何でも各地で売り切れ続出だという血液型別「自分の説明書」シリーズ。会社の女性陣もやたら盛り上がっているんでどれほど面白いのか興味が湧いたんで「O型自分の説明書」貸してもらいました。
色んな場面での思考・行動パターンが書いてあって当てはまる物にチェックしていく内容ですが・・・結論から言うと「よくもこんな内容の本で盛り上がれるもんだ」としか言いようがないです。
書いてある内容が殆ど当てはまらないし、当てはまっても三段論法的に設問が進むから最初の設問に当てはまらないと後の3問位までスルー状態になります。
「人は十人十色ですから、アナタにはアナタの、あの人にはあの人の、それぞれが作り上げてきた「自分」があります。(中略)だからこんな小さな世界に閉じ込めることは到底不可能です。」
巻末書かれたこの文面。筆者の底が見えた気がします。この本(恐らく他のシリーズも含めて)が単に筆者の周辺の「あるある」を血液型に振り分けて書いただけ。当てはまらなくてもそこは人それぞれ、と逃げ道を作ってます。
こんな適当な内容の文章を日本人が大好きな血液型別に振り分けただけの本がバカ売れ(借りてきた本は第7刷)だってんだから・・・筆者の目の付け所がいいのか上手く乗せられてるその他大勢がダメなのか・・・