痔瘡論治
2023-07-29 | 日記
その外に、医書は痔瘡を肺胃の熱が大腸に移り、 腸風・臓毒となったものと関係があるとしており、 私も認めますが、しかしこれは又別の病気として論ずべきです。 以上の事から既存の医書が痔瘡に対して基本的に升麻の提気法を取っているのを 逆に枳殻で降気し、肝腎の調理も平行させた方が治療効率が高いと思っています。 用薬の原則は次の通りです。 続断:先ず最初に選ばれるべき薬物で、肝腎を補い、止血します。 枳殻:降気して大腸の気虚を補う。 槐角:腸胃の熱を冷まし、散結する。 この基本の上に 黄岑:上焦の熱を冷ます。 石膏:熱がひどければ。 この他に病状の軽重に応じて活血薬・解毒薬も使うことが出来ます。 若し病状が軽ければ活血薬は少しで良く、解毒薬は要りません。 若し炎症が重くて化膿しておれば白頭翁・敗醤根などの解毒薬や、 乳香・没薬などで活血去於・生新を。 若し湿阻中焦なら秦艽・卑解も使えます。 中国中医薬報 1995.7.21. http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/108.html ※第一義;①,②,気まずいデザイン,紫雲膏を作る,痒みの治療(真菌の痒み)