国民の政治家を見る目のなさ

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自民総裁４選、支持１割＝次期首相トップは小泉氏－時事世論調査
2019年03月15日20時36分 (時事通信)

(略)

　次の首相にふさわしい人物に関しては、自民党の小泉進次郎厚生労働部会長が２４．４％でトップ。同党の石破茂元幹事長１８．９％、安倍首相１４．２％、岸田文雄政調会長５．１％と続いた。
　無党派層でも、小泉氏２７．２％、石破氏１８．６％、安倍氏１０．２％の順。ただ、自民党支持層では、安倍氏が２６．６％で首位となり、石破氏２３．４％、小泉氏１９．６％となった。
　調査は８～１１日に全国の１８歳以上の男女２０００人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は６１．２％。（2019/03/15-20:36）
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世論調査では次の国民に相応しい政治家のトップが小泉進次郎だと。馬鹿も休み休み言えと言いたい。小泉進次郎には何の実績もない。小泉純一郎の息子で多少顔が良く、弁が立つだけだ。しかも農協改革など親譲りの新自由主義だ。どこに支持する要素があるというのだ。

この手の世論調査では田中眞紀子が長らく首相に相応しい政治家だったし、田中眞紀子が小泉純一郎に使い捨てられた後は舛添要一だった。どちらも化けの皮が剥がれた後は見向きもされない。

国民に政治家を見る目がないということはこれでわかる。知名度が高い政治家からしか選べないからというのはあるかもしれないが、それにしても酷い。

まあ自民党総裁は派閥政治の論理で決まる。党員票もあるが、国会議員に嫌われたら首相にはなれない。それで安倍晋三が首相に返り咲き、新自由主義、消費税増税と緊縮財政、グローバリスト的な売国のオンパレードで、しかもそれが国民に支持されているのだから救いがない。

日本が大統領制のように国民が直接國のトップを選ぶ政体であったならどうだったのだろう。田中眞紀子や舛添要一らが｢大統領｣になっていただろうか。知名度の高い芸能人出身者だろうか。

米国は政治経験のないトランプ。上院一期目のオバマ。テキサス州知事を6年勤めただけのブッシュ。田舎のアーカンソー州知事だったクリントンを選んでいる。皆大統領になる前の実績はあまりないが、優秀なスタッフに支えられてかそれなりに政権運営している。少なくとも経済は悪くない。

クリントンの軍事費削減による軍弱体化やブッシュのイラク侵略など失敗も大きいが。

首相が政権の大方針や人事を決め、何より小選挙区制だから絶大な権力を持っている。だから首相選びは最重要なのだが、世論調査の結果がこれではな。

日本国民には政治家を見る目がないとしか言えない。