Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

神社を参拝して思うこと。

2024-05-24 18:39:57 | 趣味
先日、武蔵国一宮である「氷川神社」を参拝して、自分の住む地域の氏神神社を参拝することは、神道の本流に沿った参拝方法という記事を書きました。

武蔵国一宮「氷川神社」参拝。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

本日午前中に埼玉県さいたま市大宮区に在ります武蔵一宮氷川神社を参拝しました。(氷川神社入口の表示)この氷川神社は、東京都と埼玉県、神奈川県川崎市、横浜市周辺の神社...

goo blog


そして、この地域の神社を纏める存在が伊勢神宮であります。

2024年、伊勢神宮参拝。 - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

昨日夜に東京駅の丸の内鍛治橋駐車場から夜行バスに乗り、伊勢神宮に参拝に来ました。(丸の内鍛治橋駐車場)夜行バスでは、途中サービスエリアで休憩をして約7時間の...

goo blog


今回、伊勢神宮を参拝して思うことは、神道は程度の差こそあれ「御霊信仰」が底流に流れていると感じました。

人に害をなす怨霊を沈めるために建てる神社もあれば、天候や生活のに関わる精霊を慰める神社、祖霊を祭る祖霊社など底流にそれがあるのは分かると思います。

要するに信頼し崇拝すべき存在では決してなく、恐れや畏れを以て適度な距離を置いて接すべき存在です。

唯一祖霊については、家族の一員として接すべきかもしれませんが、崇拝の対象にしては決していけません。

上記に書いた、「恐れや畏れを以て適度な距離を置いて接すべき」とは、崇拝せず「崇敬の対象」であると考えます。

要するに、先人や先輩を崇敬するように接すべきということです。

キリスト教でもカトリックでは、聖人崇敬は偶像崇拝にならなければ認められており、神道とカトリックの聖人崇敬は考え方として似ていると感じます。

偶像崇拝とは、神でないものを神として崇拝することで、これは誤りで罪です。仏教で云うところの「八正道」の始めの正見をしていないため、その後の行動全てが間違える結果となります。

プロテクトは聖人崇敬を含め故人に祈ることを禁止していますが、崇敬と崇拝を取り違えなければこの辺は寛容であってもよいと思います。

なぜなら、故人を尊敬する心は誰にでもあり、それを無理に禁止することは不自然と感じるからです。

プロテクトのそれに対する禁止は、崇敬と崇拝の取り違えが起こりやすく、偶像崇拝に陥るリスクが高いことへの懸念からと推察します。

「御霊」=神とした神道は、慣例として「崇拝の様式を取りつつ、その実は崇敬して御霊を沈めていること」をしているのであれば、偶像崇拝にはならず罪になりません。

変に力が入った考え方をするから、距離感を保てず崇拝になって宗教になってしまうのだと思います。

偶像崇拝という罪に対する、罰としての呪いは「必要以上の縛り」としてその個人に現れます。

神様信仰を利用しようとする方には、都合の悪い考えかも知れませんが、本当の神がいるのであれば、私は人間にこのように云うと思います。

そう考えると、日本の神道の神は御霊のため、宗教ではなく生活と密接に結び付いた「習俗」と云えると考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年、伊勢神宮参拝。

2024-05-24 12:33:29 | 趣味
昨日夜に東京駅の丸の内鍛治橋駐車場から夜行バスに乗り、伊勢神宮に参拝に来ました。

(丸の内鍛治橋駐車場)


夜行バスでは、途中サービスエリアで休憩をして約7時間の旅でした。

(遠州豊田サービスエリア)


今回の夜行バスで一番キツかったのは、バスにトイレが無いことです。

サービスエリアに到着した際には、真っ先にトイレに向かっていました。

東京駅から名古屋まで、片道2,000円の格安切符(SG601)のため、あまり贅沢は言ってられません。

名古屋に到着後、近鉄線で伊勢市駅まで急行で約1時間半かけて行きました。

本来は特急電車で行きたいところですが、バスの到着が早すぎて特急電車が来るまで1時間以上かかるため仕方がないです。

伊勢市駅に到着後、外宮を参拝しバスで内宮へ向かいました。

(内宮大鳥居)


内宮を参拝後、社務所を見ると「御神楽 初穂料15,000円」と初穂料の標識に書かれたことが何となく気になり、お祓いを受けることにしました。

約30程度の神事でしたが、柔らかさの中でありながら秩序が充分に保たれている不思議な雰囲気でした。

お祓い終了後、茶色の素土器で御神酒をすすり、記念品を渡されました。

(御神酒用素土器)


記念品ですが、木箱い入ったお札と御神饌のお下がりが入っていました。

(御神楽記念品)


お札については、御祭りする場所に困りますが、なんとか工夫して御祭りしようと思います。

御神楽を終えて社務所を出ると、偶然「神馬」に出会いました。

外国人観光客がいたずらをしても、おとなしい素振りには大変驚きました。

奈良の鹿もそうですが、神の使いの動物は性格が穏やかで、非常におとなしいです。

そんなこんなで、内宮を後にして内宮摂社のい伊雑宮に向かいました。

伊雑宮は、本当の伊勢神宮内宮とも云われ、近くにある佐美長神社がそれに対応した外宮とのことです。

今回は、佐美長神社には行きませんでしたが、伊雑宮の神田は気になります。

伊雑宮は日本の全ての神の元締めで、そこでされる米作りは今年の日本の食料事情に反映すると信じられています。

近鉄線の上の郷駅に到着後、直ぐに伊雑宮を参拝し、神田に向かいました。

(磯部の神田)


観た感じ、不作でもないようです。今年の日本の食料事情は、問題ないと勝手に受け取りたいです。

今回の参拝で一番印象深かったことは、内宮で初めて御神楽を奉納したことです。

一番安い御神饌の奉納は、過去に何度かしましたが、御神楽はそこそこ初穂料がするので、控えていたのが正直なところです。

バス運転士になり、多少なりとも余裕ができたことには感謝しかありません。

また、機会があったら伊勢神宮の参拝を行いたいと思いました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする