修証一等
※実相 (修証を仮らない)
以前、ニハイシャ先生の講義を聞いたとき、梅毒の治療例がありました。
便秘・高熱などの症状があって、大承気湯を使ったら翌日には諸症状が治り、 梅毒まで治ったそうです。
ニハイシャ先生と100年前の張锡純先生の例を見ると、梅毒は中医学理論でいう 「陽明病」に属します。
「陽明病」の主な症状は、便秘・尿が黄色い・高熱・せん妄・精神障害など。
根本的な原因は、便が詰まっているから高熱が出て意識障害に陥る。
便が出れば、自然に熱が下がり意識も戻ります。
梅毒で下半身 (生殖器官など) が爛れるのは、熱がこもっているから組織が腐るのです。便が出て、こもっている熱がなくなれば、皮膚が爛れるのも治ります。
ペニシリンで菌を殺せるかも知れないけど、腸につまっている便はどうしますか?