Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

全業種で年収200万円前後のUPがあるかも。

2024-05-07 21:28:23 | 日記
youtubeでトラックドライバー向けの配信を行っている「貞山放送鉄生」さんが、配信で興味深いことを言っていました。



貨物運送業界の超有名企業「福山通運」の社長が、「地場便600万円、長距離便700万円」を稼げるように会社を構築し直すという発表をしたとのことです。

昨今、2024年問題により運送業の4割が倒産するという事前予想がでています。

具体的な対策としては、大手運送会社が、この倒産した会社を合併して、磐石な企業体に構築し直すということが予想されます。

事業再生により安定して企業グループを形成して、統一ルールと充分な配送台数を確保して荷主と交渉し、適正価格での運送環境を構築するということだろうと思います。

当然、倒産した会社の仕組みや従業員は、再構築、再教育を余儀なくされ、ついてこれないものについては、リストラの対象になると感じます。

残った磐石な仕組みや意欲ある従業員によって、新たな運賃と給与体系で再出発するということです。

90年代から始まった企業のリストラは、従業員の給与を下げることが前提の狡いリストラでした。

しかし、今回の貨物運送業のリストラは、少なくとも2000年前後のの給与水準に上げることが前提で、「そのために、他をどうするか?」といった新しいリストラです。

これから、日本は90年代の再熱をするようなリストラが発生することが一部で予想されています。

しかし、貨物運送業界が先駆けとして新しいリストラのモデルケースを日本に提案するかもしれません。

ただし、このリストラを成功させるためには、「意欲あり、若く、優秀な従業員」が優先的に恩恵を受けることが予想されます。

中高年や惰性で仕事をしている人は、転職活動かスキルアップに取り組まないと、今度こそリベンジ不能の事態に陥ると思います。

運送業の従事者は、最低限運行管理者の資格ぐらいは取得しておいた方がよいかもしれません。

また、業務の習熟度については、どの仕事でも最低3年(理想は5年以上)は続けないと1つのキャリアとして認めてもらえないかもしれません。

従業員の側も頑張る必要はありますが、成功すれば2000年前後の位の給与水準(200万円UP)の復活が、全業界に波及するかもしれません。

是非とも、日本の給与労働者のためにも先駆けとして頑張って欲しいものです。