中年以降になると膝に痛みがきます。
自分の体重を支えきれなくなることもあります。
太っていなくても痛い人は痛いです。
中年の女性に多いのですが、色白, 汗ばみやすく, 水太り, 蛙腹の人がいます。 「大きな膝」をしています。
こんな人には、防己黄耆湯が効きます。 2週間くらいで、尿量が増えて、膝が小さくなってきます。
鎮痛作用を強化するために、附子(ブシ)を追加したり、
越婢加朮湯を混合したりします。 私の母はこれを飲んでいました。
ブヨブヨして水がたまっている人は、苡仁湯
熱感や腫れがひどい人は、越婢加朮湯
冷えて痛む,しびれる人は、桂枝加朮附湯が良いでしょう。
膝が痛いだけでも、これだけバリエーションがあるのはすごいです。
中医漢方薬学において、病原体の侵襲やアレルギー反応の場となる粘膜バリアを鍛えるには、
衛益顆粒(玉屛風散)+ササヘルス+板藍茶(板藍根)+白花蛇舌草
以上の4種類の中医方剤および単味エキス製剤や製品の併用の長期継続服用がよいだろうと考えている。
これによって粘膜バリアにおける免疫力、要するにいわゆる粘膜免疫の働きを向上させ、重篤な感染症やアレルギーを予防できるだけでなく、上皮細胞がら発生する各種の悪性腫瘍の予防効果も得られると考えている。