バス運転士になる方の多くは、若い頃から転職を繰り返し、生活が安定しない経験をした方が多いです。
若い頃は、容姿端麗でイケメン、勉強が出来たり、スポーツに秀でたなど他人から見て羨むような特性を持たれていた様に感じられる方も少なくありません。
そんなことから、何か夢に向けて必死に取り組んだ過去を持ち、そしてその間での社会との軋轢、折り合いに苦しんだことが言動や所作の端々に感じられます。
基本的にこの様な方は、最終的に生活や社会的環境の安定を求めてバス運転士に着地したという結論が適切と感にます。
話をしていると「惜しい」方も多く、成功者になるために何かがほんの少し足りなかっただけのような方もいます。
よく「勘違いして漂流していただけ。」と結果論で云われる方もいますが、その場合、もう少し早い段階で気付くチャンスに遭遇し、着地されていると思います。
そんなに社会は甘くはありません。
この勘違いを分ける決定的なフィルターを通過された方なので、「ほんの少し角度を変えるだけで、大きく結果を変えることが出来たのでは?」と、悔しい思いで聞いていました。
人間なくて七癖で、どんな方にも欠点や足りない部分はあります。
この特性のパズルの組み合わせを如何にするかで、上手に社会とのバランス保っているのが実情と感じます。
やはり、この様な方に必要なものは「出会い」であると思います。
本当に尊敬できる師や仲間、考え方などに出会い、パズルの組み合わせを変えるだけで大きな飛躍をされるのではと感じます。
昨日、インターネット社会の怖さについて言及しました。
車内名刺廃止とインターネット社会について。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)
道路運送法施行規則等の改正にともない、去年(2023年)8月1日からバス、タクシー等の車内での乗務員の氏名の提示義務が廃止にな...
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しかし、インターネット社会は昔と違い本来ならば接点を持てないような方や考え方と気軽に接することが理論上可能です。
日々不信感を溜め込み歪んでいくよりは、相手にされないかもしれないけれど、当たって砕けろの精神で行動することも必要かと思います。
人生最後の灯にすがる生き方が、有ってもいいように思います。
先ずは既にバス会社に着地したので、余った時間で少しずつ行動するのもいいかもしれません。