政治家「又市征治」という男

元政治記者の私が最も興味を持った政治家、それが又市征治だった。その知られざる人物像に迫る。

政治家「又市征治」という男

2007年07月29日 | Weblog
 又市征治が描く「護憲議員連盟」構想への条件はどうか。
 自民党総裁選のとき自民党の党員・党友に対して共同通信社が調査を行った。その際「憲法9条を変えるべきではない」と答えた自民党員が26%にものぼった。加藤紘一らのような改憲慎重派の議員もいる。国民新党の中にも確かにいる。民主党や公明党の中にも護憲派議員は多い。

 こうした議員と連携していくことは不可能ではないし、又市は実際にこの選挙戦を通じて彼らと連携を深めている。平成22年までの間に、少なくとも総選挙が1回、参院選が2回はあるが、その中で「反自民・反改憲」派との連携をどう強化していくかに賭かっている。それができるのは又市以外には見当たらない。

 安倍自民党は参院選のマニフェストのトップに、予想通り「改憲」を掲げた。その中身については全く触れられていないが、国民の暮らしや将来への不安よりも、自分の趣味を優先し、自分好みの国づくりを進めようとする安倍に、最も厳しく対決しているのも、政治家「又市征治」という男だった。
(敬称略)

《第一部完》

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