農大現代視覚文化研究会

「げんしけん」の荻上と「もやしもん」のオリゼーを探求するブログ

幻の第5話?

2006年04月03日 20時44分45秒 | げんしけん8.5巻
(注意:このバージョンはボツにしたので、前文以外は読まない方がいいです、間もなく改訂版をうpするのでそっちを先に見てください)

wikiの方でCABさんに「恵子下品」とか書かれてそれは調整するとして、
あーゆー流れになるに至ったすっとこさんの妄想を第5話候補にしてみますた。
中荻過去話が意外に好評だったので、恵子の、てゆうか笹原兄妹の過去話です。
恵子が染まるきっかけ、笹をサルと呼ぶようになったきっかけなどをテーマにしています。
それぞれのエピソードをもう少し深く表現する必要があると思いますが、
初稿としてとりあえずうp。1ページ多いですが後で1ページ増やすか減らすかします。
ちなみに最初と最後は、ちょっとした伏線を盛るために現段階では表現が曖昧です。

個人的には中荻に並んで好みの妄想です。ぜひ書きたいんですが、正直踏み込みすぎの感が
否めません。というわけで感想きぼんぬ。
これから第1話のリライト。


部室棟の廊下を歩く恵子
現視研部室の扉を開く
誰もいない
ため息
メールを送信する
2扉
タイトル「かげろうにっきいち」

夕方、夜に近い、1ページ目と同じくらい
恵子「お兄ちゃんただいまー」恵子帰宅。黒髪。普通の女子中学生。
笹「よう恵子」「遅かったな」笹原はリビングで夕方のアニメを視聴中。
恵子「うん」「今日も部活動長引いたから!」
笹「そうか」「晩御飯どうする?」
恵子「食べる」「おなか減ったー」

料理を電子レンジでチンする。温まったところでもぐもぐと食べ始める。
恵子「今日パパとママは?」
アニメに見入っている笹に声をかける。
笹、視線も動かさずに答える。
笹「いつも通り」「先に寝てろってさ」
恵子「そう……」
笹「小遣い振り込んどいたってさ」
恵子「あっそ」
食べ終わる
恵子「ふぅ……」

恵子「ごちそうさま」「お兄ちゃんは?」
笹「これ見たら食べる」
恵子「あっそ」
画面を見る恵子
恵子(何が面白いんだか……)時計を見る
恵子(いっけない)(ドラマ始まっちゃう)
台所を出る恵子

自室のテレビでドラマを見る恵子
夕食を食べながらアニメを見る笹
食器を洗う
笹「さて……ゲームすっか」台所を出る


支度中笹
恵子「お兄ちゃんおっさきー」「鍵お願いね」出かける
笹「あいよ」「いってら」
鍵をかけて呑気に登校する笹

授業を受ける笹
真面目に授業を受けている
休み時間
周りの連中がグループを組んでいる中、一人で小説を読む笹
読んでいるのはライトノベル
窓の外側から見た教室、笹

恵子の学校
友達と話している
でも、塞ぎこみがち
ぼんやりしてる
10
恵子「え?」
生徒「だからさ」「コンパ出ない?」生徒はのっぺら顔、でも大人びた感じ
生徒「無理にとは言わないけど」
生徒「笹原、一度も参加した事無いじゃん?」
恵子「んー」「あたしそうゆうのちょっと苦手で……」
生徒「何言ってんの」「参加した事無いんでしょ?」
生徒「出てみなよー」「楽しいよー?」
生徒「カッコいいこイッパイ来るよー?」
恵子「えーと……」
11
生徒の後について行く恵子
繁華街
カラオケ屋
男達「よ」高校生DQN
12
男「お 新顔」「こんにちはー」
生徒「笹原ってゆーの」「笹原恵子」
恵子「こ こんにちは」
男「ケーコちゃん?」「かわいいねー」
恵子ギクッ、赤面
男「いきなり手ェだすなよ」
男「バーカ」
13
カラオケ中
みんな和気あいあい
恵子ドリンク飲みながら楽しそう(ふー)
生徒「恵子ー」「歌いなよー」
恵子「あ」「うん」
歌う
席につく
14
向かいの席の男が恵子を見ている
恵子気づく
目を逸らす
みんなで会話中
エロい話も少々
恵子興味津々、話しまくる
茶化されたり
15
カラオケ終了、宵の口
一人で歩く恵子
恵子「ふー」「楽しかったー」顔が赤い
恵子(お酒……初めて飲んだな)
(思ったよりはおいしかった)
(と言うよりジュースみたいだった)
てくてく歩く
ぽん、肩を叩かれる
男「よ」
恵子「あ」
男「ケーコちゃん」「ちょっとこっち来て」
手を引っ張る
恵子「あ」「あの」「ちょっと」
16
ラブホ入り口
恵子「え」「や」「嫌です」
男「いいじゃん」「入ろうよ」
恵子「嫌!」「嫌だったら!」
どつく
男がひるんだところで逃走
17
泣きながら走る恵子
自宅
扉を閉めて鍵をかける
電気はついている
落ち着く
18
階段を上る
廊下を歩く
笹の部屋の前
音が聞こえる
扉を開ける
恵子「お兄ちゃん?」
19
笹オナニー中
目が合う
時が止まる
笹「ばっバカ!」「急に開けるなよ!」
恵子静かに扉を閉める
20
自室に入る恵子
椅子に座る
考える
(つまりアレか)
(男ってのはあーゆー生き物で)
(それはお兄ちゃんも例外じゃなくて)
(そんでもってあたしは女で)
(男ってのはアタシみたいなのにも寄って来て)
(油断すると貪(むさぼ)られるわけか)
(そーゆーものなのか)
(そうは行くか)
21
生徒に声を話し掛けようとする恵子
「――ねぇ」
だんだん染まっていく恵子のカット
笹原のカットも1つくらい
22
荷物を持って家を出る笹
見送る恵子、ギャル化済み
笹「じゃ、これから4年間……多分」
恵子「ん」「部屋は物置にすっから」「帰ってこなくていいよ」
笹「お前なぁ……」
笹「うっせーサル」
ぐっ、何も言えない笹、出かける、振り向く
手を振って見送る恵子
23
家の遠景
時間がたった恵子
手には椎応大学の願書を持っている
笹の部屋の前
部屋に入る
ダンボールの上に「ゲーム」と書いてある
24
部屋のテーブルにスーファミとPSのソフトを並べて腕を組む恵子
ドラクエVに気づく
(花嫁?)
ゲームを始める
25
1ページ目の光景
メールが帰ってくる
見る
ため息
返信
帰り支度を始める恵子

おわり

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ななしの権兵衛)
2006-04-03 22:17:05
うーん…。

どうせ友達に染められるのなら、初コンパでは楽しいだけで終わって、

友「恵子もかわいいんだから、そのままじゃダメだって!」

とか煽られて、

髪を脱色する

→笹母「あら、似合うじゃない」

 笹父「恵子も年頃だからな」

 笹「…」

化粧する(どぎつく)

→笹母「最近はそう言うのが流行なの?」

 笹父「へえ…まあ、ほどほどにな」

 笹「…」

ある日、化粧している恵子に

笹「何やってんだよ、お前…」「らしくない」「やめろ」

恵「うっせー!サル!!」「見んな!!!」

放課後、適当な男と。

恵「ねえ…ホテル行かない?」

その後、家で顔を会わせた笹恵

互いに言葉もなくすれ違う



というのもアリかと。

グロさを演出したいなら、笹の大学入学直前に、笑う笹両親、無表情な笹・恵(化粧済み)が一緒に食事をしているシーンを入れれば。
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Unknown (ケンプ)
2006-04-03 22:30:49
笹と恵子話、面白かったです。



ただ、原作を読む限りでは恵子、ここまで男に対して不信感があるようには思えないのですが…。

笹原も、もうちょっと面倒見がいいお兄ちゃんだと思う。最初の恵子登場時の笹原を頼りきった様子や、笹原の口では偉そうにしながらも恵子の世話を焼く様子を見ると。海の回でも、受験の回でも、呆れながらも恵子の行動にあわせてるとことか。恵子もそれがわかってて我儘言ってるというか、甘えてる。互いにけっこう絆が深いと思うのですよ。

ただ笹原のオ○ニーを見てサル呼ばわり、というのはありそうな気がする。



あと、笹原は高校生のとき、友達いたと思うのですよ。自分の趣味(オタク)を見せられないため、本当に心を開ける友達はいなかった、とは思いますが。

「友達いなかった奴」と咲ちゃんが言ってたけど、最初なかなかオタクとして踏み出せなかった笹原を見て咲ちゃんはそう思ってたのかなと。本当に昔から友達いなかったら、初登場の時の荻上さんのような、ある種の影というかイタさというか、「殻」のようなものがあるはずで、一巻の笹原にはそれが感じられないのです。私としては。「ボール」は引っ込み思案なところがあるようなので、最初ちょっとオドオドしてましたが…。











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Unknown (すっとこ)
2006-04-03 22:46:47
ページ数がーページ数がー

笹のオナニー見てサル呼ばわりは絶対に譲れない所ですが(だから斑恵話でも書いたし)、確かにこれでは男性不信系になってしまう。狙っているのは両親や笹との精神的な亀裂による男性依存って方が正しいです。でもページ数がーページ数がー



でもこの線を捨てるのは惜しいので全面的に書き直すわー
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Unknown (すっとこ)
2006-04-03 22:55:51
あと確かに笹が淡白すぎる。もーちょっと恵子をかまわないといかん。ぐぬう。
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Unknown (すっとこ)
2006-04-04 09:37:11
書き直し始めたら今度は7ページも自由なページができてしまい、却って困らぁ。7ページって長いにゃー。1日2日発酵させよう。
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Unknown (CAB)
2006-04-04 10:13:03
基本的に恵子も笹原も、さほど暗いものを背負っていないのではないでしょうか。

恵子は、やんちゃな姿を見せますが、あれはファッションの一部みたいなもので、あくまでも根っこは常識のある普通の娘でしかないような・・・。(普通の娘の許容範囲が私と他の人では違うのかもしれませんが)。

例えば海に行ったエピでカレシと遭遇したときも咲に「トラブル持ち込むな」と叱られ、素直に自分の非を認めていたり、6巻で荻上と「オタク」に関して口論になりかけたときも荻上が矛を収めると、それ以上の攻撃はやめている(このときにはアニキと荻上との間の微妙な空気にも感づいているような様子も見せる)。あくまで反抗期の表面的な行動ばかりで、「盗んだバイクで走り出すとかっこいいかな?」程度のノリだと思うのです。恵子が男遍歴を語ったとしても話がかなり膨らまされている可能性が大。かなりビビリながらの初体験でも、「たいしたことなかったよ。」とか発言するような感じ。一応カレシとの性交渉はもっていても同時に不特定多数とやっているわけでもないし、カレシがチャラ男ってだけの話では。
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Unknown (すっとこ)
2006-04-04 12:08:45
んでも親の放任主義とか、笹原兄妹がなんでこんなに違っちゃってるかを書くだけの材料は揃ってるんですよ。あとはそれをうまく表現できるかって話と、話作ってみてダメだったら改めてボツにすりゃいいって話なんで、ちょっとトライしてみまっす。

すっとこさんからしてみれば高校の段階で家にたまにしか帰らないって時点で、わりと常識外れだと思いますがー。てゆうか2巻初登場の段階でまだ高1っすよ恵子。一瞬で染まるにしたってそれなりの下地がなければああはならんだろー、てゆうのがすっとこさんの考えですハイ。
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Unknown (すっとこ)
2006-04-04 12:16:43
11話を読みながら追加。

笹の反応を見るに、笹が家を出た時点では恵子はもう染まっていた公算が高い。そうでなければ笹が現状の恵子に途惑う描写があって然るべき。てゆうか猿呼ばわりも「まだ」って言ってる以上、年季入っている。

という事は恵子が染まったのは、笹の大学入学前、て事は恵子の中学時代だとしか考えられんのですわ! あと35話の「昔から偉そう」とか、その辺を踏まえて、とりあえず2稿を新しいエントリに作ってみたので読んでみて下さい。
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