■6月4日(土、86日目)
・快晴、暑いくらい。
・読売online---『千度以上示す核物質、3月12日に検出していた』
『東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。
経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。
事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。
テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。 』
・毎日jp---『<福島第1原発>ベント逆流が要因か…1号機の水素爆発』
『福島第1原発事故で、東電は4日、1号機での水素爆発が、原子炉格納容器の圧力を下げるために行ったベント(排気)作業の際に、水素ガスが屋外に出ずに逆流し、原子炉建屋内に充満して起こった可能性のあることを明らかにした。』

・読売online---『1号機内で4000ミリ・シーベルト』
『東京電力は4日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋1階南東部の床を貫通する気体輸送用の配管周辺の隙間から湯気が上がっているのを、調査に入った米国製ロボット「パックボット」で確認、撮影したと発表した。
……1号機では、格納容器から汚染水の漏出が続いている。東電では、格納容器の下部にある「圧力抑制室」付近から漏れ出した、約50度の汚染水から湯気が発生、1階に噴き出していると見ており、「今後、継続して監視する」と話している。 』
・読売online---『放射性物質を体外に排出する薬剤、7月承認へ』
『プルトニウムなどの放射性物質を吸い込んだ患者に使う薬剤2種類を、厚生労働省が7月に承認する見通しとなった。「ジトリペンタートカル」と「アエントリペンタート」(いずれも商品名)で、点滴すると、プルトニウムやアメリシウムなどの放射性物質を吸着し、尿を通じて体外に排出させる。
同省は昨年5月、原発事故や放射能テロが起きた場合に必要性が高い薬剤だとして、製薬会社の日本メジフィジックス社に開発を要請。今年1月には審査機関に対し、迅速審査を通知していた。』
・産経web---『「予測図は伝達されなかった」 首相がSPEEDI公表遅れを陳謝 参院予算委 』
『菅直人首相は3日の参院予算委員会で、東京電力福島第1原発事故に関し放射性物質拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の公表が遅れたことで周辺住民を被曝(ひばく)の危険にさらしたと指摘され「情報が正確に伝わらなかったことに責任を感じている。責任者として大変申し訳ない」と陳謝した。……首相は「予測図は私や官房長官には伝達されなかった」と釈明。海江田万里経済産業相は住民の内部被曝検査を行う考えを示した。』
■6月3日(金、85日目)
・薄曇り。
・asahi.com---『放射能汚染水、20日には満杯 冷却水減らす判断も』
『東電は3日、第一原発にたまり続けている高濃度の放射能汚染水が5月末現在で計10万5100トンで、含まれる放射能量は72万テラベクレル(テラは1兆倍)と推定されることを明らかにした。今回の事故で大気中に放出した量を超える値。汚染水は20日にも外にあふれ出しかねないとしている。15日完成予定の汚染水処理施設で対応するが、間に合わなければ原子炉への注水量を減らす。
福島第一原発では核燃料を冷やすために原子炉に水を入れ続けており、壊れた炉から漏れ出る汚染水は増え続ける見通しだ。東電は複数の仮定をもとに、建屋地下にある水が地表にあふれる時期を想定。最短で今月20日に水があふれることがわかったという。過去に海に漏れ出た高濃度の放射能汚染水は2回確認されており、4700テラベクレル(500トン)と、20テラベクレル(250トン)だった。 』
・毎日jp---『福島第1原発:2号機プール冷却 2日間で40度に下がる』
『東電は2日夜、循環型の冷却システムを稼働させた福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールの水温が、1カ月かかるという当初の予想よりも早く2日間で40度にまで下がったことを明らかにした。近く原子炉建屋内部の高湿状態が改善されているかどうかを調べる。高湿度が解消されていれば、建屋内に漂う放射性物質の除去など作業環境の改善に着手する。……東電の松本純一・原子力・立地本部長代理は「湿気の収まり具合も予定より早いと予測できる」と話した。循環型冷却システムは、6月中旬から7月中旬にかけて1、3、4号機の使用済み核燃料プールでも稼働させる予定。』
・読売online---『1号機に新たな圧力計、ようやく正確な測定へ』
『東電は3日、第一原発1号機の原子炉に新たな圧力計を設置すると発表した。作業員12人が同日から4日にかけて設置作業を行う。
1号機の原子炉圧力容器には2系統の圧力計があるが、互いに10気圧の差が出るなど正確な数値を把握できていなかった。事故から約3か月かかってようやく、原子炉の正確な圧力を測定できるようになる。
2、3号機でも、作業環境が整い次第、新たな圧力計を設置する。』
・快晴、暑いくらい。
・読売online---『千度以上示す核物質、3月12日に検出していた』
『東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。
経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。
事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。
テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。 』
・毎日jp---『<福島第1原発>ベント逆流が要因か…1号機の水素爆発』
『福島第1原発事故で、東電は4日、1号機での水素爆発が、原子炉格納容器の圧力を下げるために行ったベント(排気)作業の際に、水素ガスが屋外に出ずに逆流し、原子炉建屋内に充満して起こった可能性のあることを明らかにした。』

・読売online---『1号機内で4000ミリ・シーベルト』
『東京電力は4日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋1階南東部の床を貫通する気体輸送用の配管周辺の隙間から湯気が上がっているのを、調査に入った米国製ロボット「パックボット」で確認、撮影したと発表した。
……1号機では、格納容器から汚染水の漏出が続いている。東電では、格納容器の下部にある「圧力抑制室」付近から漏れ出した、約50度の汚染水から湯気が発生、1階に噴き出していると見ており、「今後、継続して監視する」と話している。 』
・読売online---『放射性物質を体外に排出する薬剤、7月承認へ』
『プルトニウムなどの放射性物質を吸い込んだ患者に使う薬剤2種類を、厚生労働省が7月に承認する見通しとなった。「ジトリペンタートカル」と「アエントリペンタート」(いずれも商品名)で、点滴すると、プルトニウムやアメリシウムなどの放射性物質を吸着し、尿を通じて体外に排出させる。
同省は昨年5月、原発事故や放射能テロが起きた場合に必要性が高い薬剤だとして、製薬会社の日本メジフィジックス社に開発を要請。今年1月には審査機関に対し、迅速審査を通知していた。』
・産経web---『「予測図は伝達されなかった」 首相がSPEEDI公表遅れを陳謝 参院予算委 』
『菅直人首相は3日の参院予算委員会で、東京電力福島第1原発事故に関し放射性物質拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の公表が遅れたことで周辺住民を被曝(ひばく)の危険にさらしたと指摘され「情報が正確に伝わらなかったことに責任を感じている。責任者として大変申し訳ない」と陳謝した。……首相は「予測図は私や官房長官には伝達されなかった」と釈明。海江田万里経済産業相は住民の内部被曝検査を行う考えを示した。』
■6月3日(金、85日目)
・薄曇り。
・asahi.com---『放射能汚染水、20日には満杯 冷却水減らす判断も』
『東電は3日、第一原発にたまり続けている高濃度の放射能汚染水が5月末現在で計10万5100トンで、含まれる放射能量は72万テラベクレル(テラは1兆倍)と推定されることを明らかにした。今回の事故で大気中に放出した量を超える値。汚染水は20日にも外にあふれ出しかねないとしている。15日完成予定の汚染水処理施設で対応するが、間に合わなければ原子炉への注水量を減らす。
福島第一原発では核燃料を冷やすために原子炉に水を入れ続けており、壊れた炉から漏れ出る汚染水は増え続ける見通しだ。東電は複数の仮定をもとに、建屋地下にある水が地表にあふれる時期を想定。最短で今月20日に水があふれることがわかったという。過去に海に漏れ出た高濃度の放射能汚染水は2回確認されており、4700テラベクレル(500トン)と、20テラベクレル(250トン)だった。 』
・毎日jp---『福島第1原発:2号機プール冷却 2日間で40度に下がる』
『東電は2日夜、循環型の冷却システムを稼働させた福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールの水温が、1カ月かかるという当初の予想よりも早く2日間で40度にまで下がったことを明らかにした。近く原子炉建屋内部の高湿状態が改善されているかどうかを調べる。高湿度が解消されていれば、建屋内に漂う放射性物質の除去など作業環境の改善に着手する。……東電の松本純一・原子力・立地本部長代理は「湿気の収まり具合も予定より早いと予測できる」と話した。循環型冷却システムは、6月中旬から7月中旬にかけて1、3、4号機の使用済み核燃料プールでも稼働させる予定。』
・読売online---『1号機に新たな圧力計、ようやく正確な測定へ』
『東電は3日、第一原発1号機の原子炉に新たな圧力計を設置すると発表した。作業員12人が同日から4日にかけて設置作業を行う。
1号機の原子炉圧力容器には2系統の圧力計があるが、互いに10気圧の差が出るなど正確な数値を把握できていなかった。事故から約3か月かかってようやく、原子炉の正確な圧力を測定できるようになる。
2、3号機でも、作業環境が整い次第、新たな圧力計を設置する。』