いつか風がみていた・・・(フレディ・Mの日記)

自転車とオートバイで遠くへ・・・。

常に危険と隣り合わせ・・・。

2010年10月16日 23時38分06秒 | 自転車
「落車~



誰かの叫ぶ声で慌ててスピードダウン
同時に自分も、先頭を行く仲間に続けて、
「落車~!!待ってくれ~!誰か転んだぁ~


道の脇に停車して後ろを振り返ったが、
遠くて誰が転んだのかはわからない・・・


先頭も引き返してきて、
「誰や?誰が転んだ??」
少し引き返すと向こうで
「hiroさんが転んだぁ~!!」




一瞬信じられない光景が視線の先にあった・・・






救急車に運ばれていくhiroさんをみんなで見送ったあと、
そこにいた皆が同じ思いであった・・・。
「なぜhiroさんが??」
「どうしてこの場所で??」







既に御存じのお方もいらっしゃると思いますが、
先週10月11日(月)に、県外ライドの最中でhiroさんが落車・転倒し、
かなりのお怪我をされました・・・
今ここで、「どうしてそうなったのか?」とか、
「何が原因か??」とかは、あえて言わないようにしたいと思います。
それはhiroさん御自身のブログにて、後程語られるものと思います
それよりも自転車に乗られる皆さんに知っていて欲しい事柄のほうが、
重要で大切なことだと考えますので・・・。
御本人も強くそのことを望んでいらっしゃいます



10月3連休の最終日、私達は天気予報とにらめっこする形で、
日帰りの奈良方面ライドに出かけました。
栗東インター近くの道の駅に車を停めて、
8人の仲間で約145kmのちょいロングライドの計画でした
天気は当日未明まで雨。
着いた滋賀県・奈良県も路面は濡れていました。


栗東市から県境を目指し、激坂をクリアーして信楽へ。
その後は茶畑を望みながら、軽快に流れて行きました。
ごくごく普通に、いつもの仲間同士の楽しいサイクリングでした。





事故現場の少し前は、緩やかな下り基調の
直線も交えた緩やかなカーブが連続する、まさに気持ちのイイ軽快なルートでした

(写真提供:YAMAさん)

スピードもそこそこ乗っており、8人は集団で1列に流れるように
そこでその先、右カーブの先にトンネルがあり、
先頭を行くぴろぴろさんが親切に手信号で、
後続にスピードダウンの合図を送りました(私の記憶で多分・・・)


私は列の中盤でその合図を確認し、
さほどキツイカーブでないのにその先トンネルだから、
安全を配慮したんだろうなぁ~って思いながら、
右カーブを曲がりました
ただ、減速&カーブに集中するあまり、
後続者にその合図を送ることを怠ってしまいました・・・


路面は湿潤、そこに至るまではハイスピード、
カーブの先はトンネル。
そして車間距離は詰まっていた。
こういう条件下でのhiroさん最後尾でのカーブ進入でした









119番通報するも、この地に詳しくないため、
自分たちが現在いる場所がうまく説明デキマセン・・・
たまたま居合わせた地元サイクリストさんに手伝ってもらい、
居場所を説明してもらいました・・・(感謝!)
くっついて走るだけという感覚で参加した自分を恥じました
もっと事前にルートを頭に入れておくべきデシタ・・・。



救急車がほどなくして到着した際、
hiroさんの自転車を一緒に積み込んでもらうことを懇願。
しかし、意外にも救急車の中は広くなく、
hiroさんと救急隊員が乗り込むともうスペースは無く、
付き添いでもう一人&もう一台ということは無理で、
hiroさんのピナレロがやっと積み込める状態でした


どこの病院に搬送するのかを連絡用にと、
残された者の携帯電話番号を隊員に尋ねられましたが、
すぐさま出てこない者もおり、
自分の番号を記憶していたぴろぴろさんと私の2名の番号を伝えました。


携帯電話もつながりにくい山中でもありましたし、
ともかく街中まで降りようということになり、
その場を出発。
ほどなくして街中のコンビニにて、
今後の行動計画検討会デス



ここに来る途中に救急隊からの連絡で、
どこの病院かが確定したので、
ではhiroさんの御家族に連絡しましょうかということになったのですが、
これが意外と皆さん携帯電話に入っておらず、
私もたまたま携帯覗いたら入れてあったので
御連絡を・・・





その後、車を停めた栗東市の道の駅までひた走り、
hiroさんの車も含め、3台にて指定された病院へと・・・



hiroさん、その場で緊急手術という最悪の事態は避けられ、
なんとか固定された状態で福井へと帰路に・・・
それはちゃんとしたウェア・グローブそしてヘルメットを着装していればこそというのが、
あちこちささくれ立ったり穴が開いたウェアや、
キズの入ったヘルメットを見て痛々しくも現実として強く感じました




hiroさんにとっては、とんだ災難でしたが、
不測の事態を突き付けられた我々にとっては、
とても考え深い体験だったと言わざるを得ません
それは、こういった事態を経験したから言えることで、
ブログを通じて知り合った気の合う同志が、
ワイワイ楽しく走れればイイといった、
今までの週末ライドを大きく見直す出来事でした。



ともすれば、ブログのハンドルネームと顔だけしか知らないといった
御方もいる中で、
いざといったときの救急車要請の際には、
負傷者の実名・性別・年齢から、
通報者の名前・電話番号まで必要だったとは・・・
そして意外と皆さん、健康保険証を携行なさってないことに・・・



携帯電話番号とアドレスさえ知っていれば、
あとは週末遊びに行くのに連絡は事足りてしまう現状、
大いに見直すべきトコロがありました



地上数十センチの上空を、
高速で生身で移動する乗り物。
一歩間違えばあの堅いアスファルトに叩きつけられる可能性もある乗り物。
解っていても実際には快適さが先だって、
ついつい忘れがちになってはいまいか??
いくらベテランでも、百戦錬磨でも、
その可能性は一切否定できない
いついかなるときでも忘れないようにしたいと心がけねば







hiroさん、1日でも早く回復なさって、
あのほがらかで元気なお姿で、
また一緒に自転車乗りまショ
それまでは私も含めてみんなが健康で元気で