農大現代視覚文化研究会

「げんしけん」の荻上と「もやしもん」のオリゼーを探求するブログ

8.5巻についての今後

2006年05月02日 20時41分00秒 | げんしけん8.5巻
(1)冬コミに発行を延期します(これだけは確定)
(2)ちょっと今さすがに精神的にキツいので、GW明けくらいまでは自閉症モードに入ります、書き手の方へのメールはそれまでお待ちください
(3)いろいろどうもすいません、でも、もうちょっとだけ待って下さい

あーしんど

第6話2稿

2006年04月25日 15時00分17秒 | げんしけん8.5巻
てゆうか初稿の面影がほとんどありません
迅速に感想をきぼんぬ


部室の棚の時計はお昼
笹、スーツ姿、手帳を見てニヤけている
今日は2月14日。
大野さんが入室、笑顔で「あっ、笹原さん」「こんにちは」
笹、手帳を閉じて「あっ、大野さん、こんにちは」

大「今日はもう終わったんですか?」
笹「いや」「これからでね」「もうぼちぼち出かけるとこ」
会話を交わす2人、座る大野
大「あの」「笹原さん?」
笹「ん?」
荻「前から聞こうと思ってたんですけど…」
笹「なに?」
3扉
タイトル「」
大「荻上さんのどこを好きになったんですか?」
笹超ギックリ、顔のっぺら、汗だく

笹うつむく、大野さん微笑んで笹の横顔を見てる「…………?」
笹人差し指ふりふり「えーと」「その」「つまり…」
大野さん困っている笹を見つめる、おもむろにカバンの中からガーゼマスクを取り出し、装着する

大「何か言えない事がー?」
笹「いや」「その」「できれば」「荻上さんにも話してないし……」困る笹
それを見て大野さん、しぶしぶガーセマスクをカバンに戻し、代わりに小さな箱を取り出す。
笹「?」「これは?」

大「バレンタインのチョコですよ」「ま、私と田中さんから二人へのプレゼントです」
 「二人で食べて下さい」あっさり説明する大野
笹「あ」「そうか」「どうもありがとうございます」照れて嬉しそうな笹
受け取ろうとする
バタン、扉を開けるオギー

二人をきょとんと見つめるオギー、微笑む2人
笹「やぁ荻上さん」「今大野さんからチョコ貰ったよ」
オギーのアップ、昔の顔
大野「私と田中さんから二人にプレゼントですよー」
荻今の顔に戻って「そうですか」「それはありがとうございます」
笹「おっといけない」「もう行かないと」

笹「じ、じゃ荻上さん」「またね」
荻「あ はい」「いってらっしゃい」
バタン 見送るオギーと大野
一瞬チラッと大野の顔を見る荻上
微笑み返す大野さん
目を逸らすオギー
大野「――今ですね」

大「笹原さんに荻上さんのどこが好きか聞いてみたんですけど――」
荻「!」「何ですかそれ」「大野先輩には関係ないじゃないですか」
大「えーいいじゃないですかー」「教えて下さいよー」
 「荻上さんは笹原さんのどこを好きになったんですかー?」
荻赤面「え-と」「……」「大野先輩は」
大野「はい?」
荻笑顔「田中先輩のどこが好きなんですか?」
大野「え?」

10~11はカットしてもいいんだけど……
10
二人とも赤面
大野「どこって」「そりゃ……」「……もう全部ですよ」
荻「あー……」「そうですか……」
大野「言いたくないんですか……?」
荻「ちょっと……」
大野「わかりました では」「笹原さんが荻上さんのどこを好きになったのか当ててみましょう」
荻「えええ!?」
11
大野「ツンデレな所とか」
荻「……デレは無かったと思います」
大野「じゃあツンダメですか?」
荻「何ですかそれ;」
大野「んー」
大野「あ! あれですよ!」 荻「え?」
大野「ほら! 部室でベアトリーチェのコスプレをした時!」「あれがかわいかったからですよ!」
荻「……またコスプレですか?」ちょっと嫌そうな顔
12
バタン
扉を開くクッチー「こーにょにょー!」
即座に空気を察する
「ちわー…………」反転して部屋を出ようとする
荻「待ってください朽木先輩!」
クッチー「!?」
13
荻「いい所に来てくれました」「ナイスタイミングです!」ツンツン
 「では大野先輩失礼します!」
大野「チッ」ガーゼマスクを口に当てている大野
途惑い、席に座るクッチー
軽くため息を1つつく大野さん
「ちわ!」再びドアが開く、恵子登場
14
大野「あら、恵子さん」
クッチー(こんにちはですにょー)
恵子「ねーコーサカさんはぁー!」
一コマの間
大野、クッチーを向いて「……朽木さん最近見かけました?」
クッチー「……見てないです」
15
恵子「えー」「じゃーねーさんは?」
大野「…………」
クッチー「…………」
(はぁっ)恵子ため息
大野「……バレンタインデー……ですか?」
クッチーちょっと反応、恵子、大野さんを見る
ちらっとクッチーも見る
16
恵子「いえ、いいです」「お邪魔しました」
バタン、大野クッチーを残して帰る恵子
困った顔で見つめ合う大野クッチー
大野「じゃ」「ま」「朽木さんにも」
大野さんクッチーにチロルチョコを1個渡す
クッチー明らかに落ち込んでいる、大野さんあくびなんかしたり
17
つまんない顔して帰る恵子
何か気づく、向こうから斑目がやってくる
すれ違いざまに押しつけるように「あんたにやるよ」って押しつける、高そうなチョコ
背中で去る恵子、斑目超困惑
18
夕方、オギールームにやってくる笹
なんかオギーツンツン、でも食事の準備を
二人で食べる、ごちそうさま、
でもツンツン
笹「な」
19
笹「なんかあったの?」「荻上さん……」
荻「なんかじゃないですよ」「大野先輩にデレデレしちゃって!」
笹「え」「だってあれは」「田中さんから俺たちに……」
荻「そうかもしれないですけど!」「あんなに大野先輩といちゃいちゃする事無いじゃないですか!」
笹「いやイチャイチャはしてないと思うけど……」
20
荻「大野先輩に返して来て下さい!」
笹「え?」
荻「お願いですからこれをそのまま返してきて下さい!」
笹「えっ……いや あの……」「それはあんまり…… やりたく……」
すんごい困っている笹の顔
それを見て一瞬何かに気付き、なにかを悟るオギー
21
あ これだ
この笹原さんは、私なんだ
笹目をそらして(どうしたの荻上さん)(なんか、いつもと違うよ……)
という事は、今の私は……
22
笹「ん?」「……ど、どうしたの、荻上さん」
急に動きが止まり、笹の顔をじっと見つめるオギー
その目から、涙がつぅっとこぼれる
超ひるむ笹
23
笹「わーっ! ごめんごめん荻上さん! いやその!とにかく!ごめんなさい!」
混乱して米つきバッタのように謝る笹。
その姿をじっと見つめるオギー。
頭を下げている笹を、そっと抱きしめる。
24
「いえ 違うんです笹原さん」「私が間違ってたんです」「ごめんなさい……」
目を白黒する笹、目を伏せてさらにつぶやくオギー。
「許すって言って下さい…」
「え?」「ええええ?」「そりゃ」「うん」「許すけど」「え?」
さっぱりわからない笹、涙がさらにあふれる荻
「すいません、ちょっと、顔……」
「え」「うん」「はい」
洗面所に急ぐオギー、背中を見送る笹
25
戻るオギー、晴れ晴れとした顔でため息1つ
笹「だ、大丈夫? 荻上さん」ビクビク
荻「すいませんでした もう大丈夫です」「それより笹原さん」
笹「ん?」
荻ツン顔「そんなチョコは見たくもありません!」「だから」
嬉しそうに「これと一緒に食べちゃいましょう!」2つ目の箱、笹原さんへと書いてある
笹「あ」「う、うん」「そうね…」
26
ページの上2コマを、荻上巻田の神社での笑顔シーンありますね。
あれを笹荻でやって(構図を同じにする)、3コマ目、
2人がオギールームで仲むつまじく会話しているシーンで締める。
視線の高さは7巻80ページと同じで、場所はソファーのある例の部屋がいいですね
テーブルの上には食べかけのチョコ。もちろん食べかけは2つですよ?

あうふへーべん

2006年04月25日 05時48分52秒 | げんしけん8.5巻
というわけでサンクリオフで少々脳を揉んでみたすっとこさんだが、揉んだところである違和感に気付いた。8.5巻の第6話だ。

実は以前から6話のネームに万全の納得が行ってなくて、でも中荻のプロット完成前ほどに不満と言うわけではなく、まぁ及第点かなーとか思っていたのだが、以前某氏に「1話と6話同じじゃん」とかストレートに言われて、その時は「うるせーいいんだよこれで!」とか反発したんだが、よく考えると反発ある所には真実があるので、それから検討に検討を重ね、かつ、いくつかのささやかな発見を元に、徹底的に、これ以上考えたらハゲちゃうというくらいに考えた所、6話のプロット(と言うか8.5巻)に足りない所がある事に気付いた。違和感の正体も判明した。

気付いた以上、違和感の正体は文章でも書けるが、せっかくだから直接ネームに落としてみる事にする。というわけで6話のネームの完成は若干遅れそう>執筆者。しかしどう見ても指摘してくれた某氏のおかげです。本当にありがとうございました


8.5巻の妄想

2006年04月09日 21時53分20秒 | げんしけん8.5巻
8.5巻が完成した。すっとこさんの脳内で。

要するに台割(ページ設定)して印刷の見積もりしたら、なんか妙に現実感出てしまい、少なくともすっとこさんの脳内では8.5巻は完成した。するとどういう効能があるかとゆーと、完成品を読むのと同じ評価が下せるのである。そこで今日思ったのが、今までは本編の次の企画ページに描いた方のあとがき(同人誌風)を載せようと思っていたのだが、これをやると、1話読むごとに「これって同人誌なんだよなー」という現実に引き戻されてしまい、非常によろしくない。

そこでやはり企画ページは企画ページでネタを作らなければならないという結論に達した。そこでなにをするかだが「Shioh:col.」というネタを思いついた。これを妄想して本文にあてはめるとなかなかヨイ。このネタを完成させるためには夏コミの「げんしけん研究本」と「もやしもん研究本」の発行を延期させねばならぬ可能性があるが、8.5巻にリキ入れるためにはやむを得ないかもしれぬ。え、意味ワカンネ? なに、このブログの当初のネタですよ。本人も忘れてたけど。これを7巻風にするのさ。

幻の第5話、2稿

2006年04月06日 07時14分36秒 | げんしけん8.5巻
というわけでとりあえず完成させてみた。
ページは2ページ増やした。
まだ細部の調整が必要な気がする。
とりあえず全体の構成はいいと思うんだけどどうかね?
感想よろしう。


部室棟の廊下を歩く恵子
現視研部室の扉を開く
誰もいない
ため息
メールを送信する
2扉
タイトル「(未定)」

夕方、夜に近い、1ページ目と同じくらい
恵子「お兄ちゃんただいまー」恵子帰宅。黒髪。普通の女子中学生。
笹「よう恵子」「遅かったな」笹原はリビングで夕方のアニメを視聴中。恵子を振り返る。
恵子「うん」「今日も部活動長引いたから!」
笹「そうか」「晩御飯どうする?」
恵子「食べる」「おなか減ったー」

料理を電子レンジでチンする。温まったところでもぐもぐと食べ始める。
恵子「今日パパとママは?」
冷蔵庫から牛乳を取り出す笹に声をかける。
笹「いつも通り」「先に寝てろってさ」
恵子「そう……」
笹「小遣い振り込んどいたってさ」
恵子「あっそ」
笹、恵子の所にアイスを持ってくる
(たべる?)(えーバニラー?)(いやならくーな)(たべるー)
食べ終わる
恵子「ごちそーさま」

恵子「お兄ちゃんごはんは?」
笹「これ見たら食べる」楽しそうにアニメを見る
恵子「あっそ」
画面を見る恵子
一緒にテレビを見る
夜がふける


支度中笹
恵子「お兄ちゃんおっさきー」「鍵お願いね」出かける
笹「あいよ」「いってら」
鍵をかけて呑に登校する笹

授業を受ける笹
真面目に授業を受けている
休み時間
周りの連中がグループを組んでいる中、一人でマガヅンを読む笹、くじアン
(千尋が両親の墓参りの相談している描写とか)
友達に声をかけられる、本を机の中にしまって、立ち上がって一緒に移動する
窓の外側から見た教室、笹

恵子「え?」
生徒「だからさ」「コンパ出ない?」生徒はのっぺら顔、でも大人びた感じ
生徒「無理にとは言わないけど」
生徒「笹原、一度も参加した事無いじゃん?」
恵子「んー」「あたしそうゆうのちょっと苦手で……」にははは
生徒「何言ってんの」「参加した事無いんでしょ?」
生徒「出てみなよー」「楽しいよー?」
生徒「カッコいいこイッパイ来るよー?」
恵子「えーと……」
繁華街、男たち

カラオケ屋で楽しそうな恵子いろいろ
恵子「楽しかったー」
生徒「でしょ?」
生徒「よかったよ笹原楽しそうで」
10
自宅
恵子「たっだいまー」
笹「よう」「今日も部活か?」
恵子「…」「うん」「そう」「疲れたー」
笹「そっか」「メシ先に食ったから」
恵子「わかったー」「今日もパパとママは遅い?」
笹「らしいよ?」「じゃ」「ちとゲームするわ」
恵子「うん」
11
遊んでいる恵子
友達「ねぇ笹原ー」
恵子「ん?」
12
場面転換
恵子「お兄ちゃーん」
笹「なんだよこんな時間になるなら電話くらい」(!)
恵子茶髪「へっへー」「似合う?」
13
笹冷や汗
恵子「どーお?」
笹「いや」「どうかと思うが……」
恵子「えー?」「いいと思うけどなぁ?」
笹「……まぁ、悪くはないと思うけど……」
恵子「でしょ」「色抜いて染めるとこんなんなるんだねー」
14
恵子「ご飯食べてきたから」「部屋行くね」
笹「あ」「ああ……」
笹(……)
笹(ビックリしたけど)(なんか明るくなったから)(いいのかな?)
15
恵子「ただいまー」(ギャル化粧)
笹無言冷や汗で見送る
恵子何も言わないで部屋へ
笹(へ?)(な)(何も言えなかった;)
恵子を追いかけて2階へ
16
恵子の部屋の扉が閉まる
バタン、カチ(鍵の音)
リビングに戻る笹
場面転換
17
恵子「ねーお兄ちゃーん」「聞いて聞いてー(はぁと)」嬉しそう
笹「お」「おお」「どうした?」
恵子「あたしねー」「初めてピ――――しちゃった!」
(!)笹超動揺
恵子「カッコイイ人でねー」「すんごい優しくしてくれてねー」「超幸せー」嬉しそう
18
笹「……」
恵子笹の顔を伺って
恵子「お兄ちゃんは初めては?」ニヤニヤ
笹(!)5巻19ページのオギーみたいな顔
恵子「ってお兄ちゃんはまだだよねー」「あははは」
笹ムッとして部屋に行く
恵子ちょっとハッとして見送る
19
恵子(…………)(まだなのはわかってたけど)(悪かったかな?)テヘ、みたいな顔、でもちょっと優越感
しばらくしてから
こっそり2階へ
笹部屋
ノックもしないで開ける、笑顔で
「お兄ちゃーん」「さっきはごめー……」
20
笹オナニー中
笑顔で固まる恵子
21
恵子「あ」「えーと」「ごめん」
笹カッとなって思いっきり本を投げつける
恵子「ひゃっ」扉を閉めて本が扉に当たる
恵子廊下を離れる
恵子「情けねー(ボソ)」
22
すれ違う笹と恵子の描写(未定)
朝に声も交わさないとかいいね
23
荷物を持って家を出る笹
見送る恵子、どてら着、糸目、陽炎日記のあとがき木尾士目スタイル、ギャル化済み
笹「じゃ、これから4年間……多分」
恵子「ん」「部屋は物置にすっから」「帰ってこなくていいよ」
笹「お前なぁ……」
笹「うっせーサル」
ぐっ、何も言えない笹、出かける、振り向く
手を振って見送る恵子
24
家の遠景「ただいまー」
時間がたった恵子、帰宅、誰もいない
手には椎応大学の願書を持っている
笹の部屋の前
部屋に入る
ダンボールの上に「ゲーム」と書いてある
25
部屋のテーブルにスーファミとPSのソフトを並べて腕を組む恵子
ドラクエVに気づく
(花嫁?)
ゲームを始める
26
1ページ目の光景
メールが帰ってくる
見る
ため息
返信
帰り支度を始める恵子

プロットのつくりかた

2006年04月04日 23時56分17秒 | げんしけん8.5巻
すっとこさんの恵子観の構成要素の1つに「何だかんだで好きモノ」というのがある。根拠は6巻111ページを始めとして、多々ある気がする。しかしCABさんが言う所には恵子は下品では無いとの事。人様がそう言うのならそういう恵子像にリアリティがある筈なので、試しに好きモノ属性を排除した上で恵子を観察して性格を再構成してみる。すると好きモノ属性が無くても性格設定に齟齬が生じないので、この新恵子像を元に第5話を再構成してみよう。その方がスッキリするかもしれん。ポイントは恵子の友人に染められるという自我構築と、笹の共同幻想と恵子の共同幻想の乖離。ちなみに笹原両親は出さない。げんしけんの作品分析的にも、両親の影を出してはいけないのである。スヌーピーと一緒。春日部さんは唯一の例外だね。こーゆーわけわかんない事を考えて、中荻とかプロット作ってるんですよ?

幻の第5話、2稿、途中まで

2006年04月04日 12時21分56秒 | げんしけん8.5巻
というわけで5話の初稿がアレすぎたので
サックリ書き直した、でも途中まで。
しかしどーしたもんだか。すっとこさんとしては
笹原兄妹の過去は是非触れたいんだが、
難しいのは承知でねぇ。まぁダメだったら諦めるから
もうしばらくお付き合い下さい。

あーあと1話の改稿版を1話のコメント欄に書いたので見てね。



部室棟の廊下を歩く恵子
現視研部室の扉を開く
誰もいない
ため息
メールを送信する
2扉
タイトル「かげろうにっきいち」

夕方、夜に近い、1ページ目と同じくらい
恵子「お兄ちゃんただいまー」恵子帰宅。黒髪。普通の女子中学生。
笹「よう恵子」「遅かったな」笹原はリビングで夕方のアニメを視聴中。恵子を振り返る。
恵子「うん」「今日も部活動長引いたから!」
笹「そうか」「晩御飯どうする?」
恵子「食べる」「おなか減ったー」

料理を電子レンジでチンする。温まったところでもぐもぐと食べ始める。
恵子「今日パパとママは?」
冷蔵庫から牛乳を取り出す笹に声をかける。
笹「いつも通り」「先に寝てろってさ」
恵子「そう……」寂しそう
笹「小遣い振り込んどいたってさ」
恵子「あっそ」
笹、恵子の所にアイスを持ってくる
(たべる?)(えーバニラー?)(いやならくーな)(たべるー)
食べ終わる
恵子「ごちそーさま」

恵子「お兄ちゃんごはんは?」
笹「これ見たら食べる」楽しそうにアニメを見る
恵子「あっそ」
画面を見る恵子
一緒にテレビを見る
夜がふける


支度中笹
恵子「お兄ちゃんおっさきー」「鍵お願いね」出かける
笹「あいよ」「気いってら」
鍵をかけて呑に登校する笹

授業を受ける笹
真面目に授業を受けている
休み時間
周りの連中がグループを組んでいる中、一人で小説を読む笹
友達に声をかけられる、本を机の中にしまって、立ち上がって一緒に移動する
窓の外側から見た教室、笹

恵子「え?」
生徒「だからさ」「コンパ出ない?」生徒はのっぺら顔、でも大人びた感じ
生徒「無理にとは言わないけど」
生徒「笹原、一度も参加した事無いじゃん?」
恵子「んー」「あたしそうゆうのちょっと苦手で……」にははは
生徒「何言ってんの」「参加した事無いんでしょ?」
生徒「出てみなよー」「楽しいよー?」
生徒「カッコいいこイッパイ来るよー?」
恵子「えーと……」
繁華街、男たち

カラオケ屋で楽しそうな恵子いろいろ
恵子「楽しかったー」
生徒「でしょ?」
生徒「よかったよ笹原楽しそうで」
10
自宅
恵子「たっだいまー」
笹「よう 今日も遅かったな」「部活?」
恵子「…」「うん」「そう」「疲れたー」
笹「そっか」「メシ先に食ったから」
恵子「わかったー」「今日もパパとママは遅い?」
笹「らしいよ?」「じゃしばらくテレビ見てから」「部屋でゲームでもしよっかな」
恵子「あっそ……」ぼんやり
11

幻の第5話?

2006年04月03日 20時44分45秒 | げんしけん8.5巻
(注意:このバージョンはボツにしたので、前文以外は読まない方がいいです、間もなく改訂版をうpするのでそっちを先に見てください)

wikiの方でCABさんに「恵子下品」とか書かれてそれは調整するとして、
あーゆー流れになるに至ったすっとこさんの妄想を第5話候補にしてみますた。
中荻過去話が意外に好評だったので、恵子の、てゆうか笹原兄妹の過去話です。
恵子が染まるきっかけ、笹をサルと呼ぶようになったきっかけなどをテーマにしています。
それぞれのエピソードをもう少し深く表現する必要があると思いますが、
初稿としてとりあえずうp。1ページ多いですが後で1ページ増やすか減らすかします。
ちなみに最初と最後は、ちょっとした伏線を盛るために現段階では表現が曖昧です。

個人的には中荻に並んで好みの妄想です。ぜひ書きたいんですが、正直踏み込みすぎの感が
否めません。というわけで感想きぼんぬ。
これから第1話のリライト。


部室棟の廊下を歩く恵子
現視研部室の扉を開く
誰もいない
ため息
メールを送信する
2扉
タイトル「かげろうにっきいち」

夕方、夜に近い、1ページ目と同じくらい
恵子「お兄ちゃんただいまー」恵子帰宅。黒髪。普通の女子中学生。
笹「よう恵子」「遅かったな」笹原はリビングで夕方のアニメを視聴中。
恵子「うん」「今日も部活動長引いたから!」
笹「そうか」「晩御飯どうする?」
恵子「食べる」「おなか減ったー」

料理を電子レンジでチンする。温まったところでもぐもぐと食べ始める。
恵子「今日パパとママは?」
アニメに見入っている笹に声をかける。
笹、視線も動かさずに答える。
笹「いつも通り」「先に寝てろってさ」
恵子「そう……」
笹「小遣い振り込んどいたってさ」
恵子「あっそ」
食べ終わる
恵子「ふぅ……」

恵子「ごちそうさま」「お兄ちゃんは?」
笹「これ見たら食べる」
恵子「あっそ」
画面を見る恵子
恵子(何が面白いんだか……)時計を見る
恵子(いっけない)(ドラマ始まっちゃう)
台所を出る恵子

自室のテレビでドラマを見る恵子
夕食を食べながらアニメを見る笹
食器を洗う
笹「さて……ゲームすっか」台所を出る


支度中笹
恵子「お兄ちゃんおっさきー」「鍵お願いね」出かける
笹「あいよ」「いってら」
鍵をかけて呑気に登校する笹

授業を受ける笹
真面目に授業を受けている
休み時間
周りの連中がグループを組んでいる中、一人で小説を読む笹
読んでいるのはライトノベル
窓の外側から見た教室、笹

恵子の学校
友達と話している
でも、塞ぎこみがち
ぼんやりしてる
10
恵子「え?」
生徒「だからさ」「コンパ出ない?」生徒はのっぺら顔、でも大人びた感じ
生徒「無理にとは言わないけど」
生徒「笹原、一度も参加した事無いじゃん?」
恵子「んー」「あたしそうゆうのちょっと苦手で……」
生徒「何言ってんの」「参加した事無いんでしょ?」
生徒「出てみなよー」「楽しいよー?」
生徒「カッコいいこイッパイ来るよー?」
恵子「えーと……」
11
生徒の後について行く恵子
繁華街
カラオケ屋
男達「よ」高校生DQN
12
男「お 新顔」「こんにちはー」
生徒「笹原ってゆーの」「笹原恵子」
恵子「こ こんにちは」
男「ケーコちゃん?」「かわいいねー」
恵子ギクッ、赤面
男「いきなり手ェだすなよ」
男「バーカ」
13
カラオケ中
みんな和気あいあい
恵子ドリンク飲みながら楽しそう(ふー)
生徒「恵子ー」「歌いなよー」
恵子「あ」「うん」
歌う
席につく
14
向かいの席の男が恵子を見ている
恵子気づく
目を逸らす
みんなで会話中
エロい話も少々
恵子興味津々、話しまくる
茶化されたり
15
カラオケ終了、宵の口
一人で歩く恵子
恵子「ふー」「楽しかったー」顔が赤い
恵子(お酒……初めて飲んだな)
(思ったよりはおいしかった)
(と言うよりジュースみたいだった)
てくてく歩く
ぽん、肩を叩かれる
男「よ」
恵子「あ」
男「ケーコちゃん」「ちょっとこっち来て」
手を引っ張る
恵子「あ」「あの」「ちょっと」
16
ラブホ入り口
恵子「え」「や」「嫌です」
男「いいじゃん」「入ろうよ」
恵子「嫌!」「嫌だったら!」
どつく
男がひるんだところで逃走
17
泣きながら走る恵子
自宅
扉を閉めて鍵をかける
電気はついている
落ち着く
18
階段を上る
廊下を歩く
笹の部屋の前
音が聞こえる
扉を開ける
恵子「お兄ちゃん?」
19
笹オナニー中
目が合う
時が止まる
笹「ばっバカ!」「急に開けるなよ!」
恵子静かに扉を閉める
20
自室に入る恵子
椅子に座る
考える
(つまりアレか)
(男ってのはあーゆー生き物で)
(それはお兄ちゃんも例外じゃなくて)
(そんでもってあたしは女で)
(男ってのはアタシみたいなのにも寄って来て)
(油断すると貪(むさぼ)られるわけか)
(そーゆーものなのか)
(そうは行くか)
21
生徒に声を話し掛けようとする恵子
「――ねぇ」
だんだん染まっていく恵子のカット
笹原のカットも1つくらい
22
荷物を持って家を出る笹
見送る恵子、ギャル化済み
笹「じゃ、これから4年間……多分」
恵子「ん」「部屋は物置にすっから」「帰ってこなくていいよ」
笹「お前なぁ……」
笹「うっせーサル」
ぐっ、何も言えない笹、出かける、振り向く
手を振って見送る恵子
23
家の遠景
時間がたった恵子
手には椎応大学の願書を持っている
笹の部屋の前
部屋に入る
ダンボールの上に「ゲーム」と書いてある
24
部屋のテーブルにスーファミとPSのソフトを並べて腕を組む恵子
ドラクエVに気づく
(花嫁?)
ゲームを始める
25
1ページ目の光景
メールが帰ってくる
見る
ため息
返信
帰り支度を始める恵子

おわり

第1話……

2006年04月02日 23時27分44秒 | げんしけん8.5巻
笹荻の付き合い始め話を「できるだけ甘々に」とか考えて書いてたら、
度を越して甘々になってしまい、どう見ても下手ッピな同人臭いです
本当にありがとうございましたな出来になってしまいました。
恥ずかしさの余りに死ぬかと思いました。
そこで4話と違い、別の意味で難産な第1話も先行公開するので、
このあと2ページでどうしたらいいかとか、そもそもここでやめておけとか
あったら教えて下さい。最終目的は、荻に「笹が好き」と言わせる事です。
みかんはこの際どうでもいいです。お知恵拝借。


(回想シーン、コマ外が黒い)
軽井沢のショッピングセンター、例のワンピースが展示されている
「おー これ かわいいじゃーん」
咲「よし!前祝いにプレゼントしてやるよ!」
荻「ええっ! そんな いいですよ!」
咲「遠慮すんなって」「ついでにあたしらもなんか買おうか?」
大野「いいですねー さっきの店でもいいものありましたしー」
2(扉)
タイトル「あなたのとなりに」
白糸の滝で記念撮影、カメラマンは朽木
笹原は横で見てる

回想終わり、その写真を見ながらニヤけるオギー
笹がスーツを着ながら出勤するとこ
笹「やっべー 遅れそうだよ」
荻「え、でもまだ大丈夫ですよね」
「ん」キスをする二人
荻「じゃ、行ってらっしゃい『あなた』」
笹「行ってくるよ、『千佳』」

布団の上で目を見開くオギー、真顔、当然髪下ろし
上半身を起こす、毛布は胸に当てている、肩は素肌
アップ
斜め後ろ背中からのカット、頭に手を当てるオギー、布団は当然ズリ落ちるが
背中からの絵なので胸はあまり見えません。叫ぶ「ああ~~~~!!」赤面
メール着信を知らせる携帯のLED点滅「ふぅ……」

メールを読むオギー、服装は裸Yシャツっぽい
笹原先輩[研修に行ってきます終わったらメールします]
飾ってある写真を横目で見る。
にへー、笑うオギー
椎応大学

登校するオギー
授業を受けるオギー

荻「高柳さん!」廊下で声をかけるオギー
ヤナ「……や?」振り向くヤナ、誰?って感じ
荻「お久しぶりです」「今日は大学に用事ですか?」
ヤナ「え」「あ」「うん」「ちょっと書類を取りに……ね」

荻「じゃ、部室に行くので失礼します」
ヤナ「……ん」
去るオギー、見送るヤナ
斑「や 久しぶりー」
ヤナ「うわ!」
ヤナ「な、なんだよ 仕事じゃないのかよ!」
斑「ああ 俺 昼メシはここでなんだ」
ヤナ「それより あれ」「あの(倍角)荻上さんだよな?」
斑「ん ああ」「そうだが……?」

ヤナ「い いやなんか 雰囲気えらく違くないか?」
斑「ああ…… それは」
斑「……彼氏できた からじゃねーかなー?」
ヤナ「ウッソマジ?」「誰?」
斑「それが…」背景は部室でニヤニヤしているオギー
10
部室にはオギー、斑目、咲、大野
オギーニヤニヤルンルンしながら原稿描いている
呆れて見つめる3人
オギー気づく
荻「な」「なんですか」「みんなで」
咲「いや」「今日は一段と」「重症だなーって」呆れ顔
荻「え」「何か変でした?」赤面してマジ聞きするオギー
11
斑「……春日部さん」
咲「え?」
斑「……俺たちの気持ちがわかったでしょ?」
咲「え」「えー」「うーん……」
咲(ごめん)斑(いやそうゆうつもりじゃ)
12
荻「えー でもそんなに変わってはないと」「私は思うんですけど……」チャ(←着信音)
メールを見るオギー
(!)(!)(!)次のコマで驚く3人
ヒソヒソ会話
大野(今の見ましたか?)(つーか見えました?)
咲(見た!)(てゆうか見えなかった!)
斑目(神だ 神の動きだ!)
部室を出る荻「えー」「じゃちょっと」「失礼します」
13
バタン、扉が閉まる、見送る3人
咲「いや……合宿でさ」
斑目「ん?」
咲「オギー変わるって言ったけどさ」
大野「ええ……」
咲「……変わりすぎだろ……」苦笑
斑目大野「……」
14
荻「笹原先輩いっらっしゃい」「お疲れ様でした」
笹「こんにちは」クン「ん いいにおい」「カレー?」
荻「ええ……」「まぁ……」
笹「毎回頑張ってるね」
荻「ええ せっかくだから」「これを機会に料理も覚えようかと……」「まずは煮物からで……」
キッチンに「はじめての料理」とか本が置いてある
笹「そういえばこないだは肉じゃがだったね」「俺も家庭科で作ったことあるよ」
荻「私もそれ以来ですよ……」
15
笹「はいじゃ これ」「頼まれたマンガとお惣菜と牛乳」
荻「あ ありがとうございます」
笹「それから…… こんなのも買ってきたけど」チューハイ缶とカクテル缶
荻「……お酒……ですか……」
笹「どーする?」「飲まないなら持って帰るけど……」
荻「笹原先輩が飲むなら……」
16
荻「研修はどうでした?」
笹「ん」「さすがにもう慣れたけど」「マンガを作るのがあんなに大変とは思わなかったよ」(スーツを脱ぐ笹)
(スーツを無造作に置く笹)
荻「あ ダメですよ笹原さん」
笹「え?」
荻「スーツがしわになります」「そこのハンガーにかけて下さい」
笹「あ」「は はい」
ちゃんとする笹
17
オギーハウス
笹「ごちそうさまでした」「おいしかったです」
荻「……そうですか?」(赤面)
笹「じゃ そろそろテレビ始まるから」「急いで洗っちゃおうね」
荻「よろしくお願いします」
笹「先にやってる?」お酒を見せる
荻「いえ」「ご一緒に」
18
例の部屋でソファーに座ってテレビを見てる
手にはお酒
ほんのり顔が赤い
チャーチャチャーラー
笹「ん? 俺だ」
発信者・恵子
糸目になる笹
とっとと返事をする
19
荻「どうしました?」
笹「いや」「恵子から」「今夜泊まらせてくれって」
荻「え」「どうするんですか?」
笹「勝手にさせるよ」「合鍵も布団もあるんだから」ピ 送信
笹「お待たせ」チャーチャチャーラー(早!)
携帯を見直す笹
笹「帰るってさ」
荻「そうですか;」
20
終わったみたい
荻「さ どうします?」
笹「その前にさ荻上さん」「ちょっと頼みがあるんだけど」強気笑顔
荻「え?」
笹「今の映画のセリフの1つをさ」「ちょっと言って貰いたいんだけど」
荻「は?」「え?」「…………」「!」
笹「そう」「それ」「やっぱりさ」「聞きたいんだよね……」
21
荻「……本気ですか?」
笹「うん」
荻「……ベッタベタですよ?」
笹「そうだね」
荻「……わかりました」「やりましょう」
準備するオギー
期待大の笹原
荻「えー」
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荻「荻上千佳は笹原完士を愛しています。世界中の誰よりも。」(凄ぇ嫌そうに)
感極まっている笹
口の端がちょっと歪んでる
それを見て、
座布団を手に持つオギー
座布団で笹を叩きまくるオギー
笹(わはー)
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