アクリルと倉之助

絵とクラリネットと魚と具沢山日記

瀬戸内国際芸術祭2022 2日目後半 不在の存在と人の営みと(10/28)

2022-11-08 00:36:17 | 芸術
瀬戸内国際芸術祭、2日目後半。
本島に上陸です。
この島は少し広いので、
港で電動自転車を借りました。

この島で1番見たかった、
まずは「産屋から、殯屋から」とい作品へ
向かいました。
作品受付をずませて作品の
直ぐ側に自転車をとめ、
イノシシ注意の看板にビビりながら
作品の入口に行くと、

う、うわー…。

山でもない薮でもない、
広場のようなところに土山に入っていく
細い道が一本。
その両脇に、真っ赤なてるてる坊主のような人形が
わんさか林立しているのです。

しばらく、その不思議な雰囲気を味わい、
道を辿って土山の中へ。
正直、怖かったです。

土山の中には、焼物の神のような
ものがありました。

本島は気持ちのいい海沿いの道路や
民家を縫うように走る小道、
古い瓦屋根の家が残る保存地区と
少し移動するだけで様々な表情を
見ることができました。

保存地区の家に雰囲気がしっとりと合う作品や、
反対に畳敷きの部屋に宇宙が広がる作品があったり、
どうして立っていられるのかわからない、
たった一本の柱で立っている
重力無視の巨大な船やら、
咸臨丸の水夫がいたという名残の作品や
色々ありました。
途中、若冲等の作品がある家があったのですが、
時間が読めなかったのでスルーしました。
残念!
この島でもボランティアさんが丁寧に
作品を解説してくれました。

島で金を使うプロジェクトとして、
地元のタコからとタコ天を
買いました。
本当はバラバラにパックされて
販売されているのですが、
もう店仕舞いということでワンパックに
なっており、オマケもしてくれました。

途中、イノシシに遭遇してしまいました。
イノシシは…怖いのです。
しかも3頭。
少し離れたシルエットで確認できる距離だったので、
自転車をとめて行き過ぎるのを待っていたら、
道路の真ん中で遊び始めてしまいました。

迂回もままならず、終わった…と思ったら、
車が通ってイノシシが逃げて行ったので
大事にならずに済みました。
自然と共存するってこういうことなのかな…。

港に早めに着いたので、自転車を返し、
島ピアノを弾いたり
クリームソーダを飲んでみたりしながら
ゆっくり塩風に吹かれてぼーっとしました。
たまんねぇ…。
帰りたくない…。

定刻通りフェリーが来てしまったので、
西の空に沈む夕日を堪能しながら
丸亀港に向かいました。

丸亀から高松に移動し、高松港周りの作品を見てから
宿に行く予定だったのですが、
もう脚がガクガクブルブル過ぎて
無理だと判断し、すぐに宿に行きました。
夕飯は3年前にも行ったうどん屋に行く予定でしたが
もうそれすらも無理だと判断し、
地元ラーメン屋とコラボしたコンビニおにぎりを買い、
タコからタコ天ミックスとで済ませました。
タコからタコ天はもちろん冷えてましたが、
タコが柔らかくてモチモチで、とても美味しかったです。

この宿のランドリーで1日目に来た服を洗って
最終日に着る予定だったのですが、
よっぽど疲れていたのか肝心のシャツを洗うのを忘れ、
洗濯だけに2時間以上かかってしまいました。
しかも、本当は今日見る予定だった高松港の作品を
スルーしてしまったために、最終日の女木島行きを早め、
帰りも一本の早いフェリーに乗って高松に
戻ってくることにしました。
洗濯やルート変更をしていたら、夜中の2時過ぎてました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 瀬戸内国際芸術祭2022 2日... | トップ | 瀬戸内国際芸術祭2022 3日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

芸術」カテゴリの最新記事