わたしたちの住処をつくる記録

いえづくりについて、できごとと考えたことを記録しておきます

外壁左官始まる

2015-08-23 22:26:31 | ただいま普請中
外壁の上塗りが始まりました。2階はカラマツ無垢板ですが、1階はモルタル。
ただし、ただのモルタルではありません。
松井事務所の定番「土壁風藁入りモルタル」です。
ただし、今回色は「白」ですので、土壁には見えません。
自然素材の家だし、無難に土の色に近いクリーム・ベージュ・グレー系も考えましたが、
結局は松井事務所のおすすめの「白」にしました。


今回もはるばる埼玉から芳賀さんに来ていただいています。
モルタルといってもいろいろあり、様々な調合があるそうです。
それを現場で混ぜていきます。


下塗りは終わっていますので、今日は上塗りです。
 
芳賀さんの鏝がやさしく滑らかに、面に吸い付くようなタッチで素早く動くさまは、
動作に無駄がなく芸術的ですらあります。

塗られた「白」はこんな感じ。PC画面では表現しようがありませんが、結構いいテクスチャーがでています。

色味もカラマツの色にマッチして、全体が一気に締まりました。
玄関扉の枠はウッドテック秋富さんによる桧製の断熱仕様。この枠の存在も惹き立てられています。
 
無事全体が塗られ、足場が外れるのが楽しみです。

雨樋も付きました。

タニタハウジングのスタンダード半丸ですね。
樋は軒につきますから、常に下から樋の下半分を見上げられています。すると樋を固定する金具が見えるのが普通です。
ところが今回はそれが見えず、まっすく綺麗に樋だけが見えます。
こうなっているからです。

写真が露出オーバーで分かりにくくなりましたが、取り付け金具が樋の上側にあって、下からは見えないしくみにねっているのです。
ちょっとしたことですが、全体をきれいに見せるためには大事に要素になりそうです。

張り出した「せがい」部分の天井も杉板がきれいに張られ、通気口が設けられました。

ひとつひとつ、手間のかかることをたくさんやっていただいています。

いよいよ完成間近、ラストスパートです。