2024年問題のバス業界の対策として、減便等について過去説明しました。
但し、バス運転士の立場からすると仕事量が減ったようには体感として感じられません。
その原因の一つに、凝縮ダイヤといって、業務量は同じであるけれども、短い稼働時間に凝縮させたものが一部存在します。
例えば、休憩時間を短くダイヤを凝縮したり、複数の短時間のシフトを1日でこなしたりなどがあります。
これにより、給与の変動を最小限に抑え、1日のうちに纏まった時間を確保しやすくなりました。
以前は、細切れの休憩時間や長時間労働で、1日のうちの纏まった時間が取りづらかったことが体感として存在しました。
しかし、4月以降は若干ではありますが、その確保に悩まなくなりました。
その事から、勉強時間や趣味の時間が欲しい方とのマッチングが以前より容易になり、幅広い人材確保が可能になったのかと安易な推測をしています。
特に若い人でキャリアアップのための勉強時間の確保を目的に転職される方には、今後のお勧めの業界になるかもしれません。
人材集約型産業においては、人材確保は最重要課題になります。
若くて質の高い人材を確保するためにも、ワークライフバランスを鑑みた勤務体系の工夫は必要不可欠と感じます。