スウェーデンといえば、高度福祉や男女平等が行き届いていて外国人に寛容な社会…といったイメージを持つ日本人が大半だろう。さらに平和主義を以って、国際紛争調停に貢献している国…と見る人もいる。日本のメディアでは常に高評価され、何かとスウェーデンを持ち上げる識者が少なくない。
しかし、どの国にも暗部はあり、先月の記事『繁栄は戦争のおかげ?』には、スウェーデンの軍需産業について取り上げたコメントを頂いたので引用したい。
軍需産業 (スポンジ頭)
2018-03-21 11:18:46
おはようございます。
こう言ったら何ですが、斎藤(貴男)氏のコラムは「それだどうした」と言うレベルの話ですね。例えば中世日本は硫黄を宋や明に輸出していましたが、これは火薬の材料です。要するに「外国の戦争で儲けていた」のですが(笑)。中世日本の時代から批判するつもりでしょうか。
(中略)
そして、スウェーデンも韓国も武器を外国に販売していますが、その辺りはどうなのでしょうね。中国の地雷は安価なのでかつて紛争地域で多用されて被害が出ていますが、その辺りも是非批判して欲しいところです。スウェーデンの武器輸出額は人口比で見ると世界第三位でした。上はロシアとイスラエル。この二国とスウェーデンのイメージは全く異なりますし、通常、斎藤氏のような思想の方はスウェーデンを称賛されていますね(笑)。
スウェーデンの輸出品の一つ、「サーブ 39 グリペン」様々な国が購入しています。戦争があれば更に増加することでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%96_39_%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%9A%E3%83%B3#%E8%BC%B8%E5%87%BA
スウェーデンの武器輸出先に対する批判。利益には勝てないものです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3015652
こちらもスウェーデンの戦闘機を購入する話なのですが、この記事によるとフランスは大統領自らフランス製戦闘機の売り込みに行ったそうです。そして、戦闘機の購入が民間機の技術発展に寄与するという内容も掲載されていました。
http://www.afpbb.com/articles/-/3005338
全然関係ありませんが、フランスの大手軍需会社ダッソーはユダヤ系の会社なんですね。
過去に何度も書いているが、私は情けないほどの軍事オンチ、スポンジ頭さんのコメントで初めてスウェーデンの戦闘機「サーブ 39 グリペン」やフランスの軍需会社ダッソーの名を知った。スウェーデンも軍需産業で儲けているのは知っていたが、武器輸出額は人口比で見ると世界第三位だったことも初耳。このようなニュースは殊に地方紙では取り上げないので、改めてネットの情報は有難いと感じる。
私も含め女は軍事オンチが大半だし、軍需産業や最新兵器には全く疎い傾向がある。スウェーデンを持ち上げる一方、日本社会の後進性を批判する識者には心なしか女が多いように感じるが、彼女らはスウェーデンが世界に冠たる軍需産業国であることを知っているのだろうか?単に知らずに幻想を抱いているのか、敢えて無視しているのか?私は後者だと疑っているが、前者では識者には呼ぶのも恥ずかしい無知となる。
昨年3月4日付の河北新報・国際面に、珍しくスウェーデンの報道が載っていた。3月2日、スウェーデン政府は2010年に廃止していた徴兵制を復活させると発表、対ロ脅威への対応で対象は18歳以上の男女と記事にあった。
スウェーデンが2010年までに徴兵制をとっていたこと自体、私も含め知らなかった購読者が大半ではないだろうか?日本の反核平和団体の皆さんは、世界の宝なる憲法九条をスウェーデンにも布教すべきだったのだ。尤も「九条カレンダー」の記事で取り上げたが、各国語に訳した憲法九条を印刷したカレンダーを制作している連中がいるので、スウェーデン語のものもあるかもしれない。
その②に続く
◆関連記事:「サーミ人-北欧の少数民族」
「バルコニーの男―福祉国家スウェーデンの荒廃」
軍事オンチになるように軍事知識を教えることを放棄していますからね。(でも、ヤクザのシマを巡る抗争と同じなので簡単ですよ。)
中立国は、中立である義務があります。権利ではないのです。同盟しないだけではなく、一方の陣営から力づくで同盟させられない(=利用されない)ために、両陣営から自国を自力で守る義務があります。
例えば、永世中立国のスイスは、WWII では両陣営の戦闘機を撃ち落とし、集団安全保障体制である国連にも 2002年まで加盟しませんでした。
だから、中立国は基本的に重武装なのです。
論理的に考えると自明ですよね。
非武装中立だと保護(併合)されます。軍事力の真空地帯(国境線が不確定な状態)は戦乱を呼び込みますから、放置するより敵勢力であってもさっさと保護されて国境線を確定した方が平和のためにマシですらあります。(日本の朝鮮併合に中露すら反対しなかった理由。)
もっとも、スウェーデンは西側としてカウントされていましたし、冷戦終結後は EU に加盟しました。スイスにしても実質西側です。(ソ連よりと見られていた)フィンランドですら、裏でスウェーデンと同盟していました。国の思想からして当然です。
しかし、ソ連にとっては表向きだけでも中立であってくれた方が良かったわけですね。
私の学生時代に学校では「中立国」の意味は教えられなかったし、現代も同じかもしれません。「中立国」という用語は何やら難しそうな印象がありますが、ヤクザのシマを巡る抗争と同じというので納得です。
永世中立国のスイスも過度に理想化して見る日本人がいますが、実際は徴兵制があり重武装の国であることを彼らは無視する傾向があります。社会党の党是であった護憲・非武装中立政策も本当は偽りだったし、その理論的指導者の向坂逸郎如きは百坪超の豪邸に住んでいた。
日本の朝鮮併合に中露すら反対しなかったことを知らない日本人は、未だに珍しくありませんからね。特亜の代弁者のサヨクはそう仕向けているし、その類が教育界を牛耳っているのでしょう。フィンランド化という言葉がありましたが、裏ではスウェーデンと同盟していたのですか。やはり欧州諸国は強かですね。
有名な零式戦闘機の機銃はスイスのエリコン社製
ですね。未だこの機関砲の改良型が世界中で使われてますね。今の自衛隊の拳銃 海上保安庁の機関砲も
スイス製があります。
スウェーデン製の機関砲未だ海上保安庁でつかわれており両国とも機関銃 機関砲の分野はアメリカよりも
シェアを持ってますね。
そして自衛隊や海上保安庁では、スイスやスウェーデンの武器が使われていたのも知りませんでした。日本の武器=アメリカ製とばかり思っていました(汗)。