#1 メバル
相変わらずベビーアイのクリクリした眼が可愛らしいメバル君。さて、いよいよコイツらと遊べるのも残り何ヶ月かになってきた。次第にメバルはアジへと変わっていくだろう。
尺メバルの引きは25センチ台の4倍!!
だったと思うけど、かれこれ、その凄まじい引きは味わってないな。ま、強度的に乏しいラインは根に潜られるか、プッツンと逝くでしょう。ナメたらアカンぜよ。
#2 春一番
さて、これからは、四国みたいに左右山々の地域には分からないかもしれないが、キツイキツイ、春一番の風対策の季節。それと花粉症も・・・まったくインフルエンザでマスクが入らないと思ったら、今度は花粉とは・・・。
この時期になると「PEライン」の出番はガクっと減る。PEは多少、風があってもOKなんだけど。春一番のような暴風は別。この場合は、細いフロロラインに分がある。特に海のような場所では、人間でも吹っ飛ばされるような暴風もあるので注意が必要。このような暴風時は、重心はなるべく低い姿勢を取ることが良い。移動もそうだし、高波も2,3mが当たり前になってくる。
それで、そういう暴風にこそアジンガーとしての芯が問われることになる。
よくアジングは暴風で出来ないだのを釣り新聞関係や釣り雑誌等で、
「風が強い日は、サビキに分がある」だの記事を時々目にするが・・・
アジングはど素人
と公言しているようなコメントである。ハッキリいって自然をいかに克服するかがアジングの醍醐味ではあり、それをサビキで克服したかのように見せるんであれば周年サビキをするべきだろう。
アジング→風が強くてダメ→ならサビキ
アジングを「釣るための釣り」ではなく「流行に乗せられた釣り」という誤解をもっていることを自ら自己紹介していることになる。っ・・まーどーせガルプ効果で一時的にアジングのウマ汁を吸っただけだろうと推測できる。
風対策は、キャロの重量を増やすといいう選択もなきにしも有らずだが、オススメできるものではない。結果的に風対策ではラインを細くするというのが第一選択となり、それとロッドとの組み合わせになる。
キャロの重さも大事になるが、この時期ではバックスライドで使うと良い。
また、ロッドのガイドもKガイド・LDBガイドを採用した竿は穂先の糸モツレを予防するのでこの時期では特に効果大。こいつももって置いた方が良い。
#3 自作ジグヘッド
さて、今回のお話のメインディッシュになる。ハッキリいって初心者には余りオススメできる内容ではないない。その事を先に断っておこう。私の言っている事が難しいなら、どうぞ別のホームページで行って頂いて構いません。また、用意した動画も初心者では「?」というのが正直な結果でしょうから。
・・・初心者は今回の更新では見るものはありません!
前回、「自作ジグヘッド」は難しいと述べた。また「自作キャロ」と比べてどの点が難しいのかを説明していなかった。では、今回の更新はどの辺りが難しいのかを具体的に説明していく。
「反時計周り」のモーメントを強くするために質量の増加をさせた場合、「沈降速度の加速」という副作用をもたらす。これが「ジグヘッドのジレンマと呼ばれるものである。
真空の中ならば沈降速度は、「羽毛」も「鉛」も同程度に沈む。しかし、水分子がひしめく水中では空気中以上に沈降速度は影響をもたらす。
例えば、自作ジグヘッドを制作しているブログは色々ある。
自作ジグヘッド制作を行ったブログ一覧
http://www9.plala.or.jp/fly-high-fisher/tying/f-t-jighed.html
http://fishingmomo.seesaa.net/article/46811860.html
http://uzat.naturum.ne.jp/e1002962.html
http://kawacchi.naturum.ne.jp/e1093842.html
http://blog.livedoor.jp/yoppe516/archives/64680810.html
http://b-kyu.seesaa.net/article/114590624.html
専門ショップなるものも登場!
http://two-l.ocnk.net/
ところが・・・・
「これらのブログで自作JHを作り、自己満足のかなたに酔いしれているオタクどもは、肝心な部分が欠落している」
・・何が欠落している部分か?
自作ジグヘッドの沈降シーンを録画した動画を載せていないことである。
なぜ欠落するか?
その自作ジグヘッドが完成したか否かが分からないからである。
なぜ完成したかが分からないか?
これを証明する一つの動画をご覧いただきたい。
動画のJH(1)~(4)までは全て既製品である。ご覧頂きたいのは沈降速度である。
動画JH(1)は月下美人シリーズで錫(スズ)の合成金属を採用した月の鏃(0.3g)
動画JH(2)はカルティババランサーヘッド(0.2g)
動画JH(3)はキャロヘッド(0.1g)
動画JH(4)は、ノーシンカーJIG30である。
動画JH(5)は、私が自作したプロト自作JH「Mokuba」である
自作ジグヘッド評価法
ジグヘッド(以下、JH)とキャロは大きな相関がある。キャロのうごきがJHに影響を与えるのは下の図からもよく分かるだろう。初心者やアジング初心者だと分かりにくいと思うので、絵を使って説明しますね。
リトリーブ中は、ロッドの影響をキャロやJHは受ける。
フリーフォール時に、JHはキャロの影響を受ける。
カーブフォール時ではキャロはロッドの小影響を受け、JHは直接キャロの影響を大きく受ける。
とするならば、フリーフォール時の水中の軸中心はキャロになる。物体の動きというものを考える場合、水平上の横移動以外は常に円運動の繰り返しにより行われている。
物体の回転運動を見た場合、常に3軸により行われJHも例外ではない。
では「ジグヘッドのジレンマ」の核心にせまる話であるが、仮にもし上の絵で「時計周りのモーメント」が「反時計周りのモーメント」よりも上だった場合、フック部分はバランスを失い「時計周り」に回転することになる。
そうなるとどうなるか?
どうなると思います?
ジグヘッドが下向きになる
理由として私的な見解だが、フック部分の「位置エネルギー」がJHのアイよりも上にあるため「運動エネルギー」への変換が容易である。そのため水中に内在する高圧エネルギーでバランスを崩し、かんたんにフックが下向き状態になり、結果、アジングでは不向きな形をとってしまうのである。
このため「時計回り」のモーメントを抑え、JHのまさしくジグにあたる部分には質量のある物質を使い、反時計周りのモーメントを無理やり発生させて「フック部分」を上向きにしているのである。そう、JHは「無理やり」 そういう形にしているのである。
ちなみに動画の結果
\ 沈降秒数 フックの向き
Daiwa:月の鏃(0.3g #8) 0.38 [s] 上
カルティバ:バランサーヘッド(0.2g) 0.51秒 上
がまかつ:キャロヘッド(0.1g #8) 0.73秒 下(または横)
がまかつ:Jig30(#6) ノーシンカー 1.92[s] 下
がまかつ:Jig30(#6) 木馬チェーン 0.50[s] 上
この結果に、私の作成した自作キャロ「狐月(キツネツキ)」は、沈降速度は47センチ水深で1.71秒要するスーパースローフォールキャロでもある。
自作キャロ「狐月(キツネツキ)」のフォールシーンについては前々回ぐらいにそれを載せているのでよろしければご参照いただきたい。
自作キャロ「木馬(ウッドホース)」は、まだ必要タイムに到達していないため。できれば1.20秒台を目標とし、なるべく「狐月」専用のJHを大量に作れるようになれればと思う。
少し先の時代の話かもしれないが、製品が過剰に出回っている現状では良し悪しを見分けるのはユーザーの目に掛かっている。理想的なJHの沈降速度は、使用するキャロの沈降速度の±XXXX(極秘)秒ぐらいが望ましい。格闘ゲーム換算ではX/60Fぐらい。
理由があり、正の誤差が大きいとキャロの方が早く沈むのだが、フォール直後にはキャロとJHの間でラインスラッグが発生しやすい。また、フォール後期にはブレも大きくなってしまう。
理由は、JHにかかる水圧抵抗が大きくなるため。つまり、キャロが勢いよく潜水するのに対し、その沈降スピードにJHが付いていけず引張られる。そして、水圧をまとも受けたJHは、左右にブルブルとブレることになる。チクトのクソヘッドと同じ感じだろうか。
また、「月の鏃」に代表されるJHとキャロの組み合わせは、負の誤差が大きい。負の誤差が大きいと、キャロよりも早く沈みすぎるため、結果、JHは宙吊りの状態(棒ウキ状態)になる。これが有効になる日もあるんだけどね。
この誤差をキャロとJHで適切な値に修正すると、理想的なフォールを描くことができる。ちなみに「沼の住人」間では、これを「適性誤差」と読んでいる。
「適性誤差」は、自作キャロごとに決まっており、この適性誤差を見つけ出すのが自作キャロを作った後のキャロの評価法である。自作JHと自作キャロの評価は表裏一体で、分類法も変わる。しかし、今回はあまりマニアックなネタを羅列しても混乱を招くと思い、上級者向けといって恐縮だが、最小限度に留めさせてもらった。
ただ単に綺麗なJHを作るぐらい、もともと手先が器用であれば練習すればきっとできる。
しかし、本物を作れる人間は1人か2人だけだろう
「沈降速度やキャロの適性を読んで自作JHを作れ」
水中のワンシーンをイメージしながら作れという事を考えてみると意外に難しく、四苦八苦するだろう。また軽くするため軽い素材を使うと今度は体積が増え、水圧抵抗が増え、ブレの誘発、および、フッキングにも影響する。
どこまでが妥当か?適性かを細かく計算し、吟味し、実験し、実践することでメーカー品を卓越した自作JHを作ることができる。
フロート系のJHを使えという事になるかもしれない・・・が、ヘッド部分が100%プラスチックではh-axis(水平軸)の動きが誘発され、結果、ショートバイトやスッポ抜け、JHのフックが上に向きづらいという現象が起こる。また、水流で簡単に流される素材なのでママワームを作っている会社(マリアだっけ?)のJHも少し問題がある。
今回は、この辺で失礼させてもらおう。では、また。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
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※公開済み文献:アジング解剖学
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世界最強のキャロ使い。
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他者を見下した言い方も、ネット上でだけ気が大きくなるコミュ障の典型。
なんで釣り人ってこういう人が多いんですかね。
一体何年前の記事にコメントしてんだか。通りすがりなら、そのまま通りすぎて下さい。いちいち干渉して小さな優越感に浸っても君自身は変わらんだろ?
多くの場合、君の方こそ嫌われてるんじゃないか?周囲の人間から。干渉は人を不幸にする事はあっても、自分を幸せにする事はない。多くの場合、そこに気づかない。
だから、君は不幸なんだよ。