ちが 理解出来なくとも、近くにはあった。








今、あれから数十年たって、何が変わったと言うのだろうか。。。







大人で有ると言う「責任」だけが、俺を大人としているに過ぎない。



中身など、そう子供時代と変わるものではないかもしれない。









そんな、悩める少年時代に ある出会いが有った。








それは、音楽だった。





もともと音楽は身近ではあったが、





父親が聞いていた音楽

姉が聞いていた音楽

友人が聞いていた音楽





ジャンルは多く有り、その中でDEEP PURPLEが有った。



RAINBOWがあった。LED ZEPPLINがあった。



どれも、その当時 ロック=不良。

と、取られていたものばかりだ。




音楽をやっていみたい!

バンド組んでロックをやってみたい!




俺が悩んで苦しい時、そばで励ましてくれた音楽を、

誰かの為に、励ます音楽を自分で「生んで」みたいと。。。





だが、非情な年月は、



いつしか、それを忘れていった。。。







ただの目立ちたがり屋?




金儲け?





まぁ、何でもいいけど、努力しなくなったって言うのは語ってきた。





目立ちたがりだろうが金儲けだろうが、努力しなきゃ「結果」など出る訳が無い!!




忌野清志郎率いるRCサクセションがLive中、バンドの仲間紹介の曲中でギターリストを誘った下りで、




「俺と一緒に金儲けをしよう~ぜ」ってのがあった。





チューブの前田亘輝のインタヴューで、こう言ったのを覚えている。



「女にもてたいから、バンドを組んだ」のだ!と。



さんまが、デヴュー当初「有名になって、かわいい嫁さんが欲しいんじゃ」と言ったのも覚えているw







何でもいいんだよ、努力さえすりゃ結果が出なくとも、


何時か、努力した結果が今の俺なんだと踏ん切りは付いたんでないか?


いや、たぶん 良い結果に結んでなかったら、どうなっていたのやら。。。。







ま、何にせよ、



今更ながら、その事に後悔している訳だが。



この頃、日々 何故だか 今の自分がもどかしい。







これから、俺は試したい事が有るので、そのために自信を震え経たせる為に書いている。







LONDONへ行って、何か出来るのか?と、いう事じゃないんだ。




もう、それはいいのだ、




何故なら、行く事は確定しているし、変更する気もないんでな。


自分自身から、今まで試みた事が無い事が出来たから、







今後の人生の為に「生きてる」って言う、面白い事をやりたいのさ。







その為に、ロンドンへ行って、ベビーメタルを見ておきたい。


たぶん、ライブヴューイングじゃダメなんだ。


そこで、物販購入できる人が、物凄い羨ましいけどな><


LONDONの物販は、MADE IN JAPANじゃ無いだろうからw






さて、前回の続きになるが、

※(Rord of LONDON Ⅲまでを参照。)



パスポートが無くとも、申請し受け取る期日と、


必要事項を書いた書類は、何があっても2月19日(金)16時までには到着しておかねばならない。


前回、何とか活路が開けたのは 語ってきた。。。。









ところが、



だっ!






さらに、大事な事が もう一つ有った。





パスポートの申請には戸籍が必要なのだよ!! Oh~マイ、FOX、がッ!




戸籍には、戸籍謄本(こせきとうほん)と、戸籍抄本(こせきしょうほん)の、





2種類が存在します。




どっちが必要なんだ? と、思った俺は、一応問い合わせてみた。


今回の旅行は、”1人”で行くので、


戸籍抄本が有れば良いとの事 Death!!



因みに、戸籍謄本の方は、1核家族全員の証明です。





ま、どちらにしても、戸籍も取って来ねばならなく、



日に余裕が無ければ、家族の誰かに頼む時間も無いって寸法よっ!









こりゃぁ もう、








会社、休むしか無いの (笑



だがな、ここへ来て、また休みをくれと、どんだけ言いずらい事か。





15日(月)は旅券発行センターの受け付け時間が9時~16時半なので、


会社が終わってから行く時間もないし、いきなり休む事も出来ない。



16日(火)以降もセンターの受け付け時間は、月曜と同じで16時半まで。。。






もう、四面楚歌w






だが、どうにかしなくては成らない。




自分なりに時間の予定を組むと、こうなる。


15(月)流石に、この日は休めないが、休みの交渉の日。


16(火)この日は、別の社員が休みなので、ちときついので難しい。


17(水)休むなら、この日。 てか、この日しか無い。


18(木)19日が締め切りなので、あまりにも余裕が無さすぎる。


郵便が遅れたら、こっちの努力が水泡と帰す。








かくして、



15日(月)に、恥を忍んで、上司に頼み込む俺。


「半日でも良いから、頼むこっちゃ、時間をくれ」と。。。。





もちろん、理由を言いつつも、


もっと早く対処出来なかった自分に、そして まるでダメな自分が情けなかった。





しかし、て、俺の強面の迫力が勝ったのか、彼の俺への諦めなのか、




で? 「半日? 一日?」





と、訪ねて来やがった。






心の中では 一日欲しかったが、欲張ってはいかん。




ここは、道を照らしてくれた上司に、甘えられる最善策として、



半日休暇を勝ち取った!! (なんのこっちゃw









。。。重ね重ね、彼には感謝。








なかなか、通常の社会人には難しい道のりだと思う。



色んな好条件が無い事には、物事は進まない。



今回、俺にはそれなりに良い条件は揃っていたように思う。



。。。いや、良いのは 話の分かる上司が居ただけかもしれない。



後は、行けると決まったから、それに向かって押し込んで来ただけだ。







この様に、少ならかずとも努力の結果なのだ。








それと、必ず行く! と、言う信念だろうか。


大げさかもしれないが、年齢を重ねれば重ねるほど、


色んな笧(しがらみ)が有り、思うように行動は撮れず、制限がかかってしまう。




様は、本人のやる気次第って事だな。



今更ながらと自分でも 笑ってしまう。







人生を辿って来た道は、容易くなかった。



当然、このまますんなりとLONDONへ行けるとも思っていない。






Rord of LONDON Ⅴへ、つづく。。。




See,You!!











Rord of LONDON Ⅲ

2016-03-11 20:57:18 | Rord of LONDON
心臓に手を当てると、


エコーの音が聞こえて来る。。。


人が人で有る奇跡を考えた事が有るかい?


人生を生きている間、どのくらいの人と出会えるか考えた事が有るかい?



そう、1億人が暮らす、この日本ででさえ、


出会える人は、ほんの一握り。。。


出会った人が、奇跡と呼べる事に、気が付いた事があるかい?




※ 今回もPSO日記と言いながらも、個人の夢物語 Death!!

  退屈なので、スルーする事をお勧めするよ。。。









。。。あれは、何時だったか、


友人のバンドが地元に、


大阪のメタルバンド、プレゼンスを呼んで、一緒にLiveをやった事があった。



俺たちは、彼らのセキュリティーと、機材運搬なんかを手伝ってた。


Liveが始まる前と、終わった後にギタリストのルーディと気が合って、話込んだりしたな。


たぶん彼は覚えて無いだろうけどなwww


俺にとっちゃ、記憶の中に残る、大きな出来事だったよ。




しかし、2回ぐらい合ったような気がするんだよなルーディとは。。。


??? 記憶が定かで無い。。。夢でも見てたんかな^^;




プレゼンスのデヴューアルバムの収録曲で「I Love You Only You」ってのがあって、


偶然、YOUTUBEで音源だけだったけど、聞いたときはタイムスリップした気分だったよ。


彼らは「魔女卵」(まじょらん)って言う映画にも出演してたバンド。







負けて、なるかって言うんで、


俺たちは、関東?のメタルバンド、ムルバスを招いたのさ。



友人のバンドは、前回のお返しとして、セキュリティーと機材運搬を駆って出てくれた。


俺たちは、前座として演奏したのだけど、やっぱり違うね。


いや、演奏力は、そう変わらんよ。まじ本当。


俺は、へたくそなメインボーカルだけど、


その時の、身内のギターとベースはプロと言ってもおかしくないほどだったんでな。





まぁ、そうは言うけど、やっぱりボーカルの差が物言うね。。。


そん時は、別に挫折はしなかったけど、ボーカリストの高音が羨ましかった


それと、何が違うかって、普段それほど興味が無くとも、


多少なりとも知名度の有るバンドと一緒にLiveをやるって事が、


地方の田舎者にとっては、大いに興味の対象なんだわ。






俺たちも力が入ったさ、たぶん、その当時の生涯最高のパフォーマンスが出来たと思う。



大凡、50人くらいかな?の観客だけど、


狭いライブハウスの中、ぎゅうぎゅう詰めでのパフォーマンス。






人数は、お世辞にも多いとは言えないけど、




あの頃は、それが精一杯だったのさ。




バンドも観客もすべてが、精一杯だった。。。



田舎なんてそんなもんさ。




まだまだロック、ましてや当時 まだ、メタルなど、誰が好き好んで見に来てくれるかっての。


今ほど、バンドやロックが普通じゃなかったんだ。








しかし、




これが、俺の若い時にやってたバンド最後のLiveだった。





それから、二度と本気のバンド結成も、Liveそのものからも遠ざかっていった。

















一体、




どれほどの、時間が過ぎたのだろうか?

















一体、




どれだけの、涙を流しただろうか?


















一体、




どれだけの、悲しみを乗り越えて来たのだろうか?


















一体、




どれだけの、冬を過ごして来たのだろう。。。


















千の星を数えても、戻ることが無い時


幾万の波を蹴っても、心の痛みには届かず


億の慟哭を衝いても、埋まらない空虚な心




風も、空も、大地も、太陽も、


人に等しく有るのなら、


何時かは、この思いは届くのだろうか?



そんな淡い期待は、努力しなかった者には答えるはずも無く。


今日と言う日を、虚ろに過ごすだけ。














救いが有るとすれば、この近年 BABYMETALを見つけた事だろうか?



LONDONへ行く事は、BABYMETALが見られるって事だけでは無い。



その機会が、俺を動かしたのなら、



その行動が、何か意味が有るのではないのか?と、言う 原点の回帰なのだ。




過ぎてしまった時間を嘆いても始まらないから、




俺は、ロンドンへ行く。










時間が無いからと、






嘆くことも、






諦める事も、






俺には、もはや、些細な事なんだ。



だが、ここは 諦める事は出来ない!



小さな脳ミソで必死に考えた。


まず、パスポートが、申請から習得まで最短はどのくらいなのかの確認だ!!

(やっと、話が戻って来れたw)


次の日に旅券発行所にでんわすると、月曜に申請すれば金曜(19日)には出来るとの事。





やはり、間に合わない。。。






19日の16時必着と書いてあるので、どうにもダメだわ><


しかも、月曜はパスポート申請受付時間が16時30分までときてやがる。





これはもう、旅行会社に連絡して泣きつくしかないな。。。





。。。右のリトル俺: だぁ~、くそっ!そんなみっともない事が出来るもんか!




左のリトル俺: ここは素直に丁寧に話して、理解してもらえよ。。。





だが、次の週は会社の中で缶詰なんだわ><



手軽に携帯電話で連絡など 取ってる時間など無いのだよ。。。







。。。まったく、考えてもみろ、封筒の書類が来たのは10日だよな?


もともと、間に合う訳がねぇじゃねぇか!





これは、旅券会社が悪い! 


抗議して、伸ばしてもらうわ!!  







。。。などと、Dark Side の俺が、顔を出してくる。。。






まて、まて、落ち着けっ!




何度も読み返したが、もう一度書類に目を通す。





はぁ。。。やっぱ、ダメぽっ。。。ぇ、あれ?









あれれれれ?








最後の処、良く読むと、こう、書いてある。



「現在、有効なパスポートをお持ちでない場合は、下記に登録予定日とパスポートを
 申請した際のXXXXXXXを、ご記入して返送してください。
 受領次第、後日コピーのご提出をお願いいたします。」







うはははははあぁ~~、ロックの神め! 




俺を、たばかりやがってぇ~~



冷や汗搔いたぜ、まったくw



いや、JTB様。



あなた方は、ちゃんと時間的に余裕が無い事を理解しての事だったのね。


少しでも、疑った私が、悪ゥ御座いました!  \(_ _。)ハンセイシテマス





何せ、こんな調子なので、果たしてまともにロンドンへ行けるのか?



自分が、自分を信用できねぇ。。。



まだまだ、問題が出てきそうな悪寒(予感)がしますが、


冷静に対応出来る事を祈るのみDeath!!









Rord of LONDON Ⅳ へつづく。。。



See,You!!
















Rord of LONDON Ⅱ

2016-03-10 00:48:20 | Rord of LONDON
記憶を辿ると、確かあれは、



本気でバンドで飯が食えると信じていたが、



夢が夢のまま、覚めているのに認めたくないまま過ごしていたころ、



BON JOVIの数回目の来日で、何回目かの武道館でLiveやるって言うので、



友人に誘われて、仕方なしに出かけた事があった。。。









。。。今回もPSOネタ無いし、ダラダラと個人の事書いているんで退屈、Death!!

それでも見たいって人だけ見てくれ。








このBON JOVIは、今の30代以上の音楽好きな日本人で有るなら、ほぼ知ってるんでないかな?


と、思えるくらい珍しく、当時、コマーシャルに出るくらい人気の有るアメリカのバンドであった。





私が就職2年目だったか、バンドも起動に乗り出し意気揚々としていた頃。


タワーレコードの、一押しなハードロックバンドのデヴューアルバムだったので、


なんとなく聞いて見たら、それが、すげぇクールだったのさ。


自分たちが目指していた方向性とスタイルが、そのまんまひがしだったしね! ぇ、何を言っているんだ俺は?







アナログレコードの時代なので、表がA面、裏がB面と言っていた。



A面の3曲目に「She Don't Know Me」シー・ドント・ノウ・ミー。邦題(愛は蜃気楼)ってのが有った。



その頃に付き合っていた彼女に捧げた曲でな。(何、勝手な事言ってんだ?このバカはっ!



良く歌って聞かせてたもんだ。。。



俺はもちろん調子に乗ってたが、彼女もうっとりと聞いてたもんさ。



まぁ、青白くもあった若いころの話なんでな。。。笑えよ。 キッ



まぁ、その子とは今や永遠に不通なんだがな。



まさしく、愛は蜃気楼だったのさ。。。フフフ。。。遠い目







後になって気がついたんだが、俺にとってメモリアルなこの曲は、


この曲だけ、何故かボン・ジョビのオリジナル曲じゃないんだよね。


なので、日本のデヴュー当初に歌ったきりで、ほとんど海外でも歌われなかったって話だ。


それほどヘヴィーな曲じゃないのと、その後の方向性が違ったんだろうなぁ。。。あぁ、もったいない。






このBON JOVI以外、海外のバンドのLiveとか行った事がない。


BON JOVIの数倍大好きな、PRINCEも何度も日本に来てるのに、これも、見に行っていない。


自分でもよく分からないけど、ただ単に意地っ張りだったんだろうなぁ。










PRINCEって人は、凄げぇんだよ。


皆しらないだろ? 








俺もしらねぇよ。。。









だが、少しだけ知ってる、



彼は1日の睡眠が2時間も有れば、事足りるらしい。



よって、普通ののアーティストよりも多くの活動が出来るし、また、曲を書ける。



全てのコンポースを熟すことが出来、また努力の天才で有るって人間だ。



プリンスの話をしたら、1年以上掛かりそうなんで、この辺でやめとくよ。








話は戻るが、



意地っ張りってのは、そう簡単に治るもんでもない。


歳取れば、余計そうなって行くし、身体の老いもあり、あちこち痛いしな。。。


出かけるのが、さらに億劫になって行くもんさ。




なのに、何故、ここへ来て、BABYMETALが見たいのか?


ただ単に見たいなら、ブルーレイでも見れば安上がりなんだが、


去年のワールドツアーの締めくくりの横浜アリーナのチケットが取れなくて、


落胆してたのは、言うまでもないけれど。


わざわざ、LONDONまで行くって事はないよな。


理由は、おいおい語るさ。。。言うのか?(誰も望んじゃいないがな。。。







日程は、前回の記事で書いた通りなんだけど、


帰りは時間が掛かるのと、時差があるので、4月4日~5日になるらしい。


そういう訳で、3泊5日って言う、時差を含んでの日程なんだわ。


5日の何時に日本に着くのか、今のところ不明なだけに、一応6日(水)まで休みは取りたい。







なので、



メモに期日を書いてみて、




4月1日(金)2日(土)3(日)4日(月)5日(火)6日(水)




万を期して上司に、旅行行くから有給を使わせて欲しいと頼んだのさ。


最初は、直ぐに言葉が出てこないものの、諦めた感じで快く承諾してくれたよ。






渡英の理由など、いくらでも話は作れるが、



日ごろ他愛の無い話をしてる間柄なんで、黙っていることもウソを付くことも出来やしない。



もっとも、俺の様な単純思考な人間が、ウソを突き通せるわけもなく。




BABYMETALの公演に行くんだと話たら、




彼は、屈託なく笑ってくれたよ。








今更ながら、感謝しかない。




何か良い、ミヤゲでも有れば良いのだが。。。。








話は決まったので、その日、家に帰って直ぐにネットで、


ウェンブリーのツアーを企画してるJTBにエントリーしたよ。




翌日だったか、エントリーを受け付けたとメールが来たので一安心だった。


ここで、定員オーバーDeath!とか言われりゃシャレにならないよな。


まぁ、ネットで受け付けてんだから、それは無いだろうけど安心出来なかったよ。




こう見えても、俺は心配性なんだ。


そう,成らざるを得なく、物事がすんなりと行く人生送っていないんでね。








人生、何があるか分からない。








そうこうしている内に、


その週の水曜ぐらいに、JTBから大型の封書が届いたのさ。





お~、来たキター!って感じで、書類に目をやる。




なんだか現実味が出て来た瞬間で、幸せなひと時だったのを覚えている。



もう、半分、行った気にすらなっている。






パスポートを取って来なくちゃぁな。


スーツケースとか、姉のやら甥っ子のやらが有るので新調はいらないなとか、



公演が終わった翌日はフリーなんで、時計塔ぐらいは見ておきたいなぁとか、


意識しなくとも、勝手に鼻歌を、フンフン、フ~ン、フフフ~♪と、口ずさんでいるもんだ。










フフフ。。。俺のロックの神は、そう甘やかしてはくれない、









潜んだ罠がそこに有るのに、




浮かれている俺は当然、その時に気が付くことなどは、無い。。。










書類が来たのは、確か2月の10日(水)だったと記憶している。



書類に目を通しただけで、浮かれていた俺は、さっさと書くものを書けば良いのに、


パスポートを取って来てからで、いいや!、と、何故か思ってしまったんだ。


2か月近く悩んで、踏ん切りが付いてたので、何か、こうね。。。安心してたんだな。


ネットでチラっと近くの旅券発行所の営業時間だけチェックしてたのも問題だった。






2日後の12日(金)は、3週間に一度の夜勤の日であった。



夜勤に行く前に、パスポートの申請に行こうかと思ったが、



前日にダラダラ夜中まで起きていたせいで、身体が言う事聞かずw









「まっ、土曜か日曜に行けば、1週間後ぐらいには手元に有るだろう。」と。。。




実際、申請すれば1週間ほどで習得出来るのだが。



夜勤が終わって、夜中にネットでもう一度時間をチェックしていたら。












していたら。。。










。。。。たら。。。










土、日、祝日、休みやんけ!!!







土、日、祝日は、受け渡しが出来る時間が書いてあるだけ。。。




はっ? 



何を言っているんだ、これ?



受け渡しだけの営業なんて、ありえんだろうwww オーイ



だが、そうなって居るものはしょうがない。





しょうが無いだと!?




じゃ、何時、申請しにいけるんだ?


軽くパンデミックになった俺の中枢神経は、


この土壇場で、理解しうるスピードがスローモーションの様になっていた。







そして、書類を良く読んでみると、


「2月19日(金)までに、書類に必要項目を記入し、当社へ書類必着。」と、書いてある。



「パスポートの正確な名前のローマ字列の記入と、パスポートのコピーの貼り付け」と。。。





ちょwww時間ねぇぞwwwおーーーいwww





もはや、完全に脳内神経の、外側が時計周りに走り出し、


内側は、反時計周りに、へっぴり腰でへこへこ小走りになる。


つまりだ、現実なのか虚ろなのか、分からなくなった状況な訳だ。





右のリトル俺が、「おい、ばか、何やってんだ!早く演算して解を求めろ!」と、怒鳴り散らす。


一方、左のリトル俺が、「ニャハハ、もうダメぽw プププ~www」とか、


どっちが、本当の俺なんだ!?





スカリー:「モルダー、疲れてるのよ、あなた。。。」



イヤ、俺、モルダーじゃ、ねぇしw


まぁ、寝ちまえば、明日なんとか成るだろう。



。。。Xファイルのメインタイトルが脳内を静かに流れる。。。









まてっ!、寝て、どうにか成る訳なかろうwww、バカめっ!!!






なんだか、今、思えば、身体から魂が抜け出て、



客観的に見ていたような気がするよ。(笑







Rord to LONDON Ⅲへ、つづく。



See,You!!




































Rord of LONDON Ⅰ

2016-03-05 04:22:21 | Rord of LONDON
心臓に手を当てると、


エコーの音が聞こえて来る。。。


人が人で有る奇跡を考えた事が有るかい?


人生を生きている間、どのくらいの人と出会えるか考えた事が有るかい?



そう、1億人が暮らす、この日本ででさえ、


出会える人は、ほんの一握り。。。


出会えた人が、奇跡と呼べる事に、気が付いた事があるかい?







昔の事だ。。。




小さな子供が、目の不自由な父親と連れだって、地元の公会堂へ足を運んだ。




と、ある。バンドのライブを見に行った。







あこがれ?たぶん違う。








父親が聞いていたので好きになり、よくレコードを聞いていた。






まだ、カセットテープの出がけの頃の話だ。





目が不自由な父親は、耳がたよりだが、家族と同様に音楽をこよなく愛していた。



そんな父親は、レコードのプレイヤーと、



FMラジオから録音するために、オープンリールと言う再生機を使っていた。



言うなれば、カセットテープのテープ部分が巻いてあるリールが、むき出しになった大型の物である。







そんな時代なので、生録と言う文化が結構あったものだ。



小さな視聴覚室の様な部屋で幾つかの机が並んでいて、そこに個人の録音機が置いてある。



目の前で、トリオかカルテットの演奏者の演奏を生録するって感じ。








生録と、一言で言っても物凄い大変なんだ。



細かく説明してると読むのが退屈だろ?



なので、簡単に言うと、50cmX60cmX30cmぐらいの、大凡20kgぐらいの、



大人が持つのも大変な録音機を会場まで運び込まなければならいと言っておこう。





車など無いぞ!?、有るのは錆さびのリアカーだ!!





ふっ、この話を話だすと長くなるのと、精神的に苦痛になるのでこの辺までだ。



まだカセットテープレコーダーが高級品であるのと、



オープンリールに比べて、まだ音質が悪かった時代。









生録出来る訳ではないが、



父親が好きなロックのバンドが地元に来るっていうんで、



自分も見たかったし聞きたかった。



こんな片田舎に来る、アメリカのアーティストって。。。







そう、ザ・ベンチャーズ と、言う、ロックンロールのインストゥルメンタルバンド。








初めて、生で見た大物のバンド、知ってるアーティストだった。



レコードでしか聞いた事なかったし、情報と言えるほどの物はろくに無くラジオぐらいであった。





そんなバンドが演奏中に、ドラマーのおっさんが、ベーシストの処へ駆け寄って、



ドラムのスティックで、ベースの弦を弾きだすではないか!?



ベーシストはそのまま、フレットを忙しく指でさす、ドラマーはスティックで弦を細かく叩く。。。



二人が一体一になって、演奏し曲を奏でていたのだ!










。。。子供の脳ミソからアドレナリンが初めて出た瞬間だったと思う。










それを、人は感動と言う。。。









感動!?









そんな生やさしいものじゃぁないな。




子供が見たものが、如何に物凄い物であったか。。。




人生を生きる、一つの目標が決定した瞬間だったんだよ。







何が言いたいかって言うと、



Liveを見なきゃ分からんものが有るって事だ。



これだけ情報が錯走し、出かけなくとも何でも知ることが出きても、



その場の雰囲気と言うものは、行った者のみが知る、体で感じる生き物のような体現だろう。









同時に、開演前に近くの人が大きなカセットプレイヤーを持って意気揚々としていたのも記憶にある。



ちょっと羨ましかったな。あの場面の音がもう一度聴けるんだろうしと。。。



今思えば、この時代にそんな事は許されるものではないが、



まだまだ、いろんな意味で自由差があったように思う。








高2の文化祭に同級生らと、メタルの原点で有るハードロックを歌ったのが始まりで、




どれくらい真剣にやっていただろうか?




その時は真剣にやっていたのかも?しれない。。。




各種のコンテストで良い感じには選ばれていた。




おごりがあったのは確か、そして何より肝心の努力の仕方が分からなかった。












。。。何時からか、












俺は、











自分が求める目標を、見失ってしまった。













努力することを忘れ












安易な道を、ただ、さ迷っていただけだ。。。







なまじ、もうダメだ!って言う挫折を味わっていないから、




努力する事が、どこにあったのか分からないでいた愚か者なのだよ。








もし、もう一度、人生をやり直せるのなら、はっきりと前を見据えて努力したい。



かなわぬ思いを吐き捨てても、どうにも成らないことは分かっているけど、



この歳になっても、まだ何か出来るんじゃないかって思う事がたまにあるからだ。








くわえたタバコから出る煙のような、不確かなものだが。。。











見てやろうじゃないか。




まだ10代の若い女の子達と、それを支える神バンド、KOBAMETALそのチーム全体を。



かつて俺が夢見た、日本の日本人としての世界のバンドの実力を。








だが、俺の様な者がロンドンへ行くのは、幾つものハードルが有る。




渡英への資金と、休暇の習得だ!!w



まぁ、それと、今やかなり年取った目が不自由な父親と、



体が不自由な母親の事がきにかかる。



他の家族に話してあるので、何とかはなったが不安ではある。




資金は、まぁなんとか、ささやかな貯金が足りるだろう。



問題は、新婚旅行でも行く訳でもないのに、長期の休暇が取れるかって話だ!



ましてや、アイドルとしか取られようのないBABYMETALの公演に行くだと~、ぉぃ、バカカオマエ



い、いくら話の分かる上司と言えども、コレハ、キツイ、ゼッタイ!








JTBツアーの日程は、こうだ。


4月1日(金)、日本出発→ロンドンへ

4月2日(土)、ロンドン・ウェンブリー開演。

4月3日(日)、自由時間、各種オプションの観光ツアー

4月4日(月)、ロンドン出発→日本への帰国。




弾丸ツアーほどじゃないが、かなりの強行スケジュールではある。



おまけに北陸の田舎から、東京へ行かねばならないし、帰ってこねばならない。



もはや、年老いたこの身では、コレモ、キツイ、ゼッタイ!







まっ、正直ダメだわ、これ。






思ったが、





諦め切れない。





そんな葛藤が、1か月ほど続いた。。。











友人の背中を何度も押して来たが、何時も自分の背中を押せなかった。











イギリスのバンドでDEEP PURPLEってのが有るんだが、



ハードロックファンでなくとも、名前ぐらいは知っていよう。


あるシングル曲のB面の曲なんだが「When a Blind Man Cries」って曲がある。


ハードロックと言えば、やかましい音楽である。が、


案外知られていないのだが、この曲は、静かなバラードである。。。


邦題は確か「ブラインド・マン」とだけに、なっていたと思う。


子供の頃は、父親が目が不自由だったので、ブラインドマンと位置付けた事もあったが、






何を言おうか、俺の様な盲目的に生きている者の事だったのだ。






現実? 虚ろの様な現実とは言えない不確かな世界であがくことばかりな人生。



生かされていると言うのではなく「生きている」と、何が言えるんだい!?







葛藤と、もはや後ろ向きな答えばかりになった俺は、



暗黒な深淵へと踏み込んでいた。。。


In The Dark and ABIS、





探し求めていた答えは、何処にも無い。



見えるものと言えば、たまにチラチラ光る、もやの様な、そうでないような訳のわからない物だけ。。。









どれだけの時間が経ったのだろうか?















「悩む」と言う事がチープに感じるほど考えた。。。














。。。コツン、ある瞬間、BABYMETALの曲を聴いている時に気が付いた。



俺は、小さな事に拘って、本来の目的を「また」見過ごすところだった。







A Light In The Black


暗闇に照らしだす光を見たんだ。







ずっと見えていたのに、ずっと側にいてくれたのに、





俺は気がつかないでいた。。。いや、気が付かないフリをしていたのかもしれない。







俺はやっと、上司に話す事が出来た。










Rord to LONDON Ⅱ へ、つづく。。。


See,You!!